着物の弱点と美点 / 紅葉がかった紅葉文様の小紋にれえすの花の栗鼠の刺繍帯
着物の弱点はなんといっても着脱ができないところにあります。重ね着という形態をもつ装束の中の小袖の形式昇格が着物となっているのですが、帯をして帯あげ帯〆で形を整えることによって簡単に脱ぐことはできません。...
View Article知花花織の木綿の半幅帯 / 着物生活の装い
着物生活の装いをチラッと。(着崩れはお見逃しくださいませ…) 藍地に朱色の絣の結城縮の単衣に知花花織の半幅帯知花花織は経糸の浮き織の経浮花織(たてうきはなおり)が特徴。経糸は浮き糸と地糸を別々に巻き取るため、緒巻きは2組。浮き糸を通した綜絖を持ち上げながら図案通りに織あげます。そのために一般的な琉球でつかわれる織機とは異なって、緒巻きと剣先が2組の構造になっています。...
View Article「三百年がはぐくんだ服飾美」at 共立女子大学博物館 開会式•オープニングレセプション•内覧会
共立女子大学は女性の自主性と自立を志して1886年(明治19年)に設立されました。以来、長年に渡って、教育の資料としてだけでなく、研究資料として幅広くさまざまな服飾品や工芸品を収集されています。それらがいよいよ、創立130年を記念し「共立女子大学博物館」が設立され、一般に公開されることとなりました♪2016年10月10日(月) 開館です。...
View Articleブログデザインを衣更え
秋らしい爽やかなお天気です♪ ブログのデザインを秋らしく衣更えいたしました 北海道や青森ではすでに紅葉が見頃を迎えているところもあるそうです。 美しい紅葉をみることができる条件は、昼夜の寒暖差があること、葉がいっぱいの日光を浴びていること、そして適度な湿度があること。...
View Articleアンティークの羽裏地のリメイク帯 / 藍地の単衣紬に茜空に雀の帯
天気予報は曇りだったのですが、あまりに重たい空だったので雨支度をして出掛けました。最高気温は20℃を切っていますので、袷でも良かったのですが、移動で歩くことが予想されたのと、雨コートを着ると蒸れるので単衣の紬です。単衣ですが真綿系の紬なので着て歩けばソコソコ暑く汗もかくのです。でも見た目は自然に秋らしく♪ 【10月13日の装い】東京◇曇り(湿度63%) / 最低気温16℃ 最高気温18℃...
View Article藍瓶と蒅 藍建てと藍染め体験 at 綾の手紬染織工房 / 2016年5月 宮崎の旅 その7
綾町へ♪ 照葉大吊橋と綾城 / 2016年5月 宮崎の旅 その6 のつづきです (^_^)/...
View Article知念紅型研究所の知念貞男の藍型小紋に読谷山花織の帯
琉球染織の中で唯一の染めは紅型です。藍型は紅型のひとつ。琉球藍の藍甕に浸染で染められたものです。常夏の国でつくられる紅型の型紙の意匠には季節感はなく、本土の染織への憧れが反映されているといわれています。 【10月15日の装い】東京◇晴れ(湿度47%) / 最低気温12℃ 最高気温23℃...
View Article天然灰汁と仕込み 藍建てと藍染め体験 at 綾の手紬染織工房 / 2016年5月宮崎の旅 その8
藍瓶と蒅 藍建てと藍染め体験 at 綾の手紬染織工房 / 2016年5月 宮崎の旅 その7 のつづき(^_^)/ 藍瓶にいれた阿波藍の蒅(すくも)を砕いて細かくしているところ。藍瓶におさまっているこの構図が面白い〜。 綾の照葉樹林の樫の木の灰と綾の水でつくった灰汁をつかいます。この灰汁はじつは暖かいのです(+_+)これを藍瓶へ投入...
View Article「母衣への回帰 〜 志村ふくみ 〜」展 at 世田谷美術館 / 美しいキモノ読者特別鑑賞会
「母衣への回帰 〜 志村ふくみ 〜」展が世田谷美術館にて開催中( 〜11月6日まで)早春の京都、GWの沖縄と巡回していた展覧会ですが、満を持して東京での開催です。この世田谷美術館でのみの新作も展示されているのも見どころのひとつとなっています。 私がはじめて...
View Article着物エンドユーザーだからできること
着物を着ることが多くの日本人にとって特別なことになりつつありますが、着物生活をしているものにとっては、当たり前のことであり、さまざまな境遇や立場で意図や用途に応じた着物を着ることになります。そうしたシチュエーションに応じた装いを選ぶというのがおしゃれの醍醐味というか、着物生活をする上での何よりの楽しみでもあります。...
View Article松枝忍 作品展 「秋に楽しむ和のエスプリ」at 日本橋三越 / 蘇鉄柄の泥大島に瓢箪に雀の刺繍帯
秋の展示会巡り @@;;取り急ぎ、お待ちかねの方が多いこちらをご紹介します。 「きものカンタービレ♪」ではお馴染みの古布コラージュのバッグ。お問い合わせが一番多いのはこちらのバッグについてかも。松枝忍先生の初期の作品。 松枝忍先生の作品展が「秋に楽しむ和のエスプリ」日本橋三越 新館8Fにて開催中。本日が初日でした(〜25日まで)...
View ArticleGalaxy Studio at KITTE / 草木染めの創作絣紬に栗の描かれた染め帯
一昨日も、昨日も、今日も、呉服屋+展示会巡り@@;;昨夜は美術展の内覧会へ。近々レポいたします。レポがドンドン溜る…(゚_゚i) スマートフォンの最新機種「Galaxy S7edge」のテーマパークが KITTE のアトリウムにできていました♪ (〜11月13日まで)美人のお姉さんにお声がけされ、ちょっと体験してみることに。 Galaxy...
View Article百貨店で眼を肥やす /「小倉貞右•隆 」「四代 龍村平蔵 襲名10周年」展 at 日本橋髙島屋
展示会シーズンの秋です。きものが好きな人は、まずは様々なきものがみたいと思います。ですが呉服屋さんや展示会でみせてもらうと、中々手ぶらでは帰りづらい…。わかります…。 良いものほどであればあるほど、お安いものではありませんし、きものを長く大切に楽しんで着るからこそ、私は即決では買わないほうが良いと思っています。それを売らんがために「今日だけ…」などといって電卓を叩くようなところは信用しません。...
View Articleきもので回転寿司 / 板チョコ絣紬に洛風林の鹿文様のすくい織の帯
きもので回転寿司。アミューズメントパークのようでウキウキ♡子供と同じノリというか、子供たちよりも大人が楽しんだような気がする…^^; 北陸のお魚といったら、「のどぐろ」のどぐろは、ヅケと炙りもあり三種類の食べ方が楽しめます。私は炙りが好み♪...
View Article綾町の竹と伊是名島のもずく at 綾の手紬染織工房 / 2016年5月 宮崎の旅 その9
天然灰汁と仕込み 藍建てと藍染め体験 at 綾の手紬染織工房 / 2016年5月宮崎の旅 その8 のつづきです(^_^)/ 藍の仕込みが終わったところで、ランチです♪ 流し素麺が黒い!?沖縄の伊是名島の早摘みもずくです。もずくの新芽なのです♡柔らかくてぷりっとした歯ごたえのもずく。ミネラルがたっぷり〜。...
View Article建具もプリントの時代に、本物でつくり本物を探す…。
コストを削減し量産化されたものが主流になることによって、本物がなくなる…というのは、着物だけではありません。 建具がまさにそうです。...
View Articleどこにでも着ていける着物と、ちょっとしたパーティー
染めの着物には、色と文様、紋のあるなしで格があり、それぞれに名称がついています。留袖、振袖、訪問着、付けさげ、色無地、小紋など。さらに、友禅や型染め、刺繍、箔、絞りなどの技法によっても違いがあります。織りの着物にも、装束でつかわれる二陪織物や唐織から、御召、生糸の織物、紬まで様々なものがあります。 そして、そのときの境遇や立場で意図や用途に応じた着物を着ることになります。...
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