着物生活をしていると、日常では単衣の着物で過ごすことが多くなります。なぜなら、簡単に着脱ができないからです。着物は元々は重ね着という形式をもつ装束の下着であった小袖が形式昇格したもの。それに帯をして帯あげ、帯〆をし着付で形をつくり着姿を整えます。暑くて汗をかいたからといって脱ぐというわけにはいかないので、見た目に寒々しさがない単衣の紬は真冬でも着ることがあります。
20年前ぐらいに爆発的に流行ったパシュミナストール。
コンパクトに畳んでバッグにいれておけるので、流行が去った今でも重宝しています。使い勝手の良いもの、気に入ったものは流行にとらわれずつかいます。なので自分の好きなものが流行りすぎることは複雑だったりもするのです^^; ← でもよくある。
最高気温が20℃をきっても単衣だったのは、薬膳鍋を食す会だったから♪
【10月24日の装い】東京◇晴れ(湿度49%) / 最低気温12℃ 最高気温19℃
藍地の幾何学模様の絣の単衣紬にれえすの花の刺繍帯をコーディネート
お太鼓の葛籠文様がピッタリあっていました。
帯あげ、帯〆は龍工房
帯とバッグはまるでお揃いのようですが、偶然です。バッグは松枝忍の古布コラージュの籠バッグ。
【10月21日の装い】東京◇晴れ(湿度55%) / 最低気温16℃ 最高気温21℃
パルメッド文様の本塩沢とれえすの花の竹に雀の帯をコーディネート
湿度もあり袷で動き回るとまだまだ汗ばむ感じです。
帯あげは京都きねや、帯〆は龍工房
この日は、日傘も竹に雀でした
日傘はKOMON HIROSE × 前原光栄商店。制作は京都の小野内商店
緑に竹に雀…、とくに意識していなくとも、自然と増えてしまう。好きなものってそういうものですよね♡