「大江戸と洛中 〜アジアの中の都市景観〜」展 at 江戸東京博物館
「大江戸と洛中 ~アジアの中の都市景観~」展(~5月11日まで) の内覧会へ 江戸東京博物館の20周年記念特別展の殿(しんがり)は、江戸と京都の都市設計を 対比しつつアジアの都市としてグローバルな視点で考察するという展覧会。 地図、建物の見取り図、都市の構成要素となった様々なものが展示されています。 「十二都市図世界図屏風」 17世紀初頭の地図を参考に制作されたもの。...
View Article大井川葛布のパラソル / 花兎文様の大島紬に洛風林の八寸の帯
大井川葛布の日傘ができてきましたヾ(@°▽°@)ノ 古代の日本では野山に自生する植物から繊維を取り出して布を織っていました。 これを古代布といいます。葛布、藤布、科布です。 葛布は繊維を撚らず、経糸には綿や絹をつかって織られます。 喜如嘉の芭蕉布と自然布ツアーを取り仕切ってくださった大井川葛布の 村井良子先生の袴地に一目惚れ(〃∇〃)→琉球染織巡りの旅まとめリンク☆...
View Article菜の花と桜のお花見 / 花文様の白大島紬に紅梅色の首里花織の帯、枝垂桜の道行
東京の桜はあっという間に満開になりました。 そして昨夜からの雨で散ってしまいそうです 菜の花が咲く頃に停滞する春雨前線を菜種梅雨といいます。 この時季の雨は豪雨ではないもののシトシトと濡れる雨が多いのです(ノ_・。) 雨で桜が散ってしまう前に、菜の花と桜のお花見 天を仰げば桜 見渡せば一面の菜の花 春爛漫です 青空ですとさらに対比が美しいのでしょうけれど、この日は花曇りでした。...
View Article杜若香 名香「楊貴妃」を聞く at 衣紋道高倉流東京道場
衣紋道高倉流東京道場での杜若香 高倉流宗会頭の仙石宗久先生と有職文化研究所の橋本麻子さまと から衣き つつなれにし 妻しあれば はるばるきぬる 旅しぞ思ふ 在原業平 今回のお香席は、香を聞きあてるのではなく香を楽しむのが本旨。というのも…。 六十一種名香の楊貴妃が出香されたのです\(゜□゜)/ 仙石先生は勅銘香(天皇が銘をつけられたもの)を18種類お持ちでいらっしゃいます。...
View Article皇居の桜のお花見 乾通りの一般公開 at 皇居 坂下門〜乾門
天皇陛下の傘寿のお祝いを記念して、皇居の乾通りが一般公開されました。 乾通りは皇居南側の坂下門から北側の乾門までの約750mの並木道です。 桜の時季の一般公開は今回がはじめてとのこと。 坂下門前から入れるとのことだったのですが、大~きく迂回して二重橋のほうから 回ってくださいとのこと…(゚_゚i) 皇居正門(江戸城西の丸大手門)と正門石橋。...
View Article雑事抄から学ぶ「夏扇」etc… at 有職文化研究所
有職文化研究所主催による「雑事抄を中心に宮廷装束を見る」勉強会へ 『装束雑事抄』とは、衣紋道の家である高倉家に伝わる装束に関するアレコレを 記した古文書のことです。高倉流宗会頭の仙石宗久先生が事細かく読み解き ご説明くださいます。どんなことを学んだのかチラッとだけご紹介φ(.. ) ●「夏扇」のこと。 旧暦4月2番目の酉の日に行なわれていた葵祭。(現在は5月15日)...
View Articleチューリップと桜のお花見 / 久米島紬に土筆とヒヨコの刺繍帯に蛇の目傘
桜が咲く頃、陽気が定まらず一時的に冷え込むことを「花冷え」といいますが、 昨日は冷え込みました。とっても寒かったですね(・_・;) 関東地方は雷と突風及び降ひょう注意報が発令され、突然大雨が降ったり、 お花見には今ひとつ残念な日和でした。桜も散ってしまったかな 羽織は桜の咲く頃までといわれますが、羽織を着ていても寒いぐらい 羽織の上にさらに雨コートを着ています。...
View Articleお茶のお稽古 / 大城カメの琉球絣に蛇の目傘に桜吹雪文様の帯
お茶のお稽古へ 枝垂れ桜が満開でした 京釜師、吉羽興兵衛の桜の花筏の透木釜に村瀬治兵衛の桜の花びらの炉ぶち 床のお花は鯛釣草 桜尽くしのお道具 一二三之式、茶通箱付き花月、淡々斎お好みの徒然棚で薄茶総飾りのお稽古 【4月7日の装い】東京近郊◇晴れ / 最低気温5℃ 最高気温16℃ 大城カメのティージクンピーマ(拳骨)模様の琉球絣。染料は福木と琉球藍です。...
View Article入学式のきもの
入学式シーズンですね。 桜の花びらが舞う中で新しい人生がはじまるというのは良いものです 入学式に着るきものについて、ご相談をいただくことがあるのですが、当世の入学式事情 というものは、地域や学校によって違うものでしょうし、正直よくわかりません…(^_^;) 周囲から浮きたくないというのであれば、お洋服のほうが無難なのかもしれませんが、...
View Article森口邦彦先生デザインによる、三越のあたらしい紙袋
日本ではじめてのデパートは三越だといわれています。※諸説あり 日露戦争真っ直中の1904年(明治37年)12月20日、三越呉服店は顧客宛に 書状を発送しました。 「米国に行はるるデパートメント・ストーアの一部を実現致すべく候」 これはデパートメントストア宣言といわれ、この翌日より三越は百貨店となりました。 それから、110年が経った2014年の春...
View Articleガラスのお店「マーブル•イン•ザ•ポケット」
さまざまなガラス工芸作家の作品を扱っているWEBショップ「マーブル•イン•ザ•ポケット」 只今、期間限定の実店舗販売の展示会が開催中(~4月13日まで) 主宰のガラス作家の小上馬香織さん。 きもの愛好家ならではの視点で、きもので装うガラスの小物をつくっています。 こちらはガラスの簪 出っ張らないようにつくられた帯留 組み合わせ次第でコーディネートの幅が広がるタイプもあります。...
View Article東京手描き友禅作家の稲木久先生の作品展 at 日本橋三越
日本橋三越の特撰呉服売り場に立ち寄ると、日本工芸展でよくお会いする稲木久先生の 展示会が開催中でした。(~4月8日まで) ※会期終了してます。ごめんなさい! 赤富士が描かれた黒留袖。こんな大胆な意匠も手がけられるとはビックリ\(゜□゜)/ 稲木先生は東京手描き友禅作家。分業ではなくデザインから蒸しまで一貫性です。 蒸しの工程までされる作家さんは少ないですが、ご自分で蒸し場をつくったそう。...
View Article仁和寺の御室桜 / 染織文化講座 悉皆講座記録寄稿&今後の予定
東京の桜は散ってしまい葉桜へ。樹々が芽吹き新緑が眩しい季節になりつつあります。 京の春の最後を彩る仁和寺の御室桜はこの週末、満開だそうです 樹齢360年を超える御室桜は衰えつつあり、株分けや接つ木も難しいことから、 仁和寺は住友林業と共にクローン技術の開発に取り組まれていました。 そして、今年はじめてクローンの苗木に花が咲いたのだそうです。...
View Articleさくら文様がドレスコードのさくらのお茶会 at 有職文化研究所
ソメイヨシノは葉桜の様相をみせていますが、さくらも色々 有職文化研究所のさくらのお茶会へお招きいただきました。 さくらの文様かさくらの花びら、ハート柄を身につけることがドレスコードです こちらにはソメイヨシノの他に樹齢80年になるオオシマザクラとコシノザクラがあります。 オオシマザクラとコシノザクラは先に葉が芽吹き、花はソメイヨシノよりも少し遅咲き。...
View Articleお茶のお稽古 / テラコッタ色の信州紬に帯屋捨松のスウェーデン裂文の八寸帯
廻り炭の巴半田、はじめてつくりました。 意外と美しくつくれたような…。ビギナーズラック(・_・;)? 初炭所望と廻り炭の炭。 来週は五事式の茶事。あああ、もう炉の季節が過ぎてしまう…(*_*) 鯛釣草が可愛らしい 【4月14日の装い】東京近郊◇晴れ / 最低気温11℃ 最高気温17℃ テラコッタ色の信州紬に帯屋捨松のスウェーデン裂文の八寸帯。...
View Article東京での初レクチャー講師をします! / ぬぬぬパナパナのぬぬ展
今年の1月、琉球染織巡りの旅にでかけました。 まとめリンクはこちら☆ 古代織産地連絡会のツアーの後、「ぬぬぬパナパナ」主宰の浦令子さんにお世話になり、 そのご恩返しといっては何ですが、お役に立ちたいと申し出たのは、大変なの!とお聞きして いた窓拭きのお手伝い、だったのに…、広いお屋敷の大きな窓拭きには私の背が足りない?...
View Article第54回 東日本伝統工芸展 at 日本橋三越
日本橋三越にて開催中の第54回東日本工芸展へ 三越本館正面入口には、この三越の新しい紙袋のデザインのベースとなった訪問着、 森口邦彦先生の第60回日本伝統工芸展出品作「白地位相割付文 実り」が展示されています。 東日本伝統工芸展は、三越新館の7階が会場。 関東、甲信越、東北、北海道に在住の作家を対象に毎年開催されている公募展です。...
View Article茜染の木綿のきものに春の草花とヒヨコの刺繍の帯
昨日はコーディネート覚書を書かないうちにあげてしまったので別記事でφ(.. ) 【4月17日の装い】東京◇晴れ / 最低気温22℃ 最高気温14℃ 草紫堂の茜染の木綿のきものにれえすの花の春の草花とひよこの帯をコーディネート。 こちらの南部茜染は木綿の絞り。 胴裏と八掛は着やすいように絹のものをつかっています。 絞りでつくられるこの幾何学文様。どことなくオリエンタルな感じがします。...
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