「ガラクタ•お宝 展示会」at 栗山工房 〜 奥嵯峨の平野屋
そ京都高雄にある栗山工房の「お宝•ガラクタ 展示会」へ 世界中から集められた布や古裂、型染めや型紙を虫干し兼ねて展示されるということで伺いました♪ インドのサリー、インドネシアのバティック、バリ島のバティック、そして南米の民族衣裳とさまざま。二代目栗山吉三郎先生と 型染めの道具となる、木版や銅板も。...
View Article上巳の節句
3月3日は雛祭り。上巳の節句です リアルお雛様 古来の日本は左上位でした。「天子南面に座す」という言葉があります。天から認められた統治者である天子(すなわち皇帝、天皇)は不動の北極星を背にして南を向いて座るのが良しという意味です。そして天子からみると太陽は左の東から昇り右の西へ沈むことから、左上右下とされ、左上位の考え方となりました。これは、着物の着付けの「右前」にも生きています。...
View Article桃の節句の装い / 小宮康孝の紅梅色の江戸小紋に知念紅型研究所の梅桜川の紅型帯
今年の上巳の節句は桃の節句ともいいます。なので桃色でコーディネートしてみました♪ 【3月3日の装い】東京◇晴れ(湿度31% 小春日和) / 最低気温4℃ 最高気温16℃...
View Article北野天満宮の梅見へ♪
先週の京都の旅のつづきです。栗山工房できもの学会の諸先輩方と再会しご一緒に北野天満宮へ 寛平の治を支えた菅原道真が祀られています。藤原時平の讒言によって太宰府に左遷され都へ戻ることなく没してしまいますが、その後天変地異がつづいたことにより朝廷に祟りをなしているとされ畏怖され、天満大自在天神として祀られました。学問の神さまとして信仰されています。 「東風吹かば 匂いをこせよ 梅の花 主なしとて...
View Article病院と呉服屋の選び方は似ている。なぜなら着物は長いお付き合いだから…。
体調が悪くて病院へいこうと思っても、内科でも呼吸器なのか循環器なのか、それとも外科なのか、どこへいったらいいかわからない…ということ、きっとあるかと思います。大きな病院のほうが安心?、検査してもらうなら大学病院?とか、考えます。でも大学病院や大きな病院へいくのは時間も体力もいるので面倒だったりします。医者の家に生まれ育ち周りは医者だらけの私でも病院はかなり苦手です。...
View Article行きつけの呉服屋さん
「行きつけの呉服屋さんを教えてください」というご質問をいただいておりますが…、ブログに書いてあること以外のお答えは控えさせていただきます。ごめんなさいm(_ _ )m 以前は軽くお答えしていたこともありますが、執拗にプライベートなことを探りたがる方がいらっしゃり、それに対してプライベートなことを自慢げ?に話してしまう呉服屋さん、悉皆屋さん、仕立て屋さんがいらしたので、改悟いたしました。...
View Article銀座奥野ビルへ♪
銀座の奥野ビルへ♪ なんとも趣のある建物。まるでヨーロッパのよう。そして各お部屋がギャラリーになっています。 昭和初期に建てられたという銀座では一番古いビルで、エレベーターは手動式です。外側の扉と内側の柵を閉めないと動かない仕組みになっているので、誰かが閉め忘れるとこない@@; エレベーターガールはこの為に必要だったのか!と思いあたりました。 4階「瀬川敦子 篆刻展 〜常世の記憶Ⅳ 〜」(〜...
View Article深石美穂の変り井桁絣の川平織の紬に染めもの中野のヤンバルクイナの帯と松葉模様の羽織
体調が悪いと顕著に着心地の良いものに手がのびる…。 【3月10日の装い】東京◇晴れ(湿度29% 花粉多し) / 最低気温3℃ 最高気温15℃...
View Articleぎをん齋藤「第27回 京を楽しむきもの展」at 武原ビル
ぎをん齋藤の「第27回 京を楽しむきもの展」へ♪ ぎをん齋藤の7代目店主の齋藤貞一郎さんは古裂蒐集家であり研究家でいらっしゃいます。そして、その審美眼から選ばれた古裂を切り付けし繍いが施された作品が今回のテーマ。古裂独特の深みをとても上手くつかっていらっしゃいました。そしてコストパフォーマンスも素晴らしい。ここに丸1日いても飽きることはない(^_^;)...
View Article銀のボンボニエール
「ボンボニエール」とは、フランス語でボンボン(砂糖菓子)を入れる小さな器のこと。宮中では明治時代から慶事の祝宴の記念品として招待された人々への贈り物となっています。中身は金平糖。なぜフランス語なのかというと、明治時代の宮中での外国語はフランス語が公用語だったからのようです。...
View Article大相撲に注目「世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団」
19年ぶりの日本人力士の横綱誕生に沸く大相撲日本の民族衣裳である着物も、日本の国技である相撲も、どちらも たくさんの人に興味をもっていただき、末永く伝承されることを願っておりますので、今の相撲人気は心から嬉しい♡...
View Article犬の染めもの屋さん
京都ゑり正の手描き友禅の縮緬地トートバッグ。犬の染めもの屋さんが描かれています。反物に伸子張りはされていませんが、刷毛づかいとか可愛い♡ ☆..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆...
View Article十二単の変遷と汗衫 / 衣紋道高倉流の上巳の節句
衣紋道高倉流たかくら会の上巳の節句 小袖が着物となったように、十二単(五衣唐衣裳)も時代によって着る人も用途も着装方法も変化しています。高倉流宗会頭の仙石宗久先生の教えは明瞭でわかりやすい♪ 左は江戸時代の十二単、右は現代の宮中での十二単の着装です。...
View Article動かない力織機
日本全国の染織産地巡りで、動いていないたくさんの力織機を目にしています。場所もとり元手もかかっていそうなたくさんの力織機…。一昔前のように需要がないからなのでしょうけれど、長浜や秩父では、今は動かせる人がいない…というお話もお聞きしました。...
View Articleコンパスフラワー / 紫木蓮の染め帯
蕾が北を向いてつけることからコンパスフラワーといわれる木蓮。樹に咲く蓮に似た花だから木蓮というのがその名の由来です。木蓮は恐竜がいた1億年前の地層から化石が発見される世界最古の花。遥か昔から旅人の行手を示してくれたのかもしれません。 臙脂色の唐草文様の紬に紫木蓮が描かれた塩瀬の染め帯帯あげは桜文様の絞り。チラッと気持ちだけの先取りです。...
View Article今年の桜 / 墨で描かれた桜の樹の染め帯
今年の東京の桜の開花予想は3月24日、満開は4月1日頃になるそうです さて「着物のオシャレは季節は先取りが良い」といわれます。具体的には、枝付の具象的な桜の花が描かれたものは桜の開花前に、桜が満開の時期は桜と競わず桜の模様は避け、桜が散りだしたら名残惜しみつつ桜の花びらの意匠を纏うのが日本人の美徳とされます。...
View Article枯れ木に花を咲かせましょう〜♪
アンティークの羽裏地をつかった、松枝忍の古布コラージュバッグ。かなりの数をコレクションしておりますが、これは15年前ぐらいの初期の作品。 昔は羽裏地にたくさんのバリエーションがあり、物語の題材が染められたものが多くみられます。松枝忍の作品は、古布を切り嵌めし漆と膠をつかった特殊な溶剤をつかって籠にコラージュしています。...
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