19年ぶりの日本人力士の横綱誕生に沸く大相撲
日本の民族衣裳である着物も、日本の国技である相撲も、どちらも たくさんの人に興味をもっていただき、末永く伝承されることを願っておりますので、今の相撲人気は心から嬉しい♡
そしてこのところ急速にメディアからの相撲関連のお問い合わせが増えています。事前に企画書をいただき、番組の趣旨と「きものカンタービレ♪」の意志が合うもののみ、ご協力させていただいております。
さて、私が相撲観戦で注目しているのは、取組というよりも装束。国技館での観戦中、カメラのディスプレイには、行司か、力士のお尻と又ばかりがドアップで写っているので「この女、もしや変態…!?」と思われているかもしれませんが、撮影しているのは、力士が土俵の上で只ひとつ纏うものである「廻し」です。十両以上の力士が本場所でつかう廻しを「締め込み」といいます。
これに注目してくれた番組がありました!! キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
テレビ朝日「世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団」< 3月11日O.A >
日本人も知らないニッポンのスゴイところを外国人の目線を通して新発見する番組。海外から専門家の視察団が来て日本の大相撲を徹底的視察し、その中で、力士を支える廻しづくりの現場も視察して紹介するとのこと。
取材先はこちら。長浜にある京都西陣「おび弘」の山門工場
やはりこの方が取材されていました。締め込み織司の中川正信さんです。
そして、広報を担当されているおび弘の池口奈津子さん。
締め込みは千秋楽が終わってから後援会から問屋さんを通じて注文が入り、そこから糸を染めて、次の場所までに一気に織られます。なので、千秋楽が終わらないと次の注文が入るかどうかはわからず、誰が締めるのかも把握できていないというお話を以前に伺いました。
※上記写真。テレビ朝日「世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団」より
:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:- きものカンタービレ♪ :-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-
2年前に池口奈津子さんのご案内で、山門工場へ伺ったときに、締め込みの手織り織機での試し織をさせていただきました。筬打をする框(かまち)は約40kgもあり私の力では四苦八苦(汗
経糸は30,140本。筬の羽に細い経糸が2本通っている繻子羽二重なので15070本×2。組織は5枚繻子です。緯糸は4種類の糸を21本撚りあわせたものがつかわれます。
締め込みの巾は2尺(約76cm)。長さは大体20尺(約7m~10m)ぐらい。
手織りで織られたおび弘のものはこの金の線が目印となります。
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こちらです。
この手織りの証となる金の線を、いつも観戦中に探しているのです。こうして大きなメディアでも注目されて、変態のように力士のお尻を撮影していた甲斐がございました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
我が家にはテレビというものがないので、果たしてO.Aでつかわれたのかどうかもわからなかったのですが、番組を観ていた方から教えていただき、画像提供までいただきました。ありがとうございました♡
さて、大坂場所がはじまりました。いきなり大波乱のようですが。。。
そして、私、生まれてはじめて大坂場所へ参ります♡
また行司装束と力士のお尻ばかり注目しているかもしれませんが、変態ではございませんので〜^^;
それまでに、体調を戻さなくっちゃー。
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