先週の京都の旅のつづきです。
栗山工房できもの学会の諸先輩方と再会しご一緒に北野天満宮へ
寛平の治を支えた菅原道真が祀られています。
藤原時平の讒言によって太宰府に左遷され都へ戻ることなく没してしまいますが、その後天変地異がつづいたことにより朝廷に祟りをなしているとされ畏怖され、天満大自在天神として祀られました。学問の神さまとして信仰されています。
「東風吹かば 匂いをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」
京で菅原道真が愛でた梅は太宰府まで飛んでいきその地に根をおろしたと飛梅伝説となっています。
この日(2月26日)の梅の花は6分咲きといったところだったでしょうか。
重要無形文化財の三光門。『天満宮』の勅額は後西天皇御宸筆によるもの。
天神さまのおつかいとされる臥牛はつるつるになっていました。
北野天満宮では「宝刀展 Ⅳ 鬼神像」展が開催中( 〜 3月下旬まで)
重要文化財に指定されている平安期の日本刀 安綱( 鬼切丸 / 髭切 )が展示されています。酒呑童子退治のときに、渡辺綱がこの刀で鬼の腕を切り落としたことから鬼切といわれています。最上家に伝来していたものが北野天満宮に奉納されたもの。
日本刀好きというのは圧倒的に年配の男性層がしめていて、刀剣の勉強会などで女性と一緒になる事は、ほとんどなかったのですが「刀剣乱舞」というゲームの影響で急速に若い女性が増えました。さて、このブームを一過性のものとするか、それともさらなる刀剣の魅力を伝承していけるのか。マニアックなものになるとその先人は保守的で閉鎖的な人が多いようにも思いますが、自分の世界はトコトン突き詰めたその上で、広く門戸を開いたほうが、ニッチな世界の未来が開けると思います。そして情報は多いほうがいい♡
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