蔦模様の本塩沢の単衣に鳴子に稲穂と雀の織なごや帯
きものは着脱ができないので、温度調節ができる重ね着スタイルが便利です。 公家の重ね着スタイルは季節のある日本にあった服飾様式ということでしょう。 自分の体感では、4月と10月は単衣、5月と9月は透けない薄物か単衣、6月~8月薄物、 11月~3月まで単衣か袷といった感じでしょうか…。 きもの生活では単衣が大活躍します。 きものを着て快適に過ごすには、その日の気温と陽射しにあわせるのが何より。...
View Article「輝ける金と銀 〜琳派から加山又造まで〜」内覧会 at 山種美術館
この秋は楽しみにしている展覧会が目白押し 着眼点が面白い企画が増えていますが、こちらもそのひとつ。 「輝ける金と銀 ~琳派から加山又造まで~」 山種美術館にて開催中(~11月16日まで) 金と銀をつかった日本画の表現に着目した特別展です。 箔、砂子、金泥といった装飾技法による金銀づかいはギラギラせず鈍い光に品格があります。 思いがけないところにもつかわれていたり…。...
View Articleきものでは行かないところ
きものでは行かないところ 病院での診察と射撃場でしょうか。 久しぶりの洋装?でした。 このフォームはなっておりませんが、何とか技能試験はクリア*\(^o^)/* 日本は銃刀法により、自分の銃以外のものは撃つことができません。 私の愛銃はミロク クレー射撃とは、空中に飛ばしたクレーといわれる素焼きのお皿を散弾銃で打ち抜くスポーツ。...
View Article「民芸の秋」な装い / 染織文化講座「江戸友禅 を描く」金彩加工 実技講習
ザ・昭和なテイストですが、民芸調は大好きです 昭和50年代には民芸調のきものや帯が大流行していましたが、最近はまずみかけません。 家の中用のきものにしていたのですが、先日「芹沢銈介展」をみて、このきものは組み合わせ 次第ではまだまだ街着として着られるかもと思い立ち、コーディネートしてみました。 秋らしい色目で統一したら、「民芸の秋」中々良いかも ←自己満足です...
View Article染織文化講座 岩間奨先生「江戸友禅 を描く」金彩加工 実技講習
染織文化講座「江戸友禅を描く」 金彩加工 実技講習 東京友禅作家の岩間奨先生のご指導による、糸目糊置きと色挿し 実技講習 ※こちら☆ のつづきは、金彩加工でした。 金彩は金加工ともいわれる、染めあがった生地に金粉や金箔をつかっての装飾のこと。 ●金線描き 糸目糊置きの後を金線でなぞります。 金糊といわれるアクリル性合成樹脂に金属粉を混ぜた糊を酢酸アミールで溶いてつかいます。 ●砂子...
View Article織機・出羽の織座 原始布•古代織参考館 その2 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その5
ぜんまい織•編衣 原始布•古代織参考館 その1 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その4 のつづき(^-^)/ 米沢最後の機蔵を改装した2階には、織機が展示されています。 麻織、からむし織の地機 上杉鷹山が桑の栽培と養蚕に力を入れ麻織物(からむし)から絹織物に転換した際に、 丹後より高機を導入します。現存しているのはこの高機のみ。 アジア各国の織機もありました。...
View Article12弁菊模様の経絣の結城紬の単衣に洛風林の鹿文様の織なごや帯
冷たい雨の降る1日でした。 まだ単衣…!?と言われそうですが、雨コートを着るこの時季の単衣の結城紬は重宝します。 【10月22日の装い】東京近郊◇雨(ざんざんしとしとの雨) / 最低気温17℃ 最高気温20℃ 12弁菊模様の経絣の結城紬の単衣に洛風林の鹿文様の織なごや帯をコーディネート 帯あげ、帯〆ともに龍工房 経絣とは模様になる部分(絣部分)を木綿糸で括って染めあげた経糸と無地の...
View Articleいろはにキモノ vol.3 本日発売!/ 「ミレーな装い」チョコ色赤城紬に洛風林の鹿の帯
「いろはにキモノ」本日発売です! 「伝統的な技を誂えで楽しむ」 P89、P112のコラム2ページを担当させていただきました。 「いろはにキモノ」は「美しいキモノ」の姉妹誌ですが、読者層は30代~40代と 若い読者層をターゲットにしています。 気軽にお洋服感覚できものを楽しんでもらうための企画が盛りだくさんです。 その中で私は、若い世代にもぜひ興味をもって欲しいと願っている「伝統的な技法」...
View Article蔦文様の本塩沢に銀杏の染め帯に濱野太郎さんの手紡ぎの羊毛のストール
ぬぬぬパナパナの濱野太郎さんの手紡ぎの羊毛ストール、纏ってみました。 羊の毛を洗い、染め、解毛して紡いだ糸で織られる布は美しい絵画のよう。 柔らかく暖かで軽い。コンパクトに畳めるのも魅力です。 単衣のきものにストールぐらいがお出掛けには重宝します♪ 【10月24日の装い】東京◇晴れ(湿度53%) / 最低気温13℃ 最高気温21℃ 蔦文様の本塩沢に銀杏の染め帯をコーディネート...
View Article「ボストン美術館 ミレー展」内覧会 at 三菱一号館美術館
三菱一号館美術館にて開催中の「ボストン美術館 ミレー展」(~11月24日まで) 内覧会へ ミレーは本国フランスよりも日本での人気が高いといわれますが、日本人の根底に 流れる自然への畏敬の念、命あるものから食べるものと着るものを頂いているという 感覚が、作品から感じとれる…。共に農業国ならではの感覚でしょうか。 ミレーはフランスのフォンテーヌブローの森のはずれバルビゾン村に定住したことから、...
View Articleきもの文化検定 お疲れさまでした! / 酔芙蓉の小紋に幾何学文様の帯
今日は「きもの文化検定」の試験日だったのですね。 皆さま、遺憾なく実力を発揮されましたでしょうか。 きもの文化検定は、結果よりもそのために学んだ知識の蓄積が何よりの宝であると思います。 何度も1級にチャレンジされていらっしゃる方の努力たるや、何にも代え難い素晴らしいものです。 私も見習って、これからも学ぶ精神を怠らないようにしたいと思っております。...
View Article日本三大刺し子 原始布•古代織参考館 その3 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その6
織機・出羽の織座 原始布•古代織参考館 その2 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その5 のつづき 北国には実用性の中から生まれた美の世界があります。 少しでも暖かく、そして丈夫に…。 山村幸夫館長に寒冷地ならではの知恵と工夫から生まれた「刺し子」に ついて教えていただきました。 庶民が麻織物しか着ることが許されなかった江戸時代にはじまった刺し子。...
View Article「生誕130年 竹久夢二展」at 横浜髙島屋ギャラリー
お茶のお稽古の後、最終日ギリギリに駆け込みました(^_^;) 「生誕130年 竹久夢二 展」へ ※京都、岡山、日本橋の巡回展も終了しています。 「ベル・エポックを生きた 夢二とロートレック」 この展覧会は二人の関連性がテーマ。 19世紀末から第一次世界大戦まで「ベル・エポック」といわれたパリの良き時代には ジャポニズムのブームがありました。ロートレックは浮世絵の影響を強く受けたといわれています。...
View Article長崎巌先生のお話「絞りの歴史」/草紫堂の松葉文様の紫根染 / 「型紙の美 展」後期展示
NHK文化センター×美しいキモノのコラボ講座 長崎巌先生の「絞りの歴史」のお話φ(.. ) かつて身分制度があった頃は、身分の違いによって着用できる素材が決められていました。 繊維と技が結びついて生まれた絞りは、絹を纏うことが許されなかった庶民の衣生活と つながっています。 いわゆる布といわれた、樹皮繊維、麻、そして木綿の文様づけは防染によるもの。...
View Article宮坂考古館 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その7
日本三大刺し子 原始布•古代織参考館 その3 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その6 のつづき 原始布•古代織参考館を後にして、次に向かったのは宮坂考古館。 郷土史家であった宮坂善助が私財を投じて解説した施設の博物館でしたが、 現在は財団法人の宮坂考古館となっています。 米沢藩初代藩主の上杉景勝をはじめとして、傾奇者(かぶきもの)として語られる前田慶次、...
View Articleハロウィンにちなみ南瓜色の装い / 志ま亀の巻物文様の小紋に貝桶の染め帯
Happy Halloween~ 日本でハロウィンが定着したのはいつごろなのでしょう? 遠い昔の話ですが、私が大学生の頃、まだハロウィンという行事はとってもマイナーでした。 アメリカ育ちの帰国子女の先輩の発案により、「ハロウィンの夜は仮装をして後輩の家に 突然訪問する」というイベントが企画されますが、私たちは仮装の意味をどこか取り違えていて、...
View Article小袿・桂袴道中着 / 高円宮典子女王殿下の装束 / 衣紋道高倉流 ふたあいの会 その1
衣紋道高倉流たかくら会のふたあいの会へ 「小袿(こうちき)」で投扇興♪ 高倉流宗会頭の仙石宗久先生のお話は「皇女の誕生から結婚まで」 平安時代、宮仕えする女房(清少納言や紫式部)が主人にあうときに着装したのが 「五衣唐衣裳(十二単)」です。それ故に、女房装束といわれます。 身分が高い中宮(定子や彰子)は寛いだ装いが許され「小袿」でした。...
View Article細長 / 衣紋道高倉流たかくら会 ふたあいの会 その2
小袿・桂袴道中着 / 高円宮典子女王殿下の装束 / 衣紋道高倉流 ふたあいの会 その1 のつづき 高倉流宗会頭の仙石宗久先生のお話「皇女の誕生から結婚まで」のつづきですφ(.. ) 細長にはふたつのものがあります。 「産着の細長」 こちらは、盤領(あげくび)についている蜷結びの絹糸に糸細工の飾りがついています。 高倉家伝来の「装束寸法深秘抄」から復元したもの。...
View ArticlePR: 11月は、子ども・若者育成支援強調月間-政府広報
いのち輝くみんなの未来-子ども・若者育成支援に関する国民運動にご理解とご協力を Ads by Trend Match
View Article吉例顔見世大歌舞伎へ / 歌舞伎座 2階 西桟敷席
「吉例顔見世大歌舞伎」 歌舞伎座へ 初代 松本白鸚三十三回忌追善 公演 松本幸四郎丈と中村吉右衛門丈のお父さまです。 はじめての2階桟敷席西側での観劇でした。 花道も見えますし、舞台も近い。 「寿式三番叟」では迫りがあがってくるところが上から覗きみることができて面白い。 観客席もよく見えます。 お昼は柿の葉ずしを 2階の桟敷席はお茶はついていませんが、机付きなのでゆったり~(〃∇〃)♪...
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