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宮坂考古館 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その7

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日本三大刺し子 原始布•古代織参考館 その3 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その6 のつづき

原始布•古代織参考館を後にして、次に向かったのは宮坂考古館。
郷土史家であった宮坂善助が私財を投じて解説した施設の博物館でしたが、
現在は財団法人の宮坂考古館となっています。



米沢藩初代藩主の上杉景勝をはじめとして、傾奇者(かぶきもの)として語られる前田慶次、
4代上杉綱憲(吉良上野介の実子)などの鎧甲冑が展示されています。

「花の慶次」にも登場する朱漆塗紫糸素懸威五枚胴具足南蛮笠式はこちら。


分室には、江戸時代の小袖と古式銃、屏風などが展示されています。


初代館長の宮坂善助氏は米沢藩古式砲術保存会の前身である尚武要鑑会のつくった人
でもあり、砲術家でもありました。
火縄銃保存会は全国にありますが、現在でも実践射法を伝承しているのは、米沢のみです。

1860年代のスペンサー銃。
会津戊辰戦争で新島八重がつかったものと同じ7連発の形式のものが展示されていました。


上杉家所縁の小袖

上杉鷹山の側室のお豊の方所用の藍地手描き友禅帷子
帷子なので夏の麻地のきものです。染料は藍と刈安とありました。
お豊の方は上杉鷹山の養蚕と絹織物の産業政策に協力し、自ら蚕を育て藩内の子女に
織物を伝授したのだそうです。

8代上杉重定の正室の豊姫(尾張徳川宗勝の娘)所用の白絹綸子地松竹梅鶴亀摺疋田刺繍打掛
竹の部分は摺疋田になっています。


※館内での撮影と「きものカンタービレ♪」への掲載の許可を宮坂考古館さまよりいただいております。

この後は、本来の目的であった、きもの文化検定主催の工房見学です(^-^)/

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