向日葵畑に向日葵の帯で考える、人のつくりだす世界観と自然との共存
夏の花といえば、向日葵〜♪ 花が太陽の動きにあわせてまわることから「ひまわり」の名がついたといわれています。ギリシア神話のアポロンに恋してアポロンだけをみつめつづけて花となってしまったクリュティエのお話から花言葉は「あなただけを見つめる」。情熱の花です。...
View Articleつけ帯が苦手 / 日常と非日常の減り張り
結び帯や作り帯といわれる「つけ帯」が苦手です。着装するのに紐の数が増えるというのがまずダメ。何よりも仕舞うのにピタッと平面で畳むことができなくなる…というのがよろしくない。(あくまでも私がつかいにくいというお話です)...
View Article博多祇園山笠のクライマックス「追い山笠」/ 2017年夏 博多の旅 祇園山笠 その4
お櫛田さん / 博多祇園山笠「四流の櫛田入り予行練習」/ 2017夏 博多の旅 祇園山笠 その3 のつづき 博多祇園山笠のクライマックスにして最大の見どころ「追い山笠」 ものすごい人人人なので、地元の方もテレビの生中継でしかみない…とも聞き及びましたが、追い山笠の迫力はやはり生でなくては♡...
View Article牛田織物 天平聖武絹作品展 at サロン•ド•フルール南青山
表参道にあるギャラリー「サロン•ド•フルール」で開催されている「東大寺奉納絹 天平聖武絹作品展」へ(~7月30日まで) 牛田織物の牛田育枝さんと茶道会館の北見雅子さんといつも色々と良くしていただきお世話になっておりますm(_ _ )m...
View Articleパンケーキは表参道 / 琉球壁上布に染谷唯の熱帯魚の紅型の夏帯
昨夜、牛田織物さんご一家と表参道で美味しいお蕎麦を食べた後、こちらに寄り道することに。 なぜなら、このポスターをみて思いだしたから…。(冴羽獠に激似の知人がいますが、彼のことではない、が、今思いだした^^;)表参道にあるお気に入りの場所。ウィーンで最もエレガントといわれるカフェ•ラントマン。このところ来ることができなかったので久しぶり〜♪そう、ここのパンケーキは別腹なのです(≧▽≦)...
View Article日本の夏の風物詩 浴衣いろいろ「注染」
浴衣(ゆかた)は元々は身分の高い方が沐浴(蒸し風呂)の際に着用した麻の帷子のこと。湯帷子が語源となっています。江戸時代になって国産での綿花栽培ができるようになると、木綿の浴衣が急速に普及します。庶民が風呂屋をつかうようになると、湯上がりに着替えて着るものとなり、さらに家の中でのくつろぎ着となっていきました。祭礼では踊りの衣裳ともなり現在の用途に近くなっていきます。...
View Article日タイ修好130周年記念特別展「タイ 〜仏の国の輝き〜」内覧会 at 東京国立博物館平成館
暑い夏にはカレーを食べたくなりませんか…?暑い夏こそ暑い国を体感…といっても、現地にいくのではなく、そして現地でもみることができないものが、今、上野に来ています。 日タイ修好130周年記念特別展「タイ 〜仏の国の輝き〜」 が東京国立博物館平成館にて開催中(〜8月27日まで) 開会式が行なわれた日の内覧会のレポです。会場に入っていくとまず出会うのがこちら。「ナーガ上の仏陀坐像」シュリーヴィジャヤ様式...
View Article和洋折衷
日本人は昔から渡来品を珍重し自国の文化と融合するのが巧いと思います。古代ギリシアやササン朝ペルシャから来ているといわれる有職文様をはじめとして正倉院文様や更紗などエキゾチックな文様、そして欧化政策のすすんだ明治大正期の建築などには和室の機能美を残しつつ西洋の堅牢性をもったものが生まれました。...
View Article大雨の花火大会の浴衣の雨対策 / ビニールのポンチョ型レインコートの2枚重ね
隅田川花火大会、大雨と大混雑で大変だったようですね…(x_x;) 晴れ女を自称する私ですが、花火大会で大雨にあたった経験が2度あります。花火大会のような大空を鑑賞する目的では傘は周りの迷惑になりさすことができないこともあるので、雨対策をするなら傘ではなく雨コートがあったほうがいいです。...
View Articleぬぬパナ亀田恭子の皮芭蕉 / 八重山上布の紅露の捺染絣の白上布に皮芭蕉の帯
ぬぬぬパナパナのぬぬ2017で一目惚れした、亀田恭子の皮芭蕉の帯。これは買おう!思っていたら、初日に東京から来てくださった友人がとっても気に入ってくださりお嫁入りしました。 皮芭蕉の八寸帯は前々から欲しい〜と思っていましたが、これはとくに色もデザインも私好み(〃∇〃)...
View Article撫松庵のフード付きの二部式雨コート
猛烈な雨が降っています@@; 「着物だと大変でしょう〜?」といわれますが、こんな大雨では何を着ていても濡れます。なので洋服でも着物でも同じこと。濡れても大丈夫な水に強い着物を着るしかないのです。そしてその上で雨対策をしています。...
View Article日本の夏の風物詩 浴衣いろいろ「長板中形」
365日着物生活の日常では浴衣は必需品。家の中はもちろん、旅先でのくつろぎ着として、そして祭りや花火大会、真夏のご近所着としても活用しています。藍染めは見る人にも涼感をあたえますが、藍瓶で染められた浸染による本藍染めの浴衣の着心地は身も心も清々しく浄化されるようにサッパリします。 ●長板中形●...
View Article海松色の琉球壁上布に金魚と稚魚と金魚草のアンティーク染繍の夏帯
着物のコーディネートは好みの問題だと思っておりますので、色柄含め理屈を述べるのはあまり好まないのですが、小さな柄の着物には大柄の帯、大きな柄の着物には小柄の帯としたほうがバランスが取りやすいと思っています。この琉球壁上布は色がシックな海松色でさらに絣文様が小柄なので、かなり地味で老けてしまった印象になります…@@;少しでも緩和するために大きく金魚が描かれているアンティークの夏帯をあわせてみました。...
View Article花火大会で泣かぬよう!素足に下駄の擦れ対策
慣れない下駄で歩くと鼻緒で擦れて痛い思いをすることになりますよね( T_T)自分の足に合うように草履屋さんですげてもらうことが何よりですが、素足に下駄で長時間歩き回ると、それでも肌が擦れることがあります。対策としては、鼻緒の下になる位置にあらかじ続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
View Article時代の息吹を感じて学ぶ 東京国立博物館法隆寺宝物館 へ♪ at 東京国立博物館法隆寺宝物館
世界最古の伝来の染織品は日本の上代裂(古代裂)である法隆寺裂といわれています。法隆寺裂は7世紀後半から8世紀前半のものが大半ですが(その後のものもあり)、法隆寺裂と上代裂の双璧とされる正倉院裂は8世紀中期以降のものなので、法隆寺裂は正倉院裂よりも約120年前のものとなります。悠久の昔の100年は同じように捉えがちなのですが、100年という年月は実はとても長いです。...
View Article言葉の語源も染織から 「染織-さまざまな染織の技法-」 at 東京国立博物館 法隆寺宝物館
人の生活に必要なもの「衣食住」この世の中の生物の中で、人だけが衣を必要とし、身体を守るため、自己表現のため、染織の技を生みだし発展させていきました。古代の染織には、今の技術をもってしてもつくりだすのが困難な細い糸や技があります。それは偶然の産物から派生したものだったりするのです。そうしたものと、途方もない時間と労力をかけてつくりだしたものがあって、まこと奥深く興味が尽きません。染織室の展示は...
View Article甦る飛鳥時代の白虎!「淡茶地白虎文描絵綾天蓋垂飾」 at 東京国立博物館 法隆寺宝物館
いつもひっそりしている法隆寺宝物館に大勢の人が…@@;そしていつもとはちょっと違った客層。朝日新聞で紹介されたことによる影響だったようです。 この日の夜には研究員の三田覚之先生によるギャラリートークがありました。 ●淡茶地白虎文描絵綾天蓋垂飾飛鳥時代(7世紀)の絹製 平絹浮文綾、描絵です。...
View Article「センゴク」の子孫と作者とランチ♪ 竹垣に菊と青楓模様の絽の小紋に波に千鳥の染めと刺繍の絽塩瀬帯
時代劇や小説の通説の型にとらわれることなく、一次史料に基づいた独自の見解(しかし調べると尤もだと思うこと多々あり)の解釈で話がすすみ、歴史好きにはたまらない…「センゴク」シリーズ。その作者と仙石秀久の子孫の方とのランチにご相伴させていただきました。 右手前から反時計回りに、衣紋道高倉流宗会頭の仙石宗久先生、有職文化研究所の橋本麻子さん、私、漫画家の宮下英樹先生、講談社の宮下先生の担当編集者の方と...
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