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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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日本の夏の風物詩 浴衣いろいろ「注染」

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浴衣(ゆかた)は元々は身分の高い方が沐浴(蒸し風呂)の際に着用した麻の帷子のこと。湯帷子が語源となっています。江戸時代になって国産での綿花栽培ができるようになると、木綿の浴衣が急速に普及します。庶民が風呂屋をつかうようになると、湯上がりに着替えて着るものとなり、さらに家の中でのくつろぎ着となっていきました。祭礼では踊りの衣裳ともなり現在の用途に近くなっていきます。 今は服飾史でいうところの、下着であった小袖が着物となった形式昇格のように、浴衣がワンピース感覚のおしゃれ着となりつつあります。 そこで、さまざまな浴衣(ゆかた)の技法をおさらい。 ●注染(ちゅうせん)● 注染とは明治20年代に始められた手ぬぐいや浴衣の染色方法。約1m毎に蛇腹状に重ね折りながら型付けした反物を染台にのせ(1反につき12回折り返す)、染めたい部分の周りに糊で土手をつくってから、じょうろ型の薬缶で上から染料を注ぎ込み、同時に染台の足下のペダルを踏み込んで下から吸引して一続きをみる

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