盂蘭盆会の送り火と大麻
お盆に帰ってきた死者の魂を現世からあの世に送り出す「送り火」 諏訪湖では送り火である灯籠流しが行なわれます。 日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した「盂蘭盆会(うらぼんえ)」は日本人にとって習慣化した宗教行事。盂蘭盆会に欠かせないのが、大麻草の茎を乾燥させた苧殻(おがら)です。大麻というとギョッとされてしまう昨今ですが、大麻は日本人にとってお米と同様に身近であった農作物なのです。...
View Article浴衣に日傘。旅先での寛ぎスタイル / 葛布の日傘、草履、座布団。
竺仙の鉄線模様の綿コーマの注染の浴衣に葛布の日傘をコーディネート 着物生活をしているワタクシにとって、綿コーマの浴衣は家着であり寝間着だったりするので、お祭りや花火大会以外で、都内周辺で、浴衣に日傘でお出掛け…は、まずありませんが、避暑地や温泉地などの旅先での寛ぎスタイルとしてはあります。...
View Articleしな布に藍染のクラッチバッグ、しな布の日傘、しな布の草履。
竺仙の綿コーマに千鳥模様の注染浴衣に西村織物の博多織の半幅帯。出羽の織座のしな布に田中昭夫の藍染めのクラッチバッグをコーディネート しな布の日傘は石田屋。しな布の日傘を翳すと木陰にいるよう♡ しな布の台の草履は四谷三栄 シナノキの「シナ」の続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
View Article柄に柄の組み合わせの中で必要な抜け感
洋装のようなシルエットの変遷はなく、決まった形でありながら、着物と帯、そして帯あげ、帯〆の組み合わせで無限大に楽しめるのが、着物がファッションとして面白いところです。 そして、異なる柄と柄を合わせて楽しむことができるのは、本来の着物らしい姿だと思います。...
View Articleピンクの格子柄にトゥイグワーの琉球壁上布に栗山工房「オーケストラ」の夏帯
東京もようやく過ごしやすくなってきました。 【8月19日の装い】東京◇晴れ(湿度49%) / 最低気温19℃ 最高気温29℃...
View Article銀河英雄伝説カフェ「イゼルローンフォートレス」へ♪
来ちゃった♡ 「イゼルローンフォートレス」へ不朽の名作「銀河英雄伝説」を共有する場所として、来春まで期間限定でオープン♪完全予約制。予約の際に帝国か同盟か…、所属陣営を選択することになります。 物語のはじまりを意識して、ワタクシは帝国側へ。 帝都の芳醇な黒ビールでプロージット。でもこのビールはフェザーン資本なのだそう。 同盟艦隊へのトールハンマー攻め ロイエンタールの「黙れゲソ」...
View Article鳥尽くし/紫色地の格子にトゥイグワーの琉球壁上布にべにきち「木立」紅型の麻帯
展示会巡り、打ち合わせ、ちょっとした移動でも残暑が身体にこたえました@@; 夏の着物の中で一番涼しいものは何か…。 広義でいえば麻織物が一般的ですが、麻にも色々あります。代表的な苧麻でも、手績みのもの機械紡績のもの、そして糸の太さや撚りや加工によって素材感は違ってきます。...
View Article「松枝忍 作品展」at たまプラーザ東急百貨店
「古布コラージュ作家松枝忍作品展」が、たまプラーザ東急百貨店にて開催中(~8月29日まで) 籠に布を膠をつかった特殊加工でコーティングしているので、軽くて持ちやすい。そして雨にも強く、汚れにくい。汚れにくいので床におくこともできるので便利。何よりコーディネートが楽しいバッグなのです。...
View Articleレースからこぼれる陰影に夏の名残り
厳しい残暑となりました。日傘なしでは厳しい…@@;HANWAYの十二支の刺繍の日傘です手元はバンブーレースか続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
View Articleゆうすげの花
今宵は満月。 〜 かの町の 野にもとめ見し 夕すげの 月の色して 咲きゐたりしが 〜 美智子皇后陛下がお詠みになられたお歌です。 かの町とは、天皇皇后両陛下の出会いの地となった軽井沢のこと。夏が終わりを告げる頃、軽井沢にゆうすげの花が咲きます。 ほのかな黄色は「月の色」軽井沢では、浅間キスゲとよばれています。 夕方に花開き朝になると萎みます。本当に月の花ですね。...
View Article「おしゃれ」の語源
人間万事塞翁が馬。人生って、何が起こるかわかりません。 「おしゃれ」の語源は、洒落(しゃらく)。気の利いている、機転がきく。 美しくサラッとかわす。装いも…、立ち居振る舞いも…、そうありたいものです。 続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
View Article婦人画報デジタル「朝香沙都子のきものダイアリー」 〜音楽祭の装い〜
婦人画報デジタル 連載4回目が公開されております♪ 音楽祭での装い 「音楽」にちなんでお誂えした帯のコーディネートをご紹介しています。旅先のことなので、1本の帯での数パターンのバリエーションにご注目くださいませ。土台となる、着物の色。色濃い目、色薄め…での印象の違い、並べてみると面白い。...
View Article夏の終わりのコーデ / 水に住む魚と水辺の鳥
金魚も鷺も、夏模様というわけではありませんが、水に住む魚と水辺にいる鳥なので、夏を連想させますね。 夏の終わりに…。 【8月29日の装い】東京◇曇り(湿度78%) / 最低気温24℃ 最高気温29℃ ゆうすげ色の琉球壁上布にれえすの花の金魚の染め帯墨色地に大胆に金魚が友禅で描かれています。帯あげと帯〆にもっと秋らしい色をもってきても良かったかも...
View Article無地の芭蕉布
芭蕉布の魅力の中ではあまり語られていない印象ですが、芭蕉の繊維がもつ光沢に着目しています。 芭蕉布は糸芭蕉の茎の繊維を取り出してつくられます。糸芭蕉は成熟するまでに2~3年かかり、繊維を柔らかくするためには年に3~4回葉と芯を切り落とし根と先の太さが一定になるようにします。着尺1反をつくるのには約200本の糸芭蕉がつかわれます。...
View Article「琉球 〜美の宝庫〜」at サントリー美術館
未だに松葉杖生活がつづいていることもあり、楽しみにしていたいくつもの美術展を逃しました…。 「この夏のワタクシの事情と動静と心情」については、そのうち吐露するかもしれませんが、それはひとまず置いておいて、駆け込みでいってきた美術展を。今日が最終日です! 「琉球の美 〜美の宝庫〜」がサントリー美術館にて開催中(〜9月2日まで)...
View Article日常生活の衣更えは無理をしない / 大城キクの瑠璃色の格子の琉球壁上布に翡翠の刺繍の芭蕉布の帯
衣更えについては度々書いておりますが、式典やお茶席など周りとの調和を重んじる時は、それに準じた装いにしますが、日常の着物生活は洋装と同じように自由にしております。 着物は布を纏って紐で抑えて帯をしてはじめて形になるもの。ゆえに着脱による調整ができません。...
View Article同調圧力に流されない着物生活 / この夏の事情と動静と心情
松葉杖で歩くと着物の脇身八つ口あたりが擦り切れるということもあって、この夏は宮古上布や絽の着物は避け、ほぼ木綿の浴衣で過ごすことになりました。前回は真冬のことだったので松葉杖で歩くときはコートの上からのことが多く、着物が擦り切れるということはなかったのです。おかげで生地の耐久性について身を以て知ることができました(+_+)...
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