お盆に帰ってきた死者の魂を現世からあの世に送り出す「送り火」 諏訪湖では送り火である灯籠流しが行なわれます。 日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した「盂蘭盆会(うらぼんえ)」は日本人にとって習慣化した宗教行事。盂蘭盆会に欠かせないのが、大麻草の茎を乾燥させた苧殻(おがら)です。大麻というとギョッとされてしまう昨今ですが、大麻は日本人にとってお米と同様に身近であった農作物なのです。 大麻は着火がよく最高級の花火の麻炭としてつかわれます。 苧殻は、ご先祖さまがあの世とこの世を行き来するための乗り物である精霊馬(しょうりゅううま)の足にもつかわれます。胡瓜は馬のようにあの世から早くいらっしゃるように、茄子は牛歩の歩みのようにあの世へ帰るのが少しでも遅くなるように、また供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうという意味が込められています。※↑写真はsilklab88のインスタのストーリより ちなみに諏訪地方では送り火に白樺がつかわれます。側溝で行なうので情緒がない^^;日本人にとって身近な行事ゆえに身近にあるものがつかわれる恒例の表れですね。 大麻にス続きをみる
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