衣更えについては度々書いておりますが、式典やお茶席など周りとの調和を重んじる時は、それに準じた装いにしますが、日常の着物生活は洋装と同じように自由にしております。 着物は布を纏って紐で抑えて帯をしてはじめて形になるもの。ゆえに着脱による調整ができません。 四季がある国の四季に応じた衣更えの習慣というのは悪くないと思っていますが、日常生活において、着ていて苦痛になってしまうようでは元も子もありません。気温が30℃をうわまわったら、無理せず、薄物や麻を着ます。そして秋の気配が強まってきたら、透け感をおさえる工夫をします。 先日は「琉球の美」にあわせて、琉球染織の装いでした。 大城キクの瑠璃色の格子の琉球壁上布に芭蕉布に翡翠の刺繍の帯をコーディネート 帯あげは丹後の小林染工房の丹後ブルー、帯〆は中村正 無地の芭蕉布の着物を布に戻して刺繍をして続きをみる
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