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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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日本人と蛍 / 腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる) / ツバメの巣立ち

今日は七十二候では「腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる)」 蛍は暑さで朽ちた草から生まれると信じられていたそうです。 ゆえに、蛍の別名は朽草 蛍の光で文を読む、蛍の光を恋いこがれる命に喩える、蛍というのは情緒豊かな日本人の感性に向いている…と思う。 そして蛍の日傘というのも幻想的でいい。...

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梅雨入り / 西陣ポーラの絣に腰原英吾のパラソルの染め帯

昨日は梅雨入り宣言したばかりなのに台風のような激しい雨となりました。 ここ数年、スコールのような局地的な激しい雨が多く、しとしとと降る雨は少ないですね…。 梅雨入りにちなんで 腰原きもの工房の腰原英吾のパラソルの染め帯。 着物は西陣ポーラの井桁に水雲の絣。 西陣ポーラは、オーストラリア産のウールに絹糸を螺旋状に巻きつけた壁糸仕様の糸で織られています。...

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奈良公園の鹿を守る「鹿紙」プロジェクト

ああ、奈良へいきたい… 鹿に会いたい… 子鹿の生まれる季節なのです。 しかし…、今年は我慢 鹿の子模様の由来は夏の鹿の毛の斑点模様のこと。 ゆえに「鹿の子」は夏の季語となっています。 朝香沙都子『鹿の子は夏の季語 / 京鹿の子絞りの由来』鹿に囲まれてウキウキの図♬ 緑の芝に鹿の夏毛のコントラストが美しい〜♡ 鹿の夏毛。鹿は夏(4月〜5月)と冬(10月〜11月)で毛が生え変わります。...

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よひら 紫陽花の由来

紫陽花は日本固有の花。 原種はガクアジサイです。 花弁(花びら)にみえるのは、顎弁。 「夏もなほ 心はつきぬ あぢさゐの よひらの露に 月もすみけり」 by藤原俊成 藍色が集まったもの「あづさい(集真藍)」から「あじさい」になったといわれています。 花の色が変わることから「八仙花(はっせんか•あじさい)」、四枚の花びらのような顎弁から「四片(よひら)」いわれました。...

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オウムとインコの日 / オウムとインコの違い

06はオウム、15はインコの語呂合わせで、 6月15日は「オウムとインコの日」 オウムとインコの違いをザックリいってしまうと、頭上でぴょんと跳ねている冠羽という羽毛があるかないか。 冠羽があるのはオウム、冠羽がないのがインコです。 キバタンはオウム オカメインコはインコという名前でありながら、オウムです。 ヨウムはオウムではなく続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

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綿コーマとは? / 竺仙の波に千鳥の綿コーマの浴衣に八重山ミンサーの半幅帯

暑い1日でしたね…。 絞りや紅梅織の浴衣は長襦袢を着て着物として着ることもありますが、綿コーマ地のものは浴衣として着ています。 綿コーマとは、木綿の紡績の段階で、梳綿といわれるカード処理で繊維の方向を整えた後、コーマ通し(コーミング)といわれるという櫛で髪を梳くように繊維を針で削って短繊維や不純物を取り除いてつくられた、コーマ糸で織られたもの。毛羽立ちのないつるっとした艶のある生地が特徴です。...

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嘉祥 / 和菓子の日

6月16日は「嘉祥」「和菓子の日」です。 16個の菓子か餅を神様にお供えして食します。 平安中期の承和のころ疫病が蔓延し、仁明天皇は848年に年号を「嘉祥」と改め6月16日に16種類の菓子を神前に供えたとされています。以来、6月16日には嘉祥菓子をいただく習慣が生まれました。 徳川幕府は嘉祥の日として登城したお目見え以上のものに菓子を与えたとされます。...

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婦人画報公式サイト「朝香沙都子の着物ダイアリー」〜 絽の小紋と涼しく着る工夫 〜

婦人画報デジタルの連載「朝香沙都子の着物ダイアリー」第21回が公開されました♬ 目にされた方も涼しくなるように… それには、サラッと着こなしたいもの。 「絽の小紋と涼しく着る工夫」をご紹介しています。 暑い夏でも四六時中、着物生活を可能にしているコツです。 ****** 身につけるモノは最小限に! その上で汗対策はしっかりと!! シンプルであることが、身体に優しくて楽、尚且つ涼しい。...

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有松絞りの朝顔文様の藍染めの浴衣に八重山ミンサー帯 / 天空の果実園とイソヒヨドリ

明日からようやく県境の移動の自粛が緩和されます。 籠城生活にすっかり慣れてしまって、電車に乗れるかしらん…@@; *** 在宅の浴衣姿で重宝したのは、有松絞りと琉球染織の半幅帯 井桁屋の朝顔文様の藍染めの有松絞りの浴衣 有松の服部謙志による徳島の藍師の佐藤昭人の天然灰汁発酵立ての藍の蒅(すくも)をつかった藍染め 西表島の高市弥生の八重山ミンサー帯をコーディネート...

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透け感を抑えた琉球壁上布に大地佐和子「鯨の歌」の夏帯

県境越えの移動制限の自粛は全面的に解除されましたが、鬱陶しい雨ですね…。 昨日の装い 6月18日◇曇りのち雨(湿度70〜85%) / 最低気温21℃ 最高気温24℃ 琉球壁上布に大知佐和子の「鯨の歌」の夏帯をコーディネート 「白からはじめる染めしごと 〜海の巻〜」で選んだ帯です。 朝香沙都子『再び「白からはじめる染しごと」へ / 紅型小紋に花織の帯』再び、「白からはじめる染しごと」へ ♪...

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梅雨寒のざんざん降りには藍の木綿絣

雨上がりのスカッとした青空が気持ち良い朝ですね♬ 昨日は最高気温が20℃に届かない梅雨寒の1日でした。 そしてざんざん降りの雨…。 夏へ向かってすでに薄物にも袖を通しておりますが、こんな日はしっかりした藍の木綿絣が心地良いです。 破れ七宝つなぎ文様の倉吉絣 工芸キモノ野口の波にツバメの刺繍の絽塩瀬帯をコーディネート 帯あげは絽縮緬帯〆は中村正の四段綾竹組耳付暈しの細め お出かけ先は後ほど。...

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上野松坂屋「まつざわ美柑 型絵染展」 / 日本橋三越 「伝統工芸展 染織部会展 東日本支部展」

昨日は数ヶ月ぶりに百貨店巡りをしました♬ 百貨店といえばエレベーターガールを連想しちゃう昭和が大好きなワタクシ♡ 日本ではじめてエレベーターガールを起用したのは上野松坂屋です。...

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夏至と新月と日食 / 朔日とついたち

今日は「夏至」 太陽が一番早く昇り、一番遅くまで沈まず。 長い昼の1日のはじまりです。 今日の日中には新月を迎え、夕方には372年ぶりに夏至の日食があります。 太陽と月の見かけ上の大きさである視黄径が等しくなり、月が完全に真っ暗に見える状態が「新月」です。 新月は「朔」と同義とされていますが、本来は朔の後にはじめてあらわれる月のことをいいます。 月の運行を基準とした太陰暦では、朔ははじまりの日。...

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実は半幅帯の後姿が苦手…。

「浴衣の後姿も見たいです〜」というご要望をいただくのですが、実は半幅帯の後姿は苦手です。 なごや帯はお太鼓の大きさや垂れでお尻を隠せますが、半幅帯は剥き出しになってしまう…@@; なので、前姿ばかりでごめんなさい。 苦手とは言うものの、着用頻度はそれなりにあるので、帯〆をしない半幅帯こそ素材や織りにこだわったものを集めたりもします。...

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東京国立博物館「きもの KIMONO」展 事前予約は本日開始 / 図録は事前購入がおススメ。

東京国立博物館「きもの展」は事前予約制です。 本日10時から 6月30日(火) 〜 7月9日(木)までの入場分 のオンライン事前予約が開始されます。「きもの展」は図録も秀逸 布張りの美しい装丁 構図から模様各位を細部まで細部まで取りあげた写真 そして、最新といっても過言ではないでしょう。 用語解説 ちなみにワタクシ、染織と建築関連の図録は用語解説から読みます。美術関連は写真からみる。...

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琉球壁上布がワタクシのなかで定番化した理由 / ツバメの巣立ち

朝香沙都子の夏の着物生活はこの着物に支えられているといっても過言ではない。 沖縄の南風原でつくられる夏の琉球絣のひとつ、琉球壁上布です。 琉球壁上布は上布と名前がついていますが、上質の細い苧麻糸で織られた上布ではなく壁糸の絹織物。 壁上布には、経糸は諸撚り糸、緯糸に壁糸がつかわれます。...

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東京湾に浮かぶホワイトベース / 海ほたるへ♬

昨日も今日も天気予報は雨マークでしたが、青空が広がる梅雨の晴れ間。 夏至も過ぎましたので、透け感のある装いを解禁です。 県境越えが可能となったので、ちょっとドライブ。 やってきたのは、海ほたる! 館山唐桟と君津の松原伸生さんの工房見学以来だから5年ぶり 川崎から木更津までの東京湾を結ぶアクアラインのパーキングエリア...

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琉球染織コーデ♬ / 格子にトゥイグワーと琉球壁上布にべにきちの「海の生きもの」の紅型の麻帯

明け方の地震、大きな揺れでしたね…。 鬱陶しい雨の降る朝ですが、空は明るくなってきたようです。 梅雨の晴れ間となった昨日の装いは琉球染織コーデです。 6月24日(水)曇りのち晴れ(湿度85%) / 最低気温21℃ 最高気温25℃ 琉球壁上布に瀬底島の紅型工房べにきちの「海の生きもの」の紅型帯海老やカサゴが網にかかっちゃってるみたいでちょっとユーモラス 海の生きものの帯で海の生きものを食べる♬...

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湿度の高いところの染織 / 紺仁の菊模様の綿紅梅に亀田恭子の皮芭蕉×絹の格子八寸帯

湿度が高くてジメジメ…。 梅雨ですねぇ。 小千谷片貝の紺仁の菊模様の綿紅梅に八重山諸島西表島の亀田恭子の皮芭蕉×絹の格子八寸帯 小千谷も八重山諸島も湿度が高い。 湿度が高い地域には糸づくりに湿度を必要とする植物繊維の織物が盛んです。 細い糸でつくられる苧麻の上布、そして芭蕉布です。 「皮芭蕉」は糸芭蕉の繊維からつくられる糸がつかわれます。 特徴は、煮ていないこと。...

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自作の茶碗で一服

陶芸に嵌まっていた頃につくった自作のお茶碗 仕舞い込んでいたのを取り出し続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

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