暑い1日でしたね…。 絞りや紅梅織の浴衣は長襦袢を着て着物として着ることもありますが、綿コーマ地のものは浴衣として着ています。 綿コーマとは、木綿の紡績の段階で、梳綿といわれるカード処理で繊維の方向を整えた後、コーマ通し(コーミング)といわれるという櫛で髪を梳くように繊維を針で削って短繊維や不純物を取り除いてつくられた、コーマ糸で織られたもの。毛羽立ちのないつるっとした艶のある生地が特徴です。 コーマ糸で織られた平織の生地は、長襦袢を着て着物として着るには暑すぎるのです。 要は向き不向きの問題。 意匠も浴衣らしいものが多く、素肌にサラッと着てこその良さがあると思います。 あくまでも好みの問題ですが、浴衣を着物として着ることについてご質問いただくことが多いので、そもそも「綿コーマとは何か?」、そして朝香沙都子の自論でした♬ 竺仙の波に千鳥の綿コーマ地の浴衣に千田由紀の琉球藍と福木の草木染めの八続きをみる
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