ビール瓶を抱えてた酔っぱらいのようですが…(^_^;)
からむしの糸づくりに挑戦です♪
帯1本分の糸を績むのに熟練の方でも経糸40~50日、緯糸25~30日かかるそうです。
私たちの班をご指導くださった、織姫の先生です。
ご自分で日本茜で染められたリネンのお洋服をお召でいらっしゃいました。
春の曙のような柔らかい美しい色ですね~♪
からむしの糸のしばってあったほうを頭といいます。根に近い太いほうです。
自然布の糸績みでは天と地をつないでいくことが重要なので、どの産地も
糸の天地がわからなくならないように考えられたやり方があります。
芭蕉、葛、大麻、科、そして苧麻と体験しましたが、それぞれに違う(ノ゚ο゚)ノ
どれも合理的に考えられていて先人の知恵というのは素晴らしいなあ…と、
きものに残された手仕事の技を知るということは、とても充足感があります。
そしてそれを纏えたらとっても幸せ(〃∇〃)
苧麻は速乾性が高いのが利点ですが、それでは績むことができないので水につけて
繊維を柔らかくします。
左手の指の間に入れて巻き付けていき右手で持ち替えます。
糸を裂いて細くしていきます。均等の太さになるように。
昭和村のからむし(苧麻)の糸績みは、縄ないの原理で績みます。
なので越後上布や八重山上布とは糸の繋ぎが違います。
左の指で交点を抑えながら、右の指で上と下の糸を手前に向かって撚りをかけて、
合わさったところを左の指でさらに撚りをかけます。
右の指で撚りをかけたときに左の指に振動が伝わってくるのですが、そこがポイント。
私、不器用なのでお見せするにはあたたたた…という感じですが、糸がつながっているのは
わかりますでしょうか。
刺繍もそうだったのですが、糸づくりは写経に近いというか…、自分の世界に入っていける。
世俗から離れて没頭したいならとても良い作業だと思います。
例えば各産地で糸づくり選手権とか開催して、一般の人にも広めたらいいのではないかしら…。
参加者の中にはとても上手な方もいらしたようです。
私は…、これからも頑張りたいと思います。はいσ(^_^;)
休憩時間にいただいた、両口屋是清の生菓子と玉露
桜と柳をイメージしてつくられた菓子の銘は「都の春」
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「からむしの糸づくり」at 美しいキモノアカデミー
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