表参道にあるギャラリー「サロン•ド•フルール」で開催されている
東大寺奉納絹 天平聖武絹作品展へ(~4月19日まで)
牛田織物会長ご夫妻と臈纈染作家の佐藤泰子先生と
天平聖武絹は生繭を諏訪式繰糸機で座繰りの製法で引き上げた糸をつかって、
絹に負担をかけない練り加工で絹の自然の良さを生かした織物です。
只今発売中の美しいキモノ2015年春号の連載にてご紹介しております。
ぜひこの機会に肉眼で絹本来のゆらぎをご覧になられてくださいませ♪
着装したときにでる「ゆらぎ」の雰囲気が掴めるようにと、
牛田会長が自らつくられた見返り衣桁による展示がされています。
直線で真っすぐな衣桁掛けではわからない陰影です。
もっと年を重ねたらこんな色も着てみたい(〃∇〃)
みやび流和装道御宗家でもある牛田育枝先生がお召しになられていたのは、
吉野山の桜が染めだされた天平聖武絹。今の季節にピッタリですね
経糸も緯糸も天蚕糸のみで織りあげられた、紋意匠ちりめん。
鳥取県の天蚕繭(クヌギや楢を食べて育った野蚕)4000個を使用しています( ̄□ ̄;)!!
これは天蚕糸をつかった背縫いの刺繍紋。
天蚕糸は糸が毛羽立ちやすく織りにくいとのことでしたが、よくわかります。
牛田織物の天平聖武絹は白生地からの後染めが特徴。
天蚕糸でミシン刺繍した生地を浸染(たき染め)します。
天蚕糸は染料では染まりにくいのでその良さを生かすことができるのだそうです。
天蚕糸の光沢は他ではないもの。自然の美しさです。
牛田会長ご夫妻との出会いは、京都のきもの学でした。
きものオタク談義は尽きることなく永遠とつづきます…(^_^;)
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天平聖武絹 作品展 at サロン•ド•フルール
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