秋の染織文化講座3日間。
詳細は染織文化講座HP
の講座記録
。 ←10月中にUP予定。
丸山伸彦先生による小袖の形態変化について。
今日のきものの原型である小袖。その形態は、袖幅が狭く、身幅と袵はぐっと広めであり、
立褄は短く、襟先の位置はかなり低めでした。
生地幅(反物の織り幅)の変化に伴って裁断の仕方も袖と襟の裁ち方に変化が生じる、
その背景には装いの美意識の変化があることがわかるお話でした。
そして森口邦彦先生のお話。
森口邦彦先生は「友禅」重要無形文化財保持者(人間国宝)。
故森口華弘先生のご次男であり、親子2代人間国宝です。
パリでグラフィックデザインを学ばれた経験を生かし友禅の世界に新しい道を開かれました。
作品は、伝統的な糸目、堰だし、蒔糊の友禅技法を使いながら、意匠は斬新な幾何学文様。
抽象的な意匠ですが常に立体的に着用した際の美しさを念頭においてつくられています。
森口邦彦先生の第60回日本伝統工芸展出品作「白地位相割付文 実り」
こちらは三越の紙袋のデザインとなったことでも有名です。
【10月10日の装い】東京◇晴れ(湿度51%) / 最低気温18℃ 最高気温28℃
志ま亀の青海波に貝文様の単衣小紋に貝文様の塩瀬の染め帯をコーディネート
貝に貝ですが、貝の中の文様が菊と紅葉と秋らしい文様なのです。
帯あげ、帯〆も志ま亀でトータルコーディネート
日傘はHANWAY
バッグは松枝忍、ぞうりは神田胡蝶
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染織文化講座•森口邦彦先生 / 志ま亀の青海波に貝文様の小紋に貝文様の塩瀬の染め帯
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