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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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教育に着物を取り入れる / 日本人の美徳と通過儀礼と着物

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1638年の島原の乱の鎮圧から1864年の第一次長州征伐までの約220年あまり、日本は世界でも稀にみる戦乱のない平和な時代がありました。徳川幕府よる治世は参勤交代制度を設け各所に関所をおき人の動きを制限することで治安を維持し、さらに町奉行所による犯罪の検挙率はとても高いものであったといわれています。

 

現在の着物の形は江戸時代の小袖の形とほとんど同じものです。その上で様々な染織技法や加飾方法、文様表現が生まれ、雛形本が出版され流行という概念も生みだします。

 

それは江戸時代が平和で安全であり、各々の生活が守られていたからです。

 

平和な時代は、着物と流行だけでなく、日本人の礼節と道徳心、そして美徳を育みました。それは人生における通過儀礼が一般人にも慣習として広がり、今に伝承されてきた土壌となっています。

 

儀式ではそれに相応しい装いをすると、気持ちがしゃんとするものです。着るもので自信をつけ、自分の心をそれに合わせていくということもあると思います。

 

現代は、通過儀礼も略式が多くなり、着物のTPOも境界線がみえなくなりつつあります。日常生活は洋装和装に関わらず、どちらも自由におしゃれを楽しみつつ、冠婚葬祭や通過儀礼、式典、お祝いの席などでは、それに相応しい装いとしての着物が後世まで、江戸時代という平和な時代から培われた日本人の美徳と共に伝承されてほしいものです。

 

ここで途絶えてしまったらもったいない。

 

TPOに相応しい装いがあることで保たれる精神もあり、そしてこうした美徳と礼節が失われる世の中は決して幸せではないような気がします。

 

日本人の通過儀礼と着物は、本来は代々受け継がれてきたものです。ですが、着物を着ることが非日常となってしまった現代においては、学校教育として着物の着方と共に伝承してくくしかないように思いますが…、どうでしょう。

 

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ぬぬパナ大阪滞在から丹後バトンリレー、その間には大相撲千秋楽と誉富士関の結婚披露宴とかなりのハードスケジュールだったこともあって、風邪でとうとうダウン@@;

 

毎日楽しみにしている、うちの燕ちゃんもそろそろ旅たつころかなあ…。

 

昨日の記事にたくさんのシェア、メッセージをありがとうございましたm(_ _ )m

 

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