尖閣湾で海中透視船に乗る そしてカモメと遊ぶ / 2017年GW 佐渡島の旅 5 のつづき^^/
染織の産地巡りと製糸の産業遺産巡りが今の旅の楽しみになっていますが、元々、歴史好きで史蹟、遺跡好きです♡
佐渡島へいってみたいと思った理由のひとつがここにあります。
ドーンと現れるこのコンクリートの骨組みは、幅115m 奥行80m 高さ35m
「天空の城ラピュタがここにある!」といった人がいましたが、まさに自然に同化した遺跡
明治維新後の佐渡金山は政府の直轄になり西洋の技術を取り入れた近代化が計られました。1896年(明治29年)三菱に払い下げられると動力は蒸気から電力へと転換することに。
1908年(明治41年)に火力発電所がつくられます。煉瓦づくりの発電所というのが何だか素敵♡
浮遊選鉱とは採掘した鉱石を金と脈石に分離する場所。物理が専門の夫が解説してくれましが、どうも製糸や染織に関することでないと脳に入らない…@@;
浮遊剤をつかいこのタンクのようなところを通って選鉱されるのだそう
これによって回収が大変だった細かな金の粒や金の絞りかすからも回収できるようになったとのこと。元々は銅の製錬方法だったけど世界ではじめて佐渡で実用化に成功したのだそう。
北沢浮遊選鉱場は1937年(昭和12年)に完成。当時は東洋一の浮遊選鉱場でした。戦後になって佐渡鉱山の縮小され1952年(昭和27年)まで稼動していたのだそうです。佐渡鉱山は1989年(平成元年)に休山となります。
まるで前世か古代の遺跡のようですが、昭和の時代に東洋一を誇ったものだったということに驚きです。
よくよくみれば、マンションリノベーションのことで、コンクリート、セメント、モルタルについて妙に詳しくなってしまったので、ああそうか、確かに昭和のものだなと。
古代ローマのコロッセオのようなシックナー。泥状になっている鉱石から鉱物と水を分離させるための施設。
鋳型へ金を流し込んで機械部品をつくった鋳造工場
北沢浮遊選鉱場を上から眺めてみました
何年か前にここで裏千家の野点席が開催されたそうですが、それはそれは素敵な茶会だったそうです。いいなあ…。
つづきます^^/
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