「第91回 国展」新国立美術館にて開催中(~5月15日まで)
国展とは国画創作協会の通称。画家の登竜門である文展といわれる文部省美術展覧会(現在の日展)の審査に不満を抱いた京都の画家、土田麦僊、村上華岳らが、西洋美術と東洋美術の融合と新しい日本画の想像を目指して1918年(大正7年)に「国画創作協会」を設立しました。絵画部、版画部、彫刻部、工芸部、写真部の5部門からなる公募展となっています。
染織の大きな公募展というと、伝統工芸展と国展でしょうか。伝統工芸展は重要無形文化財保持者(人間国宝)を生みだす母体となっていて、国画会は人間国宝の方も出展しますが、技に突出するというより作家の内面的な表現が自由に表現されている印象です。とはいえ、最近は伝統工芸展も変わりつつあるように思いますし、工芸というよりも、より芸術的になってきているような気がしています。
国展は撮影は自由となっています。ですが作品のネットへの掲載は作家さんの許可を別途いただいたほうがいいと思いますので、会場風景としてだけご紹介します。
ダイナミックな作品にしばし感動
染織って何て豊かな表情をもっているのだろう
以前からとても注目していた作家さん
とある場所でみてチェックしていた作家さんの作品も
そして昨年もコレ着たい!とチェック済の作家さん、どんな方なんだろう
そして朝香さんに会いそうな気がした…(-。-;) っとおっしゃった遠方からいらしていた作家さんに遭遇。約2週間の会期中のわずかな鑑賞時間にお会いできるのは本当に偶然です。他にも「きものカンタービレ♪で国展の存在を知りました〜」という着物愛好家の方や色んなところでお会いする問屋さんにもお会いししばし染織談義で盛りあがる♪
広い会場にも負けない、国展の作品の魅力。染織にはさまざまなものがありますし、伝統は革新の連続で、核となるものは芯にありながらもその周囲に新しいものがついていき変化していくともいわれます。染織に興味がある方は、ぜひこうした今の作品群を間近で鑑賞するチャンスを逃さないで見てほしいと思います。
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