衣紋道高倉流の端午の節句行事へ
端午とは端(はし)の午のこと。元来は月はじめ(端には始まりという意味合いもあり)の午の日のことでしたが、午は五と音が通じることから毎月5日のこととなり、のちに奇数月と同じ日が重なる日を特別な日と考える中国の重日思想と、田植えの前に女性だけが家に籠もり身を清める日本の五月忌みの風習が 結びついたのが、端午の節句の始まりといわれています。端午の節句に鎧兜を飾るようになったのは鎌倉時代。端午の節句の頃は五月雨の頃でもあり虫干しをかねて習慣化されたとのこと。
今日の装いは「武」にちなんだ装いにしました。
【4月28日の装い】東京◇晴れ(湿度34%) / 最低気温12℃ 最高気温22℃
野の花工房の諏訪好風の白山紬地の茜染は毘沙門亀甲文様。
仏法を守護する四天王の一尊の武神の毘沙門天の着衣や甲冑につかわれる亀甲を三つつなげた文様を毘沙門亀甲といいます。武に相応しい文様。
赤糸縅の大鎧にあわせました♡
帯あげと帯〆は真紅でパキッと。
日傘は大井川葛布の紫鉱染
松枝忍の鵜に兜の古布コラージュバッグにTextile COCOONの西川はるえのぞうりの花緒。花緒の生地はネパール産大麻糸で織られたもの、製作は伊と忠、台は菱屋カレンブロッソ。
夏の五位の武官の束帯である、朱ふつ輪無唐草紋穀織の闕腋袍のお服あげ、源氏物語絵巻第三十九帖「夕霧」の場面にみられる装束から当時の染料、お道具について。
充実した会でした。レポは旧暦の端午の節句のころまでには…^^;
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