今日は「昭和の日」。昭和天皇の生誕の日です。1989年の今上天皇の即位から天皇誕生日はかわりましたが、ゴールデンウィークを構成する祝日として「みどりの日」となり、2007年に「昭和の日」と改められました。「激動の日々を経て復興を遂げた昭和の時代を顧みて国の将来に思いをいたす」という意味が込められています。
昭和の時代を顧みてというわけでもないのですが、昭和の日からはじまるからか、恒例の家族旅行があるからか、振り返ってみるとゴールデンウィークの装いは、一昔前の昭和コーデが多いことに気がつきました。
白地の本塩沢に朱色の樹下双獣文の塩瀬の染め帯をコーディネート。
朱色の帯はいかにも昭和っぽいですが、私は好きです♡
都会的でないとか、イマドキじゃないとか、そういった評価はあまり気にしていません。
それよりは自分に似合っているかどうか、その場にあっているかどうかでしょうか。
人様からの評価よりも行く先々での場面にあっているかどうかを気にします。
似合うものは人それぞれですし、例えば朱色の鳥に囲まれたりすると帯とあっていて嬉しい♪
着物の魅力は、お洋服のように1シーズンで着られなくなってしまうような流行がないこと、1反の反物を直線裁ちすることで、反物に戻して水洗いでき、仕立て直せば再びきものとして蘇らせることが可能であること、それによって親子二代で着ることもできることでしょう。
流行は気にしませんが年代物を着るときは特に清潔感を損なわないように気を配ります。
着物は着るものですから、着ていたら汚れることもあります。汚れることを気にして着ることを諦めてしまうより、汚れるかもしれないけれど着よう!と考えたほうが着物生活は充塞しますので、どこへいくにも着物です。人生はそう長くはありません。その年の自分はもう二度と戻ってこないのですから。
昭和の日に昭和のコーデで、着物の流行というものを顧みて、着物生活の未来に思いをいたしてみました。
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