紫根染の着物に貝紫染の帯〆をコーディネート
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紫色は古来より貴人の色とされています。
聖徳太子が定めた「冠位十二階」でも最上位の色は紫。ムラサキ科の多年草である紫草の根で染められています。生薬としてもつかわれます。紫根の色素は損なわれやすく、染め液はできるだけ早く使わなければならす、しかも濃い色を出すために繰り返し繰り返し染めを重ねていきます。そして定着率、堅牢度ともに悪く染色技術の中で最も手間がかかる色とされています。
古代フェニキアでは貝を使って染色され(貝紫染)、こちらは堅牢度が高く色落ちしないのが売り。やはり高価なもので、貴族しか纏うことができない色でした。日本では吉野ケ里遺跡から貝紫染の裂とアカニシ貝が発掘されたことから、有明海付近で貝紫染が行なわれたと思われます。
【4月27日の装い】東京◇曇り時々晴れ(湿度46%) / 最低気温12℃ 最高気温19℃
草紫堂の南部絞りの松葉文様の紫根染
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ぎをん齋藤の扇に菖蒲の御所解文様の染め帯
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端午の節句から花菖蒲のころまで活躍する帯です
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朱色の絞りの帯あげに貝紫の帯〆
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バッグは英国のスザンナハンターのアイリス、草履は菱屋カレンブロッソ
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日傘は大井川葛布
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