高麗縁の畳と細い桟の遮光障子の雅やかな室礼の部屋をつくっていますが、葛布の壁紙に藤布の畳縁という上質で野趣な部屋もいいなあ…と。
葛と藤、どちらも樹木に絡みつく蔓草で、そのもつれた状態が <葛藤>です。
住まいと着物収納部屋のリノベーションが滞っている今は、まさに葛藤中。ストレスからか貧血もひどく、鼻血がでたり、呼吸困難になったり、怖いぐらいです…@@;
さて、そんな中でも、青空の元、この日傘をさすとテンションがあがります♡
葛布の日傘です。
葛布は葛の茎を繊維にして織りあげた布のこと。撚りをかけずに糸にすることができる繊維ですが撚りをかけていないので強度はありません。遠州地方の葛布は経糸に綿糸をつかい緯糸に撚りをかけていない平糸の葛の繊維をつかっています。葛の花は夏になると良くみかけます。どこにでもある草ですので、遥か昔から繊維としてつかわれていました。
【4月25日の装い】東京◇晴れ(湿度46%、少し肌寒いくらい) / 最低気温12℃ 最高気温21℃
先週は初夏の陽気でしたが、このところはちょっと肌寒いくらいで袷の着物でのお出掛けにちょうど良い気候。本塩沢のシャリ感が心地よい。
縞に花文様の本塩沢です。これはリサイクルショップで破格値でした。リサイクルの着物は買わない方針ですが、本塩沢の文様の絣ものは今はほとんど織られていないので思わず購入。
こうした不規則の縞は仕立ての仕方で大きく印象がかわるので、お仕立てあがりを買うというのもありかと思います。こちらは未使用で状態も良かったのです♪
本塩沢のシボと絣でゴチャゴチャした印象になるので、帯あげと帯〆はシンプルに。
バッグは英国のRADLEYのシグネチャーシリーズ、草履は菱屋カレンブロッソ
この胡蝶蘭は染めとしては弱い…印象なのですが、こうした絣にはちょうど良い。
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