鳥好きゆえに、酉年だから…というわけでもありませんが、この日も鳥の装いです。
幾何学柄の80亀甲の結城紬。80亀甲というのは反物の幅に80の亀甲絣が並びます。結城紬にもの色々ありますが、これは地機で織られた本場結城紬です。
れえすの花の舌切り雀の刺繍帯をコーディネート
「舌きり雀」のお話
昔々あるところにお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは雀を可愛がっていました。雀はお爺さんの留守中にお婆さんの糊を舐めてしまい、お婆さんに糸切り鋏で舌を切られて追い出されてしまいます。帰ってきたお爺さんは雀がいなくなってしまったことを悲しみ雀を探しに訪ね歩きます。ようやく雀と出会い歓待を受けると、お土産に大きい葛籠か小さい葛籠を選ぶよういわれ、小さい葛籠を選びました。持ち帰るとそこには宝物がギッシリ詰まっていました。話を聞いた欲張りなお婆さんも雀を訪ね、大きい葛籠を持ち帰りますが、中には恐ろしい、虫や蛇が入っていた…というお話。お化けが入っていて食べられてしまったという説も…。
この話を知らないと、何故、ハサミにすり鉢に葛籠?なんですが、物語にちなんだ意匠というのは、色んな方とのコミュニケーションツールにもなって楽しいです♪
帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房
ぞうりは、一脇。花緒には五線譜が描かれています♪
昨年から着物部屋の内装のアレコレで新宿にくることが多くなりました
しかし…、こだわりすぎていつできるのやら…@@;