丹後の小林染工房の実演最終日でした。
初日には「しけ引き」を拝見したので、最終日は「暈し染め」をリクエスト♪
丹後ブルーの染料が入るところに印をつけています。
布の両端は張り手棒でピンとひっぱられていますが、横は竹ひごの両端に真鍮の針がついた伸子で張り広げます。これを「伸子張り(しんしばり)」といいます。
染料を定着させるための地入れ。染料が滲まないように(逃げないようにとおっしゃっていました)、発色がよくなるための下処理の作業。
淡い丹後ブルーで縦方向に。本来は縦方向と横方向は1日あけるのだそうです。
淡い色に濃い色を重ねて境界を柔らかく暈していく。
刷毛は染料をつけるものと、染料を暈すための乾いたものをつかっていました。
引き染めの刷毛はところどころで毛が抜けるようでピンセットでつまみ撤去しながらの作業。
この引き染めの刷毛をつかって蛍暈し染めもされているとのこと。
白くパキッと際立たせるところには胡粉を使用。ここは丸刷毛がつかわれています。
実は、最終日は後片付けの関係で暈し染めの予定は無かったそうなのですが、「暈し染め」と「胡粉入れ」がみたかったので、無茶ぶりしてしまいました(^_^;)
志ま亀ブルーの私と丹後ブルー。小林さんありがとうございました。感謝申し上げます。無事にお帰りになられたかしらん…。丹後は遠い…。