上田紬、真田紐…と、マニアックなところにも光があたった感のある「真田丸」
※写真はNHK広告ポスターより
最終回は「馬上筒」といわれる「馬上宿許筒」のつかい方に注目したい。
ⓒNHK「真田丸」最終回あらすじ
宿許筒は半自動の速射連発銃のこと。時計のバネや歯車をつかった着火装置に弾倉を付けたことで、8発の弾丸を10秒ごとに発射することが可能。馬上からでも連射できることから、馬上筒といわれたようです。フリントロックピストルのこと。
ⓒNHK「真田丸」第48回「引鉄」あらすじ
ちなみに、火縄銃はマッチロック式。縄に火をつけて火蓋をあけてから撃つ。
詳細はこちらのレポを 大都会で火縄銃 長浜火縄銃大会at長浜城 きもの園遊会
馬上宿許筒は、大坂夏の陣で真田幸村が家康を狙うためにつかったとされるものが、紀伊徳川家に伝わっていました。「南紀徳川史」に「神祖(家康公)を狙撃し奉りしもの」「早込めの銃」と記されています。普通の火縄銃の半分以下しかないコンパクトな銃と図解入りで記載されています。その後、砲術家の勝野家のもとへ預けられたとされていましたが行方知れずとなっていました。
堺鉄砲研究会主宰の銃砲研究家の澤田平さんの調査で、第二次大戦後にアメリカオレゴン州に在住の元GHQの人の所有になっていたことがわかり、20年に及ぶ交渉の末、2009年に澤田さんによって買い戻され日本へ戻ってきました。
澤田さんによると、幸村は九度山に隠遁中に開発したのではないかということですが、「真田丸」では千利休が隠し持っていたものとなっています。幸村の改良は真田紐グルグルと六文銭の装飾と細かすぎて果たして動画でみてもわかるのか…^^;
ⓒNHK「真田丸」最終回あらすじ
さまざまなところへの興味をより深く掘り下げてくれるドラマでした♪
最後に、真田信之の奥方、稲さまとのツーショット♡
はじまります♪