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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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日本でフリントロック式の銃がつくられなかった理由

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「真田丸」が終わってしまいました…。

 

銃身が短く肩づけできない銃は照星をあわせても反動でぶれやすく命中率が下がります。そこで支えとして十文字槍を使用!

日本刀の握りを良くするために柄巻きするように、銃身を支えに安定させるために真田紐がつかわれています。まあ何とオタク心をくすぐる演出なのか^^;

 

命中率をあげるには、銃を固定するために銃床部を腕の付け根近辺にしっかりとあてます。これを肩付けといいます。ちなみに火縄銃は頬づけだけで撃つのでライフル銃よりも命中率が低いです。写真は若かりし頃の私のクレーライフル射撃の写真。

 

幸村がつかったとされる馬上宿許筒は連射可能な弾倉がある構造のフリントロック式の小型銃(全長60cm)ですが、次の発射までに火縄銃ほどではなくも10秒以上はかかるといわれています。騎乗で短銃だったから二丁づかいにしたのか…、その辺りは演出なのでしょう。

 

家の整理をしていたら昔の写真がでてきました。なんてアナログなスコアボード!

昔から赤色が好きだったということもあって、私も射撃では赤揃え。

そしてライフル銃がズラリ〜。

 

こちらはエアライフル射撃。こちらも学生時代はやっておりました。

エアライフルでは身体のブレを防ぐために射撃用のコートを装着します。

 

銃の歴史は、点火方式によって変わります。

 

マッチロック式(火縄銃) → ホイールロック式(ホイールを回転させて点火) → フリントロック式(火打からくり式銃)

 

日本でフリントロック式の銃が明治時代までつかわれなかった理由。それは家康が身を以て恐怖を経験したがゆえに封印されてしまったのかもしれません。

 

調査と検証の念密さの必要性、そして史実を踏まえた上での演出の重要性。かつては肩書き重視で勉強不足だった人もいたであろう(たぶん…)大御所考証家時代の終焉を実感いたしました。時代考証、城郭考証、軍事考証の本物の裏話が、リアルタイムでネット配信されたことにも、SNS新時代の幕開けを感じた、素晴らしい大河ドラマでした。

 

「真田丸」一年間、楽しませてくださってありがとうございました。

我が家にはテレビがないのでオンデマンドで見ています♪

 

※「真田丸」の劇中写真は、すべてⓒNHK「真田丸」最終回あらすじ より

 

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