11月に初雪が降り一気に寒い冬がやってくるかと思いきや、東京は暖かな晩秋です。
【12月3日の装い】東京◇晴れ(湿度49%) / 最低気温8℃ 最高気温18℃
増井一平「雨音」小紋に射手座の染め帯をコーディネート
12月の夜空には射手座はないそうなのですが…、
射手座の季節は今ですので冬景色となっています。
無地の縮緬の帯あげは加藤萬、帯〆は伊藤組紐
型彫り師の増井一平先生が彫られた型紙の「雨音」
天声人語で紹介された、鏑木清方の随筆にあった一説から思いつき、ショパンのソナタの譜面から写して彫り上げられたもの。
「糸のような春の雨には茅ぶきの屋根が似合う。そして、急な雨なら瓦屋根がいい。夏の夕立など茅屋根では折角の力が抜けて面白くない。急がるる仕事もなく、訪ないくる人もなき閑日の昼下がり、真昼の雨のこまやかなるもよし。」
朝日新聞2008年6月8日付天声人語より
この小紋、単衣に仕立てたのですが、今日着たのには理由がありました。
そのレポは改めて。