前々から思っていたのですが、越後屋が前身である三越は、誇りを持って1階に呉服売場を設けたら良いのではないでしょうか。どこの百貨店も化粧品売り場が1階というのはあまりにも能がないような…(・_・;) 百貨店の呉服売り場、特に特選呉服売場は広くたくさんの方にみてもらえるようにしたほうが良いと思うのです。海外からの方への日本文化のアピールにもなりますし、若い人にも良いものをたくさんみてほしいのです。
日本橋三越の1階中央ホールには突如、日本庭園が出現(ノ゚ο゚)ノ
平成の小堀遠州とも称される、京都の庭師、北山安夫さんによる造作庭園です。
池には極楽浄土に住むとされる上半身は人、下半身は鳥迦陵頻伽(かりょうびんが)。天井画で描かれているのはよく目にしますが池というのは珍しい。
周りにはテーブルと椅子が置かれています。
お干菓子とお抹茶もいただけます♪
百貨店の中でも、日本橋三越のエントランスの吹き抜け感は圧倒的に良いです。
4階の特選呉服売場では「越後屋由来の名店鋪 〜きものと帯 大競演〜」が開催中
お正月向けの染め帯がたくさん
雅楽器の描かれた訪問着。正倉院に残る箜篌(くご)。古代アッシリアで生まれたとされる竪琴で西洋ではハープ、東方では箜篌といわれます。廃絶されてしまった雅楽器ですが1200年の時を経て復元され伶楽舎で演奏されています。
オリエンタルな訪問着。こちらも素敵♡
後姿にもチラッと鳥がいます。
写真はありませんが、7階の催事会場では「洛趣展」が開催中です。(〜14日まで)
京都に行かずとも京都を楽しめます♪
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【11月10日の装い】東京◇曇りのち小雨(湿度53%) / 最低気温8℃ 最高気温13℃
白地80亀甲経緯絣の結城紬に大輪の菊が描かれた染め帯
菊の花弁とその影が実に良く描かれています。
帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房
古布コラージュのバッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソ