第23回 沖縄ふれあい広場「沖縄の工芸展」最終日
首里織体験をしました。
2年前にもやっているのですが、レポはこちら☆
すっかり忘れていて…、いつも初心者状態^^;
袂が邪魔だったので、紐をお借りして簡易襷掛けで挑戦
木綿糸をつかってコースターを織ります
平織を8段織って花織を入れていきます。
花織の模様は手前の花綜絖を足元の踏み糸で動かして、経糸を沈めたところに緯糸を通すことによってできます。
右足で踏み木を踏みながら左足で踏み紐を引いて左から右に緯糸を通すと綜絖が浮き上がります
その間に緯糸を通します
2種類の踏み紐を踏み換えることによって交互の模様が浮きでます。
織り手の方々は難なくやっていらっしゃいますが、花織は足を紐にかけてから踏み木を踏んでトントンという、リズムに乗ることが難しい
こんな感じで織りあがりましたヾ(@^▽^@)ノ
実際に体験してみて、難しさを知る…。ということも大切です。
那覇伝統的織物事業協同組合の安座間美佐子理事長と
組合の皆さま、ご指導をありがとうございましたm(_ _ )m
特別記念講演「琉球びんがたの歴史•工程/ 琉装の文化」
琉球びんがた事業協同組合の屋富祖幸子理事長の講演
紅型の歴史と工程について。紅型と一括りにされていますが、技法によって違いがあり細かくわけられています。
白地紅型◇1回の型付けで模様にだけ彩色する
染地紅型◇1回型付けで模様に色挿しした後、その上に糊伏せし地を染める。
返し型◇白地紅型で染めた後に、模様に糊伏をし地を染める。白地の地を改めて染めることを地返しという。
朧型◇染地型と白地型の重ね型、白地型の型紙2枚で重ね型をすることもある。
藍型◇型付けまたは糊付し藍瓶での浸染。
瑞慶山和子さんによる琉装の実演。
琉球舞踊をされる紅型作家でもあり、着ていらっしゃる紅型はご自分で染められたものなのだそうです(ノ゚ο゚)ノ
琉球王朝の女官装束であるドゥジンという襦袢のようなものにカカンという巻きスカート姿。
高貴な女性は紅型を打掛のように羽織ります
琉球舞踊のときの着付け
帯をつかわず腰紐におはしよりを入れ込んだウシンチーのスタイル
琉球舞踊でつかう房飾り
紅型の工程、そして歴史から今にみる紅型まで、とてもわかりやすいお話でした。
【9月11日の装い】東京◇曇り時々雨(湿度86%) / 最低気温21℃ 最高気温25℃
八重山上布の着納め。
クワンカキー(環掛)にトゥイグワー(燕)の絣柄の八重山上布の白上布にぬぬパナの亀田恭子の絹×苧麻の風車文様の交織帯をコーディネート
八重山上布のつくり手との八重山上布の白上布スリーショットを撮影するつもりが…、最終日だったのでお二方の着替えが思いの外早かった(T▽T;) 残念なので昨日の写真。石垣市織物事業協同組合の平良佳子理事長と上原久美さんと
いつか…必ず白上布スリーショットを!
秋に白いきものは違和感があるかもしれませんが、古代中国に端を発する陰陽五行説では、春は青『青春』・夏は朱『朱夏』・秋は白『白秋』・冬は玄(黒)『玄冬』とされています。八重山上布の紅露の捺染絣の色に秋らしい小物コーディネートで。
沖縄の産地の皆さま、3日間ありがとうございました♪
次は沖縄でお目にかかれたら良いいなあ…。