ようやく最高気温が30℃を切るようになりました。しかし湿度が高い…。きものは帯周りを固めますので、着脱ができません。墨色の襦袢で透け感を抑えて夏のきものを単衣のように見せています。
【9月12日の装い】東京◇曇り(湿度72%) / 最低気温22℃ 最高気温28℃
墨色の長襦袢を着た黒地の琉球壁上布は単衣の中でもあまり違和感なし
白地の襦袢ですとこれぐらい透け感があります
※「画鬼 暁斎 ~幕末明治のスター絵師と弟子コンドル~」内覧会より
帯は河鍋暁斎の「蟹の綱渡り」の写しの麻帯
帯あげは木村孝先生からのいただきもの。この微妙な煉瓦色がとても重宝しています。帯〆は京都井澤屋
この絣柄はチョウバン(枡)です。ご指摘いただき調べました。ありがとうございましたm(_ _ )m ※出典 織の海道
なので、こちらの八重山上布もチョウバンにトゥイグワー(燕)です。
日傘は大井川葛布の紫鉱染の葛布地。
蟹のバッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソ。
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経済産業省 伝統的工芸品産業室と生活製品課へ。
訪庁の装いは洋装ならスーツ、和装なら江戸小紋あたりが相応しいように思いますが、陳情ではないので、普段生活スタイルの装いです。カレンダーにあわせた着用ルールではなく、自然にきものが浸透していくように、気候にあわせた着ていて無理のない装いで伺いました。
手仕事の技によるもののいくつかは、文化財保護法に基づいて重要無形文化財に指定されています。さらにややこしいのですが、重要無形文化財の技の指定条件と経済産業省による伝統的工芸品の指定条件は異なります。その違いを把握して自分なりにリストアップするための資料づくりです。
興味の対象が広がりすぎておりますが、つぎつぎと繫がっていくのです。どうまとめるか思案のしどころですね…σ(^_^;)