今日は社中で同じ曜日にお稽古させていただいている皆さまと炉開きでしたImage may be NSFW.
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炉開きとは、風炉から炉にかわり、初夏に摘んで寝かせておいた新茶をはじめてつかう、節目。
ここから新しい年がはじまる、お茶の世界のお正月のようなものです。
炉開きでは宮中行事の玄猪(げんちょ)にちなみ亥の子餅(いのこもち)かお善哉をいただきます。
玄猪とは、旧暦10月上亥の日に無病息災、子孫繁栄を願って行なわれた行事。
古くは中国から入ってきた行事のひとつで、大豆、小豆、大角豆、胡麻、栗、柿、糖(あめ)の
七種の粉を入れた餅をついたものを食する宮中行事でした。源氏物語にもでてきます。
鎌倉時代になると猪は多産であることから子孫繁栄を願って、亥の子餅を食したのだそう。
江戸時代には、亥の月の最初の亥の日を玄猪の日と定め、玄猪の祝いともいわれていました。
このため、亥の子餅を玄猪餅とも言います。
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先生お手製のお善哉は上品な甘さで美味しかったです!
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亥の子餅を包んだ玄猪包みを象った香合です。
玄猪の儀は京都の護王神社で今でも神事として行われています。
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床の軸は、大徳寺195世翠巌宗珉(すいがんそんみん)(1608年~1664年)
布袋さまが描かれています。布袋さまの手にしているのが堪忍袋。人々の不平不満を
代わりに入れて背負ってくださっているのですが、いっぱいになると緒が切れる…。
ことから、堪忍袋の緒が切れるの語源です。
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年々時が過ぎるのがあっという間…。
季節を楽しみすべてのもの慈しむことができるよう寛容であれと自分を戒めたいところです。
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【11月11日の装い】東京近郊◇晴れ時々小雨(寒かった!) / 最低気温13℃ 最高気温17℃
菊の青海波文様の付けさげ小紋に鎧縅文様の織なごや帯をコーディネート。
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裾にいくほど菊文様が密集し大きくなります。
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帯あげは桜色と卵色の染め分け、帯〆は龍工房
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数寄屋袋は草紫堂の紫根染、更紗の懐紙入れは鈴木一時代裂研究所
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開炉の茶事•炉開きの装い / 菊の青海波文様の付けさげ小紋に鎧縅文様の織なごや帯
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