クリスマスシーズン着たくなる結城紬です
深緑色椿文様の80亀甲結城紬に冬の樹木に蔦と鳥の染め帯をコーディネート
帯あげは、丹後の小林染め工房で自分で染めたしけ引き。
自分で染めあげた帯あげって嬉しいものですね~♪
帯〆は種田絞彩苑のもの
帯には番いの鳥が描かれています。
【結城紬の重要無形文化財の指定条件】
①使用する糸はすべて真綿より手つむぎしたものとし強撚糸を使用しないこと
②絣模様を付ける場合は手くびりによること
③地機で織ること
こちらは真綿より手紡ぎした本場結城紬ですが、これは地機ではなく高機で織られています。地機ではないので重要無形文化財の要項は満たしていませんが、本場結城紬。ややこしいのですが、本場結城紬とは高機で織られた結城紬に証紙を貼るためにつけられた登録商標なのです。
結城紬の特徴は、軽いこと(普通の絹織物は700g~800g、結城紬は550g~650g)
染色堅牢度も高くシワにもなりにくくて暖かい。その秘密は糸にあります。本場結城紬の糸は、真綿から手紡ぎした撚りのない糸です。糸は撚ることによって空気を排出し固くなりますが、結城紬の糸は糸に撚りがないので空気をたくさん含んでおり、真綿のしなやかで身体に沿うような着心地が生まれます。
そして、結城紬は経糸よりも細い緯糸がつかわれることも特徴。それによって経糸のラインがうっすらみえ着姿が美しくなるといわれています。
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緑色地椿文様の結城紬に初冬の鳥の染め帯
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