今回のきものサローネはすべて平日開催ということを鑑みても、きものエンドユーザーのためでなく、業者間の取引のためのものなのかな…と想像はつきますが(違うそうです)、つくり手の方もきものを着る人(買う人)から直接の意見を聞ける貴重な機会だと思うのです。こんなコーディネートもありなのかとか、こんなものが欲しいと思っているのかとか…。
きものを買う側からいわせていただけば、展示会などで押し売りされるのは苦手だけれど、つくり手のお話はお聞きしたいし、希望も聞いてほしい、と思っております。最終的にきものを買うのは私たちなので、ぜひここぞとばかりに、きものエンドユーザーにプレゼンテーションしつつ耳を傾けてくださいませ。私は好奇心が勝るので、自分から話しかけますし、リアルな知り合いの方もたくさんいらっしゃるので楽しんでおりますが、きものカンタービレ♪をみてサローネに足を運ぶ人が楽しめるかしら…とそれが気がかり(-。-;)
きものが嫁入り道具だった時代とは違って、今きものを買う人は本当にきものが好きできものを着る人だと思います。きものエンドユーザーがたくさん集まる機会というのはきもの業界にとっての今後の指針となるはずです。それにはきもの業界の内輪受けで終わらないで欲しいと切に願っております。
【10月7日の装い】東京◇晴れ(湿度34%) / 最低気温14℃ 最高気温22℃
袷でも快適な湿度となりましたが、多くの人が訪れるようなところは得てして暑いので、単衣の装い。
野乃花染工房の諏訪好風の七宝文様の紫根染に稲と鳴子と雀の織なごや帯をコーディネート
稲に鳴子の文様はあっという間に季節が過ぎてしまうので、この時季ヘビロテでつかいます。
帯あげは龍工房、帯〆は加藤萬、根付紐は藤岡組紐
竹に雀の古布コラージュバッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソ
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きものサローネ雑感 / 諏訪好風の七宝文様の紫根染に稲と鳴子と雀の織なごや帯
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