きものサローネとは…?と聞かれたら、きものに関わるメーカーが発信するきものの見本市のようなものといった印象でしょうか。初日(7日)はマルシェといわれるショプのみ(無料)、2日目である今日からはファッションショーやイベントも企画されています(有料)。
出展者にとっても、きものエンドユーザーにとっても、新たな出会いの場となる貴重なイベントです。
●衣の織(いのり)●
今回、おおっヾ(@°▽°@)ノ!っと思ったのはこちら。まっさらな地機での実演をされていました。
年季が入った地機しか見た事がなかったので、白木の地機は知らない織機をみるよう…(ノ゚ο゚)ノ
衣の織(いのり)を主宰されている、着物染織作家の大久保有花さん。
こちらでつくられる紬は「野の絢」と名づけられ全工程を手仕事でさらに原材料となる植物も栽培されています。つくるだけでなく、着て楽しむ場やショップ経営も視野に入れていらっしゃり、とてもポジティブに活動されています。
サローネでは真綿をつくしをつかって手紡ぎしていらっしゃいました。
紡いだ糸は精練をして草木染め。すべての工程をご自身でされるのだそう。
自然からいただいたものを自らつくり纏う、なんて素晴らしい!何よりつくられているものも素敵~(〃∇〃)
草木染めの紬に志ま亀の帯をコーディネートされていらっしゃるのも、私好みで嬉しかった♪
●染めもの中野●
2012年のきものサローネで出会って以来のお付き合い。私的にはこの出会いがあったからきものサローネというイベントを評価しているといっても過言ではないと思います。
糸目糊置きが活かされた友禅で描く、中野ワールド♪
妖怪もユーモラスで動き出しそう! 前柄は烏天狗でした。
友禅作家の中野スズミさんと
次なる課題?もすでにお願いしました。楽しみです~♪
●小林染工房●
春には丹後で帯あげのしけ引きをさせていただき大変お世話になりました。しけ引き、楽しかったな~♪
引き染め職人の小林知久佐さんと
サローネ初日の夜から打ちあげ?にご一緒させていただきました。小林さんの地の目にそった美しいしけ引きの技は相手を思いやる気配りによってできている、とつくづく感じ入りました。美しい着姿は、決して希少価値とかそういったものでなく、つくり手の誠意から生まれるのだなと…。つくり手と和裁師と着る人の座談会のような夜でしたが、他のつくり手や和裁師の方にもぜひ聞いていただきたいと思うような濃いお話がいっぱいでした。
●カレンブロッソ●
小林染工房さんの丹後ブルーのしけ引き格子の花緒はこちらで草履にしていただきます。
きもの生活を可能にしたのは、歩きやすい足元。この方のおかげです!
菱屋カレンブロッソの廣田裕宣さんと
まだまだ他にもご紹介したいところですが、つづきはまた~♪
しかし、どうして同じ時期に展示会するかしらん…というぐらい、今週はきもの展示会が目白押しです
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きものサローネ はじまりました♪/ 衣の織(いのり)、染めもの中野、小林染工房、etc
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