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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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動く浮世絵!国芳&国貞 / クローバー柄の絣に蛇の目傘に柳に燕の染め帯と朱色の羽織

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「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 私の国貞」 の広告看板が凄い!


国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」の鰐鮫が大海原で暴れている!

為朝に烏天狗が舞い降りる!


これは何と!モーターで動かしているのだそう\(゜□゜)/


国貞「見立邯鄲」の団扇は優雅に仰がれていますうちわ


この展覧会は是非いかねば!  すでにグッズは売切れ続出だそうです…(・_・;)


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

【3月27日の装い】東京◇晴れ(湿度47%、花粉多し) / 最低気温6℃ 最高気温16℃

クローバー柄の絵絣に蛇の目傘に柳に燕が描かれた帯をコーディネート。日傘は大井川葛布の葛布。

手先に桜の花びらが散っています桜

日傘は大井川葛布の葛布

燕が隠れてしまってますが、全体図はこんな感じ

帯あげにも桜をチラッと桜

ビーズ刺繍のバッグはジャマン•ピュエッシュ、ぞうりは菱屋カレンブロッソ

日中は暖かかったのですが、夜は冷え込みました。朱色地に白の羽織をコーディネート

羽織紐は龍工房


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桜と羽ばたく季節の装い / 志ま亀のふくら雀小紋に桜蝶の染め帯

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3月21日に開花宣言がでてから1週間が立ちました。気温があがらなかったこともあり近所の桜はまだ2分咲きです。今週末が見頃でしょうか。今年の桜はゆったりと楽しめそうですね♪


日本人にとって桜はやはり特別。春の到来を告げるように、葉よりも先んじて咲き、サッと潔く散る。そして何よりも散り際が美しい桜

枝付の写実的な桜は桜が咲く前に。
桜が満開の時期は桜と競わず桜の文様は避ける。
桜が散りだしたら名残惜しみつつ桜の花びらの意匠を纏う。

そんな装いが日本人の美徳といわれていますが、桜と同化するように季節を目一杯楽しむのも良いのでは。ちなみに私は里帰りと称して桜のお花見に桜のきものや帯も着ております桜

花と競うのは野暮というお話もありますが、お茶の世界のおもてなしの心がつくりだす<空間の調和>と季節を謳歌し堪能する<自然の花を楽しむ感覚>は違うもののように思います。
何にせよオシャレは楽しいほうがよろしいのではないでしょうか。

志ま亀のふくら雀の小紋に桜蝶の染め帯をコーディネート
鳥も蝶も羽ばたくもの。新しい世界に飛び立つ季節に飛翔の願いをこめて♪


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明治神宮の森へ / 桜色地に桜文様の小紋に雲に四方瓜に菱文様の織なごや帯と枝垂れ桜の道行

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明治神宮の森へ♪
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この地は古くから樅の木の大木が育っていたことから代々木といわれています。ですが第二次世界大戦の空襲で焼失してしまいました。現在の明治神宮敷地内の木は全国から献木された10万本を植林した人工林なのだそうです。桜の樹はないのでお花見はできませんが、参拝客の方でいっぱいでした。

衣紋道高倉流のイベントとお食事会(後日レポします)の後、明治神宮参拝へ五十鈴神社

明治神宮のご祭神は明治天皇と昭憲皇太后。明治天皇はご崩御された後に京都の桃山御陵に葬られましたが、明治天皇を敬う人々からの東京に神宮を!と望む声が多かったことから東京の神宮建設が決定し、全国民から13000名が労力奉仕で参加し造営されました。

外拝殿の社殿にて参拝いたしました。

明治神宮のおみくじは、御御心(おおみごころ)といわれるもので吉凶を占うものではありません。ご祭神である明治天皇の御製と昭憲皇太后の御歌から教訓となるものが選ばれています。
「すぎたるは およばざりけり かりそめの 言葉もあだにちらさざらなむ」
~何事も不用意な言いい過ぎは誤解の元、言葉には気をつけましょう~の意。

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【3月29日の装い】東京◇晴れ(湿度36%、花粉多し) / 最低気温7℃ 最高気温19℃
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桜色地に桜文様の小紋に川島織物の雲に四方瓜に菱文様の織なごや帯をコーディネート
桜の季節です。桜色のきものにあわせる黒と白の色の配分にこだわってみました。

有職文様の雲に四方瓜に菱文様の織なごや帯

かづら清老舗の松竹梅文様の利休バッグ

参拝の砂利道も歩きやすいように、菱屋カレンブロッソ

天使と栗鼠の刺繍がされた日傘はHANWAY


きもので明治神宮の参道を歩くと外国人観光客に囲まれます…(゚_゚i)

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桜の開花にやきもき!? / 皇居の桜 乾通りの一般公開

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皇居の乾通りの春季一般公開は明日までです。(2016年3月25日~31日)
この後、樹木の更新工事が行なわれるため、次は来年の秋季の公開となります。

乾通り一般公開は2014年春に天皇陛下の傘寿を記念してはじまりました。皇居の桜と紅葉の風情を多くの人々に楽しんでもらいたいという陛下の御心から実現したのだそうです。

2014年の公開時は桜は散りはじめ。それはそれでとても美しいものでした桜


乾通りは皇居南側の坂下門から北側の乾門までの約750mの並木道。桜の名所といわれるほど桜の本数が多いわけではありませんが、江戸城の名残りと桜を鑑賞することができます。(2014年4月4日撮影)


2016年は例年よりも早く桜の開花宣言を迎え、一般公開期間中に満開となるといわれていましたが、気温があがらず、蕾はまだ固いようです。30日の朝の地点でソメイヨシノは3分咲き、枝垂れ桜は5分咲きとのこと。今日は暖かいようですのでこのまま一気に咲きほころぶかどうか…。この公開を楽しみに上京される方もいらっしゃるとお聞きしておりますので、もう少し咲いてくれると良いですねサクラ (2016年3月28日撮影)


皇居坂下門側からみた大手町の摩天楼(2014年4月4日撮影)

石垣と櫓に桜はあいますね桜

皇居の桜は自然の非対称の美。日本らしい美しさです。

後ろを歩いているのは皇宮警察の方々。連行されているわけではありません。

皇居には清々しい空気が流れています。
桜はまだでも空気を堪能するだけでもよろしいかと♪


桜の開花が今ひとつのこともあって、今年は待ち時間が少ないようです。
明日の最終日は大変な混雑が予想されています。

乾通りの途中にはお手洗いと水飲み場があります。ですが大混雑です。
手荷物検査がありますので、混雑緩和のためにも荷物は少なめに。
ペットボトルは持ちこめますが、検査官の前で試し飲みをすることになります。
皇居内は陽射しを遮るような建物がありません。日焼け対策は万全に。
ボディチェックはきものでも特に問題はありません。

乾通りから乾門へは行かずに、東御苑へ抜けることができます。一方通行です。
東御苑の桜(アマギヨシノ)は今が見頃を迎えています。


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美しいキモノ夏号の撮影 / 白地経緯絣の結城紬に舌切り雀の刺繍帯

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東京は桜が満開を迎えつつあります桜

そんな中、美しいキモノ夏号「今夏の小物のウィッシュリスト(仮題)」の撮影。
朝香沙都子がこの夏に欲しいと思ってるもの、つかうものを、山形、宮城、東京、岐阜、丹後、沖縄と北から南まで日本全国から集めてみました♪ 
ご協力くださった皆さまありがとうございましたm(_ _ )m
美しいキモノ2016夏号は、5月20日発売です!

プロによる静物撮りですので、きっと素材感もバッチリでるのではと、楽しみにしております。


【3月31日の装い】東京◇花曇り(湿度30%、花粉多し) / 最低気温9℃ 最高気温20℃

白地の80亀甲の経緯絣の結城紬にれえすの花の雀の舌切り雀の刺繍帯をコーディネート

舌切り雀のお話に登場する、洗濯糊、ハサミ、葛籠が刺繍されています。

桜色のちりめんの帯あげと臙脂に桜色の暈しの帯〆

長襦袢には桜の花

バッグinバッグにつかっている小さなビーズバッグはジャマン•ピュエッシュ
草履はオリジナルの紬地で誂えてた菱屋カレンブロッソ

十二支の刺繍された日傘はHANWAY

鳥の丸紋の越後型の道行

古布コラージュのバッグは松枝忍


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第41回 紅会全国展へ at 東京銀座画廊美術館

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第41回 紅会全国展へ(~4月3日まで) この後、名古屋、大坂とつづきます♪

紅会副会長の高橋信枝先生とカメラ 二人とも春の色の装いでございました!


紅会はプロの刺繍工房です。そしてその技を広く伝承していくため刺繍教室を開催しています。
染織に限ったことではありませんが、工芸が商売として成立たず、後継者育成が難しい時代となりました。その中で、趣味から高じたものを「形として残す」ということに望みがあるかもしれません。とくに身に纏うものである染織品は、もともとは母から子へと祈りと共に伝えられたものが多くあります。

この紅会の展覧会では、展示されている作品だけでなく、ご自分で刺繍されたきものや帯を着ていらっしゃる方を拝見することができます。ご自分のため、ご家族のためにと、一刺し一刺しに込められた溢れるような思いをお聞きすることができたりもします。

会場で素敵な着こなしをされていらっしゃる方がいらしたので、お声がけさせていただきましたら、紅会会長夫人でいらっしゃいました。 お太鼓の刺繍をアップで撮影させていただきました。


こちらは、副会長の高橋信枝先生の帯。

古典的な文様ですが配色に個性があります。意匠は同じでもわずかな違いで印象はガラッと変わります。
自分だけのものをつくることができるというのが刺繍の魅力でもありますね。



東京は桜が満開桜 桜もゆっくり堪能したいけれど染織関連の展示会も目白押し。はしごします♪


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久米島紬の世界展 at 日本橋三越 / 桜色の丁字染の紬に洛風林の桜に鹿文様の帯

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「久米島紬の世界」が日本橋三越特選呉服売場にて開催中(~4月8日まで)

久米島紬は分業でなくひとりのつくり手が染めから織まで一貫作業でおこないます。
植物染料は、蘇鉄、福木、山桃、テーチ木(車輪梅)、グール(サルトリイバラ)、ユウナ、月桃、サトウキビなど、島に自生する植物から採取。採取した植物とそれによって染められた糸が展示されていました。


山城智子さんが機織りの実演をされています。(~4月3日まで)

機にかかっているのは、大地染の緯絣。元気がでそうな上品な蜜柑色です♪

久米島には沖縄全土の土が揃うといわれるほど多くの鉱物があり、泥染め、ゆうな染めの他に大地染があります。地色は赤土染、焦茶色は車輪梅の鉄媒染の糸です。

緯糸の杼は地色が3本、絣が2本

久米島紬の緯糸は真綿からの手紡ぎ糸がつかわれます。

実演に慣れていらっしゃるので説明しながらもリズミカルに織られますが、百貨店は空気が乾燥していることが織りにくいのだそう。


山城智子さんとカメラ 今度は久米島にいってみたい~♪ゴールデンウィークの沖縄滞在でいけるかな…。
週末は比嘉正美さんによる絣括りの実演もあるそうです。(~4月3日まで)


日本橋三越は暖簾が桜バージョンでした桜


他にも展示会をハシゴ。これで今年のお誂えリストはパンパン。趣味性の高いものと工芸的なもの産地ものに偏っているので、そろそろドカンと華やかなものを誂えたいところでもあるのですが…(・_・;)

丁字染の紬に洛風林の桜と鹿文様の帯をコーディネート

抽象的な桜ですので季節に関係なく楽しんでおりますが、桜の季節につかいたい帯なのです。

桜文様の絞りと刺繍の帯あげは桜の花の見せ所を少しずつ変化させながらこの季節にヘビロテでつかっています。

バッグはジャマン•ピュエッシュ、ぞうりは菱屋カレンブロッソ

大井川葛布の葛布の日傘をあわせました♪


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知念幸徳の琉球絣に知念紅型研究所の梅桜川の紅型帯

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東京は桜が満開ですc.blossoms*
朝方は雨でしたが午後にはあがり、少し肌寒いものの行楽日和。
お花見目的ではなく、浅草~ 銀座 ~ 日本橋 と、染織関連で動き回りました。

滞在時間30分の浅草で、ちょっとだけ満開の桜を堪能。
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彼方此方に出没しておりますので、朝香さんの行動力は凄い!っと、ビックリされるのですが…、じつは目的の3分の1も達成できておりません。そしてこれもビックリされるのですが、できるだけ朝はプールで泳ぎサウナで汗を流してからきものを着ています。靭帯損傷から4ヶ月、この春からようやく水泳再開です。松葉杖がとれ歩けるようになってからは回遊魚のように動き回っております。ブログは全然追いついておりません(-。-;)

今日は夢!?のような時間を過ごすことができました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
後からジワジワ来ました~。眠れるかしら…恋の矢

各レポートは後ほどいたします。


【4月3日の装い】東京◇雨のち曇り(湿度86%、花粉多し) / 最低気温9℃ 最高気温16℃

知念幸徳の二玉のトゥイグワーとヒキサギー模様の琉球絣に知念初子の桜川の紅型帯をコーディネート

紅型三宗家のひとつ、知念紅型研究所の知念初子の紅型帯。
梅と桜文様なので、新春から春先にかけて着用しています。波の躍動感が素晴らしい!


浅草寺は外国人観光客でスゴいことに…。初詣のような人混みでした。
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西陣繻子織の雨コートの肩すべりにはエルメスのスカーフをつかっております。



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「工芸・Kogeiの創造― 人間国宝展 ―」at 銀座和光ギャラリー

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「工芸・Kogeiの創造― 人間国宝展 ―」が銀座和光ギャラリーにて開催中(~4月10日まで)


染織をはじめとして、陶芸、漆芸、金工、木竹工、人形という工芸の分野の重要無形文化財保持者(人間国宝)40名の先生方の作品を揃えたはじめての展覧会です。東京オリンピックの年まで毎年行なわれる予定なのだそう。

伊勢崎淳の備前、鈴木蔵の志野、加藤孝造の瀬戸黒…。現代の名工による茶道具もみることができます。


この日は佐々木苑子先生によるギャラリートークが開催されるとあって、会場いっぱいの観客。きもの愛好家だけでなく、染織家の先生方もたくさんいらっしゃっていました。
今ここで地震があったら、染織の技の行く末が心配…と本気で思いました(゚_゚i)

佐々木苑子先生は「紬織」の重要無形文化財保持者(人間国宝)でいらっしゃいます。
小さくても大地を渡るエネルギーをもっている鳥が大好きでいらっしゃるということで、作品には鳥模様の絣柄が多く見られます。じつは私も同じ理由で鳥が好きです。なのでこのお話をお聴きしたときは電撃が走りました。いつか先生の作品を纏ってみたいドキドキ


ご自分の足で山陰の絵絣の技をもつ職人を訪ね何度も嘆願してその技を学んだという情熱、曲線を絣で織りだす知性、植物のもつ素材の美しさを生かした色調。ご自身がきものを着ていらっしゃるからだと思うのですが、きものになったときの空間と文様のバランスが絶妙だと思います。着てみたい!と思うきものです。


出展されていたのは、先生の御宅のお庭にやってくる鳥の絣が入った帯「春告げ鳥」
たれ先や周りには草木染の鮮やかな色と少しだけ金糸もはいっていました。


佐々木苑子先生のギャラリートークは、染織部門の先生方の作品の特徴と技について。その中で、絹糸は煮だすことに耐える力を持っているというお話がありました。それによって生まれる草木染の絵絣の美しさは佐々木先生の作品に生きています。伝統は守るだけでなく時代にそっていくもの、そしてそれを伝承し発信していくこと。

土屋順紀先生の紋紗の帯


鈴田滋人先生の木版摺更紗の帯


日本工芸会の工芸展は本展、支部店、部会展と年3回あり、そのための作品づくりというのは、精神的にとても大変なのだそうです。重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されていても、毎回緊張するものとお聞きいたしました。
作品の向上、そして次世代への伝承のために、さまざまな人に見てもらうことも含めて、つくり手の先生方は素晴らしい貢献をされているのだとあらためて感じ入ったのでした。


工芸とは日常生活につかうことのできる機能性があって、かつ美術的な美しさを兼ね備えたものです。
重要無形文化財保持者(人間国宝)の技でつくりだされる工芸品には観賞用としてだけでも価値があります。…が、究極の贅沢ではありますが、やはり人が着てみてこそのもの、つかってみてこそのものと思っております。
それを含めて、きものカンタービレ♪では、お伝えできたらいいな~と夢は大きく理想は果てしなく。


この日は何と、憧れの佐々木苑子先生をはじめ、小形由美子先生、平山八重子先生、磯緋佐子先生、荻原初恵先生と銀座でお茶をするという幸運に恵まれました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
各先生方にお聞きしたいこといっぱいあったはずなのですが、テンションが上がり過ぎて、きものを着る立場としてのことだけを熱く語ってしまったような…。失礼いたしました…あせる
あのラウンジで、先生方の撮影もさせていただけば良かった。。。

せっかくなら自然光でということで、佐々木先生と銀座の街で撮影させていただきました。

少しボケてしまっているのですが、このショットが一番良い笑顔でした!

※小形先生、ありがとうございました。

そして、佐々木苑子先生ありがとうございました。感謝申し上げます。

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【お知らせ】ぬぬぬパナパナのぬぬ2016 東京展&大阪展

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「ぬぬぬパナパナのぬぬ 2016」が今年も開催されます♪


そして今年も東京展と大阪展でキモノ文化講座の講師をつとめます。
つくり手と着る人をつなぐお手伝いです♪


【東京展】
会期:2016年5月13日(金)~16日(月)
会場:ラ・ケヤキ
時間:11時~19時 入場無料
※期間中の毎13時~つくり手による解説があります。

●キモノ文化講座「キモノ井戸端会議 vol.4」 

日程:5月13日(金)
時間:19時~21時
講師:朝香沙都子、西岡万紀、松下妙子
料金:2,000円
定員:20名
「きものカンタービレ♪」にて現在レポート中の八重山染織勉強会のご報告会。
そして、きものの実用性を着る立場から考えます。自然布の縮み率を考えた仕立て、汗抜きや水洗いなどのお手入れ、コーディネート、六寸帯の着付けなど。そして、ぬぬパナ小袖のご紹介も。

●ワークショップ「ぬぬパナを着てみよう」

時間:11時30分~お好きな時間まで
講師:西岡万紀、浦令子
料金:7,000円
定員:3名
浦所有のぬぬパナの着物(袷、単衣、芭蕉布、上布)と帯をお貸しいたします。広い庭園と屋敷内で、じっくり時間をかけ着心地をお愉しみください。
*足袋・履物はご持参下さい。また会場外への外出はできません。
*ご希望の方には、着付けも承ります。(1,000円)


●ワークショップ「キモノ個人レッスン」
時間:14時・15時・16時(各45分)
講師:西岡万紀(着付け編)、松下妙子(仕立て編)
料金:3,000円
今さら聞けない?アンナことコンナこと...あなたの悩みを一挙解決のキモノカウンセリング。着付け編、仕立て編を選んでご予約ください。


●お申込方法(東京展)
メール、ファックスのいずれかで、下記事項を明記の上お申し込み下さい。
・氏名(参加者全員)
・住所・連絡先(メールor電話番号)
・参加希望イベント番号と日にち

●お申込先

*件名を明記してください。
E-Mail:info@nunupana.com
Fax:06-6852-1156

●お申込受付開始日 4月30日(土)

いずれも先着順にて受付け、定員になり次第締め切らせて頂きます。


【大阪展】
会期:2016年5月25日(水)~30日(月)
会場:大阪・阪急百貨店うめだ本店 9F阪急うめだギャラリー
時間:10時~20時(金・土は21時まで。最終日は18時まで) 入場無料
※朝香沙都子は5月25日26日に在廊の予定♪

キモノ文化講座「キモノ井戸端会議 vol.4」 
日程:5月25日(水)
時間:19時~21時
会場:阪急うめだ本展8F 特別室B
時間:14時~15時30分
講師:朝香沙都子、西岡万紀、松下妙子、須賀凌子
料金:1.080円
定員:30名

日程:5月25日(水)
時間:10時15分~12時
会場:阪急うめだ本展8F 特別室B
講師:松下妙子、須賀凌子、本井宏史
料金:2,160円
定員:20名
染色補正師に衿と袖口のお手入れ方法を学び、和裁師が美しく簡単な半衿付けを手ほどきします。
※長襦袢、半衿、裁縫道具をご用意ください。

●お申込方法(大阪展)
●お申込先
メール:阪急百貨店うめだ本店ホームページ・ギャラリーで検索→ぬぬぬパナパナの項目をクリックすると、申し込みフォームが出ます。
電話:06-6361-1381まで(代表から担当におつなぎします)
●お申込受付開始日 5月11日(水)10時~
いずれも先着順にて受付け、定員になり次第締め切らせて頂きます。


「ぬぬぬパナパナのぬぬ2016」のパンフレットをご希望の方には郵送させていただきます。件名「パンフレット送付希望」と明記の上

satoko.asakaあっとまーくgmai.com ※あっとまーくを@に変換
facebookページ「きものカンタービレ」のメッセージ

までご連絡くださいませ。

朝香沙都子本人と会う予定のある方には、直接お手渡しさせていただきます。



「キモノ井戸端会議」で、こんなことが聞きたい、知りたい、というご希望がございましたら、メールかメッセージをいただけましたら幸いです。

大都会の真ん中とは思えないお屋敷で自然布に癒されてくださいませ。
「ぬぬパナを着てみよう」で、ぬぬぬパナパナ2015のパンフレットをオマージュしてみた♪


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衣紋道高倉流たかくら会「源氏物語 衣えらび 藤壷入内」at 明治神宮参集殿

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衣紋道高倉流たかくら会の「源氏物語 衣えらび」へ。
明治神宮参集殿の真ん中を畳敷きの舞台にして観客がグルッと取り囲んでおります。


桐壺の帝のもとへ入内することになった先帝の四の宮(藤壷の女御)の衣裳を女官達が選ぶ場面を再現した装束劇となっています。見知った方々なので演技が入ると何となく面映い感じがしました…(^o^;)

平安時代、宮仕えする女房(清少納言や紫式部)が主人(中宮や女御)に会うときに着装したのが、五衣唐衣裳いわゆる十二単です。それ故に女房装束といわれます。身分が高い中宮(定子や彰子)は寛いだ装いが許され小袿でした。
公家社会から武家社会へ政権が変わると、公家装束の文化は簡略化の一途を辿ります。十二単は重ね袿の上に直接唐衣と裳をつけただけで正装となってしまい、本来の十二単は大礼服となり小袿は十二単に代わり礼服となります。
江戸時代になって政治が安定すると十二単が復興されます。きっかけとなったのは後水尾天皇にお輿入れされた和子さま(家康の孫)のご成婚です。
明治になると十二単は即位の礼や皇族のご成婚などだけの最高位の装束となりました。通常の儀式などでは小袿の装いが定着します。身分の高い方がお召になられるものは小袿、女官や夫人のものは袿といわれます。

平安時代のままの再現ですと、本来は身分が高いほうが簡略化された寛いだ装いとなるのですが、それでは知らない方々にはわかりにくいということから、現代で違和感のないように、今回は身分が高い典侍は十二単姿、女官は袿姿としたのだそうです。藤壷の女御の衣を選ぶという設定ですので、藤壷の女御は登場しません。

女官が次々と五衣を運んで用意していきます。

どの重ねがよろしいかしら…と、同じような色目でも違う衣を重ねて吟味

いつの世も衣えらびは楽しいものだったと思われます。

どの襲の色目がよろしいか、会場の皆さまの拍手で決めましょうとのことぱちぱち

京ことばで話されているのですが、この中では優劣はつけづらい…(・_・;)

片身代わりの水干装束、直衣に指貫袴の装束の殿方も固唾を飲んで見守る…(・_・;)?

2016年9月26日に、ロームシアター京都サウスホールにてこの拡大版の「桐壺」が開催されます。


高倉流宗会頭の仙石宗久先生による解説をもとに、まとめておりますφ(.. )

片身代わりの水干装束。平安期から鎌倉時代までの子供用の装束でしたが、室町時代以降は礼装にまで昇格します。狩衣と同じ盤領の一つ身仕立て。こちらの水干は錦と精好の片身替わりです。


随身の蛮絵装束。随身とは近衛府の官人。大臣は8人、大納言は6人の随身を天皇から授かります。右が熊、左が獅子の蛮絵。奈良時代は摺絵、後に型染め、今では刺繍でも表されます。あくまでも活動的に動けることを目的としてつくられ、冠は巻纓冠を固定する老懸(おいかけ)。桜の季節ですので桜の花簪をつけています。

随身に囲んでもらった♪

この後は、明治神宮文化館へ

お食事と割り箸

仙石先生のお話は、1989年にベルギーで開催された「EUROPARIA89 日本」での裏話など♪


仙石宗久先生とカメラ
有職文化研究所の桜もそろそろ見頃でしょうか桜


時系列が後先になっておりますが、この後、参拝いたしました。
明治神宮の森へ / 桜色地に桜文様の小紋に雲に四方瓜に菱文様の織なごや帯と枝垂れ桜の道行

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竹に雀いっぱいのコーディネート♪ / 六本木の桜とマーブル•イン•ザ•ポケット展示会

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桜が散りはじめました桜
京都の桜は素晴らしいですが、桜吹雪の東京も良いですよ♪

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【4月6日の装い】東京◇晴れ(桜吹雪~桜 湿度34%) / 最低7℃ 最高気温20℃

青海波に若松文様の紬地の付けさげにれえすの花の竹の環と雪輪に雀の刺繍帯をコーディネート

竹の環と雪輪に雀がいっぱい♪

バッグも竹に雀の古布をコラージュ

廣瀬染工房の江戸小紋両面染の日傘
陽がさすと竹に雀が飛んでいるようにみえます♪

千鳥の刺繍の花緒は紅会。カレンブロッソで誂えました。

小鳥だらけのコーディネートですすずめ


懐中時計をつけたガラスの根付も鳥
サハラ砂漠の砂の自然の色のオリーブグリーンでできています

ガラスのネットショップのマーブル•イン•ザ•ポケットにて取り扱っています
只今実店鋪の展示会中です(~4月10日まで) 肉眼でみるチャンス♪ 

きもの勉強仲間の小上馬香織さんが主宰です

きもの好きが高じて、ガラスの簪や帯留を制作されています

金属のような光沢があるガラスはセミフォーマルにもつかえそうですね


こちらは、一條朋子さんの作品。一條さんもきもの愛好家


そして…、美猫ちゃんがいました~ラブラブ
狩野智宏先生のアモルファスという作品から名付けられた、アモちゃん

ルファちゃん。可愛い~ラブラブ
しかし触ったら猫アレルギーが発症しました( ̄□ ̄;)!! 現在白目が巨大化汗


六本木の夜桜

高層ビルの夜景と夜桜というのも、良いものです♪
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染織こだま「木綿展」at 吉祥寺ギャラリー永谷

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染織こだま「木綿展」が吉祥寺ギャラリー永谷にて本日より開催中(~4月12日まで)


きものを着ることが多くの人にとって非日常的な勝負服?のようなものとなってしまってから、太物といわれる綿、麻、ウールのきものを扱うところは激減しました。絹織物は「呉服」、それに対して、綿織物、麻織物、毛織物は「太物」といわれます。太物の利点は何といっても、丈夫であること、水洗いできること、そして低価格帯であることです。ですがそれだけではありません。絹織物にはない素朴な風合いや絣、縞の魅力があるのです。

家でもきもの、大雨でもきものの私にとっては、太物も日常のオシャレ着です。とくに大雨でも雨に強いきものがあったら外出も苦にならない。しかし太物を扱う呉服屋さんは少なく…、希少なこの織物を全国から探すことになりました。そしてネット上でみつけたのです。宮崎の「染織こだま」を。宮崎はきもので生活をする人が多いの?と思ったぐらいですが、そうではないのだとか。今の社長である児玉健作さんがきものを着るようになってから、染織こだまでは太物を多くあつかうようになったのだそうです。

染織こだまの児玉ご一家とカメラ 


染織レッドリストの取材の一環で知ったのですが、中国、四国地方では絹織物がほとんど生産されていません。しかし見たことがない綿織物がいくつもありました。そしてそれらは染織こだまで扱っている!
なのでこの展示会をとっても楽しみにしていたのです。

後ろに積まれている反物の山をじっくりとみさせていただきました。気がついたら5時間( ̄□ ̄;)!!
ネットでのお買い物は触ることもみることもできないので、身体にあて顔写りを確認させてもらいました。
これって大事。



グラフィックデザインのようにもみえる絣が面白いなと思った備後絣

着心地をぜひ試してみたい、手織りの綿薩摩


今や珍しい西陣ウール。飛び柄の絣は珍しい。


こちらは西陣のサマーウール。ポーラといわれます。梅雨の時季に着たいと思っていたのです。
そして、私好みの二玉の絣!


前々から興味があった、夏久留米。縞柄苦手なんですけど、花柄の絣が醸し出す雰囲気に魅せられた!


一目惚れして迷っていたけど手放した途端に他の方のところにいってしまった久留米絣…。
これ着こなせない…と諦めたのですが、あれこうしてみると良いような!?


顔写りを確認することはネットショッピングではできませんので、貴重な体験でございました。
やっぱり藍染めの久留米絣、好きだわ~(〃∇〃)ラブラブ


きものの楽しみ方はさまざまですが、日常にさりげなく着るというのは良いものなのです。
実用性があり、尚且つ魅力的な太物、知っていたら着たいと思う人は多いと思うのですが、なにせ取り扱っているところが少なすぎる。。。
太陽の国にある呉服屋さんから一筋の光明がみえたようにも思います。広がると良いですね~♪


染織こだまさん、ありがとうございましたm(_ _ )m

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花散らしの雨の日の装い / 黒地に赤色の緯絣の結城紬に桜吹雪に蛇の目傘の染め帯

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昨日は花散らしの雨でした。


【4月7日の装い】東京◇大雨のち曇り(朝方は暴風雨) / 最低気温12℃ 最高気温16℃

黒地に赤色の緯絣の結城紬に桜吹雪に蛇の目傘の染め帯をコーディネート

桜の季節にはじつは雨がよく降ります。雨の日は雨の日を楽しむ装いを♪

この帯にあわせて、こちらの和傘にしようかと思ったのですが、強風で断念

HANWAYの24本骨富士絹クラシクスの雨傘

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繻子織の雨コートの肩すべりにはエルメスのスカーフ

新芽の若葉色を意識して帯あげを選びました。
サハラガラスのオリーグリーンとも傘の色ともリンクさせています。


バッグの古布は「花咲じいさん」
ココ掘れワンワン、枯れ木に花を咲かせましょう~♪ 
ぞうりは伊勢神宮の神宮会館のぞうり


今日は澄みきった青空が広がっています。
青空に桜吹雪のお花見日和です♪


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花祭りの日

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4月8日はお釈迦さまの誕生を祝う潅仏会。花祭りです。
花で飾った花御堂に潅仏桶を置きお釈迦さまの像をお供えし、柄杓で甘茶をかけお祝いする行事。
お釈迦さまの誕生の時に龍が天から飛来して香湯を灌いだという故事からきています。

4月8日に入学式が多いのは、花祭りにあわせたもの。日本が仏教国である由縁といわれています。
語呂合わせで4(し)8(はつ)=出発の日からともいわれますが、これは味の素が新年度の新生活にあわせて朝食の重要性を唱えたPRによるもの。宣伝力侮れません!

散華のお菓子が入った宝相華の華籠

参道は桜の花びらでいっぱいでした桜


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桜と菜の花 / 八つ藤の丸文様の結城縮に電線に燕の帯

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桜の花びらが舞っています桜


今年の桜は、早く咲いたもののその後気温があがらずで、たっぷりと堪能♪
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この桜はソメイヨシノではない桜。木肌が白樺のようです。
源氏物語の中で、夕霧は垣間見た紫の上のことを樺桜の君と讃えていますが、平安時代にはソメイヨシノはなく、山桜のことといわれています。もしかしてこんな感じの桜だったのでしょうか…。


ここは菜の花と桜が共に咲くところなのですが、すでに花の盛りを過ぎておりました~。


【4月8日の装い】東京近郊◇晴れ時々曇り(湿度61%) / 最低気温14℃ 最高気温22℃

八つ藤の丸文様の結城縮にれえすの花の電線に燕の帯をコーディネート

菊唐草の絞りの帯あげは京都きねや、帯〆は龍工房

そろそろ燕がやってくる季節です♪

ぞうりは一脇、日傘は大井川葛布の葛布

バッグはイギリスのRADLEY


赤黒白の三色でまとめるコーディネート、一番好きかもしれません。

花祭りのお参りへ


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美術館でお花見♪「奥村土牛 〜画業ひとすじ100年の歩み〜」内覧会 at 山種美術館

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東京の桜も見納めになりつつありますね桜
桜が散っても美術館でお花見♪

桜を描いた日本画はたくさんありますが、一番お気に入りの作品です。

奥村土牛「醍醐」 ◇山種美術館蔵
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「奥村土牛 ~画業ひとすじ 100年のあゆみ~」山種美術館にて開催中(~5月22日まで)
山種美術館開館50周年記念特別展です。


醍醐寺三宝院の土塀前の枝垂れ桜が描かれています。写実的ではなく可愛らしく幻想的。

桜の色にはコチニール(カイガラムシ)と胡粉がつかわれています。

薄い色を丹念に何度も何度も(100回以上!)塗り重ねていく土牛ならではの技法で描かれているのだそう。

ぼんやりと曖昧なようでいて奥行き感があり深いこの作品。春の訪れの暖かい空気を感じさせてくれます。


青、緑、そして桜…。
清々しい気がしたこの三点。

左:奥村土牛「海」 / 中:奥村土牛「北山杉」 / 右:奥村土牛「吉野」 ◇山種美術館蔵

桜色に煙ったような吉野の山々も良いですね♪
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山種美術館のカフェ椿でいただける青山菊家がつくる展覧会にちなんだ上生菓子

「吉野」をモチーフにつくられた黒糖風味大島餡の「花がすみ」をチョイス♪


私の帯の手先にもチラッと桜さくら。
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※青い日記帳×山種美術館ブロガー内覧会にて撮影
会場内での撮影及び「きものカンタービレ♪」での掲載の許可をいただいております。

つづきます♪

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セルリアンブルーの絣の小千谷紬に桜川の紅型の帯

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桜の絨毯が広がるこの季節、撮影してもらうのが嬉しかったりします♪


【4月9日の装い】東京◇曇り(湿度54%) / 最低気温11℃ 最高気温23℃

セルリアンブルーの絣の小千谷紬に知念紅型研究所の桜川の紅型帯をコーディネート

格子に絣柄の帯あげは加藤萬、帯〆は伊藤組紐

勢いある波に梅と桜が流れています。梅もあるので新春の頃から桜の季節いっぱいまで楽しめる帯です。

たれ先にまで柄はないほうがスッキリと着こなせるので、私はこちらが好み。


桜が終わると端午の節句がやってくる。兜の描かれた古布コラージュのバッグは松枝忍。

紬地で誂えた菱屋カレンブロッソ


鶴に唐草の越後型の道行をあわせました。
同化しすぎて脱ぐのを忘れそうになる…。




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水の色をみる「奥村土牛 〜画業ひとすじ100年の歩み〜」内覧会 at 山種美術館

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「奥村土牛 ~画業ひとすじ 100年のあゆみ~」山種美術館にて開催中(~5月22日まで)
山種美術館開館50周年記念特別展です。

土牛の魅力はやはり色!

青とも緑ともいえない灰色がかったようなエメラルドグリーン。
群青、白緑、胡粉を丁寧に塗り重ねて生みだされています。

奥村土牛「鳴門」 ◇山種美術館蔵
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海の向こうに見える山のような島には金泥がつかわれているようだとのこと。神々しい雰囲気です。

土牛は船にのってデッサンするときに、身を乗り出しながらも、奥様に帯を持っていてもらったのだそう。

鳴門の渦潮の勢いが立体的にでています。胡粉をふんだんにつかって波しぶきを表現。

じーっとみていると吸い込まれてしまいそうです。鳴門の渦潮にグルグル@@
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こちらも胡粉をふんだんにつかって、背景に浮き立つようにパキッとさせている作品

左:奥村土牛「蓮」 / 右:奥村土牛「那智」

流れ落ちる滝の波しぶきは確かに白い!


そもそも水は無色透明であり本来は色がないものです。
しかし光の反射で色があるようにみえるのですが、描いたときには描いた人の感情や勢いのようなものまで写っているようで面白いですね。

※青い日記帳×山種美術館ブロガー内覧会にて撮影
会場内での撮影及び「きものカンタービレ♪」での掲載の許可をいただいております。

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桜とチューリップ / 八つ藤の丸文様の結城縮に花格子の紅型の帯

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お花見の楽しみ方は色々ですが、私は桜の下をのんびりお散歩するのが好きです桜
今年こそはお気に入りのこの場所にて、青空の下でお花見をしようと思っていたら、なかなか天気と予定があわず、すでに桜もチューリップも見頃は過ぎてしまいました。

桜の屋根、そして対岸のチューリップの中の小川。今は名残の桜が流れています。
動画を facebookページ と instagram にアップしてみました♪

花筏ですね。

桜は葉桜になりつつありますが…桜

桜吹雪の中のお花見も良いものです♪
きものあるある。花見をしていると通りすがりのカメラマン!?から隠し撮りされる…(・_・;)

桜の絨毯の中で咲くチューリップチューリップ

水面にもチューリップが咲いています♪


【4月12日の装い】晴れ(寒の戻りです。花冷えの日) / 最低気温5℃ 最高気温15℃

八つ藤の丸の結城縮に花格子文様の紅型帯をコーディネート

顔料をつかう琉球紅型ではなく、染料で染められています。お下がりですので、詳細がわからないのですが、おそらく江戸紅型でしょうね…。

帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房

日傘は、沖縄瀬底島の琉球紅型工房のべにきち

猫の古布をコラージュした籠バッグは松枝忍

楽譜の花緒のぞうりは一脇


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