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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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樋口隆司の絹縮に知念貞男のグンバイヒルガオの紅型帯

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樋口隆司の湯もみ絹縮に知念貞男のグンバイヒルガオの紅型帯をコーディネート

経糸緯糸ともに上質の生糸がつかわれています。
緯糸に撚りをかけ少し巾広に織りあげておいて、湯もみすることによって縮む凹凸を
だしてできる縮地のような生地。小千谷縮の技法が生かされた絹地です。

柔らかくて軽い、そして着心地が良い~ヾ(@°▽°@)ノ

沖縄の砂浜に咲くグンバイヒルガオ。葉っぱが軍配に似ていることが由来。
沖縄の方言ではアミフィーバナ、ハマカンダーともいうそうです。
相撲観戦でコーディネートしても良かったなあ…。


夏の旅スタイルです!  
会期中は勉強のため?ほぼ泊まり込みだったので旅のような…。


べにきちのブーゲンビリアの染め帯、ピッタリ~♪
う~ん、、、欲しいものがありすぎて、大阪まで持ち越し(-"-;


ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 東京展は終了いたしました。

会場にいらしてくださった皆さま、レクチャーにご参加くださった皆さま、つくりての皆さま、
会場にボランティアできてくださっている皆さま、ありがとうございました。

つくり手と着付師と和裁師と…、皆さまと過ごした日々は勉強になりました。

ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 大阪展は、6月3日(水)~8日(月)
4日には、朝香沙都子がつくり手に聞くレクチャーがあります。満員御礼♪
どうぞよろしくお願いいたします。


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ぬぬパナを着てみた!白井仁の和棉×手績み苧麻を京都はんなり帯とあわせる &キモノ井戸端会議

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「ぬぬぬパナパナのぬぬ」とは、沖縄八重山地方の方言です。

ぬぬぬ→布の、パナパナ→端々、ぬぬ→布のこと。

糸を紡ぎ染め織りあげる作家さんと、そのぬぬ(布)を纏う人のハシとハシ
をつなぐという主宰者の想いが込められています。

その布(ぬぬ)は糸づくりから作家の手が携わったものが基本コンセプト。

そして、その色は自然の中にある色が生きています。大地の色、海の色、草木の色。

ぬぬパナのぬぬ、素敵~(〃∇〃)ドキドキ
と思っていても、自分のワードローブと合わせるのが難しい…という方もいらっしゃると思います。
きものと帯をセットでテッパンコーディネートを一気に購入できればいいかもしれませんが、
少しづつ揃えていくというのも楽しいもの。

今回はきものを着る立場でレクチャー講師を受けておりますので、自分の手持ちワードローブと
ぬぬパナを合わせてみる!ということを実践してみました。

白井仁の経糸は和棉、緯糸は手績み苧麻糸のきもの。
(ぬぬパナスタッフの方の私物を体験のためにお借りしました。)
一見コントラストが強い縞のようですが、格子文様。
経糸にはグラデーションのように様々な色糸が入っています。すべて草木染めです。

京都はんなり系代表ともいえる、ぎをん齊藤の波に貝文様の刺繍と染めの麻帯をコーディネート。


つくり手の白井仁さんと軍配
沖縄で染織を10年間学んだ後、現在は千葉県流山市で和棉の栽培をしながら、
製作をしていらっしゃいます。染めは自分で栽培、採取した草木による染めです。


~ キモノ井戸端会議vol.3 ~
植物から糸をつくり、染め、纏う。
自分でできたらいいなあ~、楽しいよなあ~、と思っているので
つくり手の方が羨ましいですが、つくられる過程を知って纏うことも幸せです♪

困った顔をしているのは、和棉を紡ぐところをチラッとお見せしようと実演中ですが、
均等に引き出せないで困っているところ…あせる
和棉の作家さんはおっとりした優しいほんわかした雰囲気の方が多くて
いらっしゃるのですが、たぶんセッカチな私には、難しいのかと…(゚_゚i)


コーディネートを考えてみる。
白井仁さんの会津でつくられた和棉をつかった帯を絹の紬に合わせてみました。

華やかな色から抑えた色まで。藍染めの光沢が美しく引き立つように。

帯〆で印象がかわりますね。いかがでしょう?


今回は、ぬぬパナ推奨の六寸帯をすみれ庵の西岡万紀先生に着装実演を
していただく試みも。このほうがわかりやすく、グーッと身近に感じられるかと。

カラテア結びといわれますが、屏風たたみのようにして紐でとめているだけ。

この結び方の良いところは、正解がないところだそうです。とにかく自由!
生地にボリュームがあったほうが華やかになります。
ぬぬパナで扱っている自然布や両面リバーシブルの絹帯は特におススメ。


他にご提案したコーディネートの一例。
長板中形の浴衣に六寸帯。半幅帯よりも華やかになるので、オシャレ度がアップします。


私的におススメコーディネートがあるのですが、それは別記事でご紹介します。

左から、西岡万紀先生、和裁師の松下妙子先生、そして私。
このお二方とは京都のきもの学で知り合いました。
以来、と~ってもお世話になっております。ホントに。


ぬぬぬパナパナ大阪展 6月6日(土)14時~15時半
こちらのお二方と着物サクサクの須賀凌子先生とで、キモノ井戸端会議 vol.3 が開催されます。
こちらも残席わずかとなっておりますので、お申し込みはお早めに!

●お申込方法
お申込み先(web受付か電話受付)

☆web受付 先着20名
阪急百貨店うめだ本店ホームページ(web受付 先着20名)
☆web受付以外 先着10名
電話:06-6361-1381まで(代表から担当におつなぎします)

ぬぬパナ前後のレポと台湾レポと相撲レポ、その他…。
徐々にあげていきます!
そして、照ノ富士が優勝! おめでとうございます!
伊勢ヶ濱部屋万歳ヾ(@°▽°@)ノ

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2015年大相撲五月場所 照ノ富士の優勝! そして大関へ

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日馬富士の兄弟子としての気迫溢れる取組に思わず涙した先場所。
今場所は、見事に日馬富士が白鵬に勝ち、照ノ富士が優勝しました~ ヽ(゚◇゚ )ノ

照ノ富士は三役二場所というスピード昇進で大関にビックリマーク
「これからも心技体の充実に努め、さらに上を目指して精進致します」
昇進伝達式でこのところの慣例の四字熟語でなく自然な口上。
師匠である伊勢ヶ濱親方も四字熟語でなくストレートな口上だったとか。

大関になると、国技館の車寄せに車で入ってしまうため、入り待ちでの姿をみることは
できなくなります。

見納めとなった、2015年五月場所の入り待ちで見た照ノ富士目

獰猛な虎がプリントされた夏きもの。

帯は革です。(合成革かもしれません)

カブいたきもの姿も見納めだと思うと、嬉しいような淋しいような…。


※入り待ちでみた力士のきものコレクションは近日公開!

照ノ富士の十両昇進祝賀会は2013年の夏でした。
あれから2年弱で大関に! 今度は大関昇進祝賀会が楽しみ~♪

今年の初場所でも大活躍でした。2015年初場所千秋楽打上式にて。


2013年九月場所では横綱白鵬の優勝パレードの旗手をしていた照ノ富士が…

兄弟子の横綱日馬富士を旗手に従えて優勝パレード優勝カップ。
日馬富士の笑顔がとっても素敵~(〃∇〃)♪ ※写真ありがとうございました。

伊勢ヶ濱部屋の結束力の勝利ですね♪


おめでとうございます~ ヾ(@^▽^@)ノ

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第91回 東をどり at 新橋演舞場 / 志ま亀ブルーの貝あわせ文様の小紋に笹蔓緞子の帯

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第91回 東をどりへ。
伝統芸能を楽しむ場には、古典的な志ま亀トータルコーディネートで♪


京都の花街には遊びにいったことがありますが、東京の花街とはとんとご縁がありません。
呉服や書画の展示会で料亭にいったことはあっても、芸者さんをお見かけしたことはないので、
とっても新鮮! お見かけしたのは歌舞伎座の杮落しの総見ぐらいでしょうか。
昭和初期には400名いたといわれる新橋芸者も今は60名ぐらいのようです。
芸は新橋!といわれる日本最高峰の踊りを楽しみにいたしておりました。

芸だけでなく美しさも半端じゃございませんでした!!
あまりの美しさに目が釘付け目 
化粧もしていないままだったのですが、それでもツーショットが撮りたい自虐的な私…(^o^;)

寿々女さんです恋の矢


新橋の花柳界は1857年(安政4年)に常磐津の人気師匠が幕府からお墨付きをもらって
金春新道に開業したことがはじまり。金春芸者といわれました。後に新橋芸者といわれます。
当時の江戸の花街は柳橋が隆盛でしたが、江戸の粋といわれた柳橋では、薩長の志士は
歓迎されず、新興であった新橋と馴染みになります。
その結果、明治維新後の高官は新橋がご贔屓となったようです。
そして日本一の夜の社交場となり、今につづく政財界の面々の御用達となりました。
新橋といわれますが、実は東銀座から築地にある料亭と茶屋で構成されています。

東をどりでは地下の食堂にて予約制で新橋名料亭のお弁当がいただけます。
新喜楽艸心流瓶華の活花で飾られていました。

東京吉兆、新喜楽、金田中、米村、松山、やま祢の中からどれが当たるかは謎。
私は松山を頂きました。鯛と鱧が主の上品で美味でございました~♪

左は米村、右は新喜楽。


東をどりならでは!演舞場を料亭に見立てた幕間の楽しみがあります。


料亭の卵焼きと日本酒のお店も出展されていました。

こちらは、観客席でもいただけます♪


お席は桟敷席ヽ(゚◇゚ )ノ
すみれ庵の西岡さんご夫妻にお誘いいただきご一緒させていただきました。←ぬぬパナ前日
ありがとうございましたm(_ _ )m


芸者さんによるお点前を楽しめるお茶席もありますお茶

主菓子は榮太郎総本舗の菖蒲。
小箱の色は新橋芸者が好んだことから名づけられた新橋色です。

芸者さんの着こなし。
この衣紋の抜き加減はこの和髪でこのお仕事だからこそのものだと思います。

点前は千代奈さん、半東は小福さん。

お道具も室礼も素敵でしたドキドキ


東をどりは1925年(大正14年)この新橋演舞場の落成記念の杮落しとして誕生します。
一見さんお断りの花柳界の一流の芸を広く知らしめるためのもの。
昔は春秋年2回公演だったそうですが、現在は5月下旬の4日間の公演となっています。


はじめての東をどりだったのですが、歌舞伎座とは客層がまったく違う!
女性よりも男性が多い。ロビーで名刺交換のやりとりがあるあたり、
やはり大人の社交場なのだなと実感いたしました。
行き交うお客様を見ているだけでも面白~い。

枝垂れ桜に工霞みの刺繍の真っ赤な振袖姿の5人で舞う華やかな「咲競五人道成寺」
で幕が開きました。鱗文様の振袖姿で鞨鼓を打ち鳴らし鐘に登るというのも見応え有り。

「艶姿三趣」はお座敷芸を見た!という心持ちになりました。最後のフィナーレは
気分がスカッとします♪

京の花街の可愛らしいはんなりした芸も良いですけど、新橋のスッキリした技にも
心魅かれました~。



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「きものの日」のニュースで考えた

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経済産業省が導入を検討している「きものの日」
「和装産業の振興を図るために、スーツの代わりにきもので出勤できる雰囲気をつくり、
きものを日常生活に取り込むのが狙い」なのだそう。

きものを着る側も、きもの姿を見る側も慣れる状況をつくる、
仕事でもきものを着ることを容認する動きはとても喜ばしいことです。
しかし、毎日きもの派の私がいうのも変かもしれませんが、きものは洋装と比べたら、
着付けは手間がかかり、着脱も困難、動きやすいとは言い難く、機能的なものでもありません。
脱いだら洗濯機へポイとできるものは少なく、メンテナンスにもコストがかかります。

オシャレできものを着るなら全く問題ありませんが、きものを日常生活に取り込むのが
狙いで「きものの日」がつくられて、きもので仕事をするということなら、洋装以上に動けるぐらい
でないとかえってきものを着る人に対してのマイナスイメージが強くなることになりかねません。
通勤ラッシュとかもありますしね…。

きものを着慣れるには時間がかかるのです。
私はきものに慣れるために、お出掛けに着るのではなく、まず家の中でのきもの生活から
はじめました。仕事に行く時は洋服で出勤し、家に帰ってきてからきものを着るという生活です。
家の中では、外で着るにはちょっと…と思うような、汚れてもいいと思えるきものや浴衣で動き回り、
きものの汚れ落としや洗濯といったメンテナンスもできるだけ自分でやるようにしました。
何をするにしてもはじめは失敗は付きものです。
今でも失敗することがありますが、それによってわかることもあり、できるようにもなります。
なので、まずは家での浴衣生活からおススメいたします。

きもので仕事ができる状況に答えるべく、さらにきものに慣れ親しむことを!
昔の人は家できものを着ていて、オシャレでお洋服を着るという生活だったことをお忘れなく。

そしてもし和装振興を促すために国をあげてしなければならないことがあるとしたら、
教育ではないでしょうか。
子どもの頃から、きものに慣れる機会をつくること(着付けとか和裁とか含む)、
加えて日常着と準礼装、礼装の区別をきちんと把握することが必要だと思います。
今では大人でも曖昧になっていることが多いです。
栄典に関しては内閣府賞勲局が所管していますが、叙勲の伝達式は各省庁別なので、
主催者の省庁に問い合わせても、色留袖でも紋の数が五つ紋でないものがあることを
ご存じなかったり、比翼って何ですか?と聞きかえされたというようなこともあります。

きもの=普段着ではない=全てのきものはセミフォーマル以上
というような、きものを特別視する考えを取り払うために、きものを日常着として取り入れること
には大賛成ですが、紋付を日常に着るということが、ドレスを日常に着ることと同じであるということ
を知らない大人がほとんどとなってしまった現状を鑑みて、改めて教育としてとりいれることも
これからは必要ではないかと。きものは日本の民族衣裳なのですから…。

ちなみに私は日常着は気候と場所にあわせれば、とくに決まりはないと考えています。
(礼装、準礼装と区別するために、それを日常に着るようなことはいたしませんが…)
ヨーロッパでは昼夜でドレスコードがありますが、日本にはその感覚がないので、
きものは洋装よりも自由かもしれません。

きもの業界の方には、曖昧なスペック表示、不安定な価格、きものを売る側の知識力のなさ、
私たち消費者のきもの業界への不信感をまずは取り払っていただくことを改めてお願いしたいです。

和装振興を促すには、気持ちよくお買い物ができる状況をつくっていただくことが何よりです。

「きものの日」導入についての、朝香さんのご意見をというメールをいただいたので、
とりとめもなくお答えしました。


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ぬぬパナを着てみた!宮下利津子の諸紙布の六寸帯を型絵染にあわせる

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紅型や型絵染の総柄のきもののコーディネート、難しいですよね…。
合わせる帯はシンプルなものがいいのですが、素材に力がないと
どことなく軽微な印象になってしまいがちです。

そこで、おすすめなのが、コチラ。紙を裂いて糸にして織った諸紙布の帯です。
和紙の材料は楮ですので、もちろん植物繊維。
諸紙布とは経糸と緯糸の両方が紙糸がつかわれているもの。
ところどころ茶色の縞模様になっているのは柿渋を塗った和紙の糸です。
総柄のものにあわせるのには、シンプルでいて、ガツンと力のある素材が望ましい。
紙布は、思わずこの布は何…?と触りたくなってしまうような、そんな布なのです。


つくり手の宮下利津子さんとカメラ なぜか二人ともカメラ目線のものがなかった(^_^;)
米沢で染織を学び、沖縄、奄美と移り住んだ後、現在は宮崎県五ヶ瀬町で
紙布や紬の製作をしていらっしゃいます。
利津子さんがお召しになっているきものと帯もご自身の作品。
大地に包まれるような優しくて着心地が良さそうな作品をつくられます。

利津子さんの紙布の帯は後染めで柿渋で染めたもの。耐久性があがります。
作家さんはご自身で布を育てつつ纏うことができるから良いですね。


紙布の帯が3つ揃った図。(2014年ぬぬパナの写真)
実はぬぬパナが推奨している六寸帯を織りだしたのは利津子さんの提案によるもの。
適度にボリュームがあって季節を問わずコーディネートできる優れもの。
そして三人三様の帯結び。それぞれ違ってみんな良い♪


紙布は汗でどうなるのか?というご質問があったので、昨年夏に紙布の裂を帯に入れて
試してみました。周りは解れてますがそれは留めてないからで布はあまり変化なし。


こちらの紙布は大福帳を裂いて撚りつなぎ糸にして織られています。黒いのは墨字の後。
中には赤いハンコの後があったりして何とも味わいのある素材になるのです。
デジタル顕微鏡で見るとこんな感じ。


ぬぬパナ東京展では利津子さんのご主人の酵房樂流のノブさんによるオーガニックカフェ
が開設されましたコーヒー これを楽しみにいらしていた方も多かったようですね。
最終日は売切れ前に確保したノブさんお手製の豆乳クリームの甘夏タルト。
ノブさんがつくってくれるのは身体がキレイになりそうなお料理。しかも絶品ビックリマーク
実は会期中、つくり手と私達は泊まり込みの合宿だったのですが…(^_^;)
その間のお食事もご用意くださり、幸せでございました~(〃∇〃)ドキドキ
主婦は誰かにつくってもらえるのが喜び♪ お茶も自家製で美味しいのです。


どことなく芹沢銈介調の民芸色が強い型絵染めのきもの
帯あげは黄土色にオレンジ、帯〆は茶色で引き締めました。

べにきちのブーゲンビリアの日傘に更紗の古布デコパージュのバッグ

どれも主張が強いものですが、紙布の帯で上手くまとまったかなと…。
このコーディネートは、帯次第ビックリマーク だと思います。


ぬぬぬパナパナ 2015 東京展は終了しています。
次は大阪梅田阪急にて(6月3日~8日まで)


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龍山寺 / 2015年GW 台湾の旅 その8

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中正紀念堂 / 2015年GW 台湾の旅 その7 のつづきです(^-^)/

龍山寺へ。1738年創建の台北最古の仏教寺院です。
様々な色で彩られた中国宮殿式廟宇建築は1919年の改修工事で建てられたもの。

お寺というと厳かな印象がありますが、台湾の寺院は案内も電光掲示板。
台湾の人々はとても信仰が深いとお聞きしましたが、生活に密着した雰囲気でした。

入口には水量が豊富な滝があり、涼やかな気持ちになれます。

入口は龍門。門の敷居は踏まないようにし左足から入ります。

観光客も多いですが、地元の方々の憩いの場となっているようです。


~ 参拝 ~
7本の線香に火を灯します。線香は売店で購入。

神さまの前で線香を頭上にあげ三拝します。

前殿、本殿、後殿と、7つの香炉があり順に廻りながらそれぞれの神に参拝。

名前、生年月日、住所をお伝えすることを忘れずに。

龍山寺のご本尊は観世音菩薩ですが、儒教の始祖である孔子、三国志の関羽は関帝として、
道鏡の女神である媽祖など、さまざまな宗教と習合しているようです。

後殿の媽祖の隣に本物の猫が座っていて吃驚しました…(・_・;)

~ おみくじ ~
台湾のおみくじは願い事をするのではなく、神さまに神意をお伺いするもの。
前殿でご挨拶し伺い事を唱えてから、三日月の形をした木片を投げます。

表表、裏裏はやり直し。
やり直しは3回までで3回ででなければ願い事を変えなければなりません。

表と裏がでたら、おみくじをひいてもいいという印。

おみくじをひきます。

再び、この番号でいいかどうかをお伺いします。

表表、裏裏のときは、おみくじを引き直します。
表裏となったら大丈夫。引き出しから番号のおみくじを頂きます。

「大吉」「上上」「上中」「上」「中下」「下下」があるのだそう。私は「上上」。
~ 直上高山去學仙 豈知一旦帝王宣 青天白日常明照 志在聲名四海傳
己を高めるために良い師に出会い、あなたを必要とする名士が現れ、
思いのままにうまくいく、あなたは讃えられるだろう…。
お伺いしたことの答えにはなっていないのですが…(・_・;) ありがたい御神意いただきます!

台湾のおみくじは境内に結ばず持ち帰りましょう。


台湾の旅レポート、まだまだつづきます(^-^)/

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高雄へ! 台湾新幹線に乗ってみた / 2015年GW 台湾の旅 その9

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龍山寺 / 2015年GW 台湾の旅 その8 のつづき(^-^)/

台北から高雄まで345km。南へ向かいます!

台北新幹線の乗車券はコンビニでも購入することができます。
この場合はQRコードの電子チケット。ピッとかざすタイプですね。
ちなみに出発時間30分前にならないと改札の中には入れません。

高雄の左営駅まで約1時間半。最高速度は時速300kmです。

車両は日本の新幹線とほぼ同じ。

車窓からの風景は、あまりよろしくなかったです。

この日はお天気が悪かった。台北を出発する時はスコールのような土砂降りでした。
南下することで晴れるといいなあ…と期待を抱きつつの旅。

高雄に到着!

高雄の左営駅にはきもの姿の男女の看板がお出迎え。
男性の黒紋付が柄入りなのが謎…(-。-;)

雨はあがっていましたが、蒸し暑くてサウナ状態…(><;)

ここは沖縄よりもさらに南。ガジュマルの樹って不思議。

デイゴの花に似た鳳凰樹の花が満開で綺麗♪

湿度99%ぐらい…? きものは綿紅梅の雪花絞りですが、汗ダクダク。
そうここは、台北よりもずーっと南国でしたあせる




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松園と華麗なる女性画家たち 〜上村松園 生誕140周年記念 〜 内覧会 at 山種美術館

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山種美術館にて開催中( ~6月21日まで)
「松園と華麗なる女流画家たち ~上村松園 生誕140周年記念 ~」


「青い日記帳 × 山種美術館 ブロガー内覧会」
撮影と掲載は許可をいただいているものです。
この内覧会の良いところは、カリスマ美術ブロガーのtakさんから、見どころのポイントの
お話があること、そして山種美術館の山﨑妙子館長による、たっぷりギャラリートークです♪

松園の画から抜け出てきたようなお美しい妙子館長。
この日の装いの青色地の訪問着は松園を意識して選ばれたのだそう。流石でございます!


山種美術館は松園の作品を18点所蔵しています。
妙子館長の祖父である山種美術館創始者の山﨑種二氏は、松園が上京する
たびに宿の手配をはじめさまざまな面倒をみていらっしゃったそうで、
そのご縁は親子三代に渡ってつづいているのだそう。


何度も松園の作品をみていますが、改めて思ったのは、松園の描く女性はしぐさや視線に
艶っぽさ(つやっぽさ)があるものの、艶かしさ(なまめかしさ)はない。
異性への媚びへつらいがないのは女性が女性を描いているからかもしれません。

上村松園「新蛍」 (部分)◇山種美術館蔵
浴衣姿で蚊帳を釣るという構図は歌麿の浮世絵にもあるものというお話がありました。


松園は鏑木清方との対談で「姉さま遊びをしていた」と語っていますが、
きものだけでなく、半衿や襦袢、そして髪型など細部にわたって事細かに描いています。
松園の祖父が呉服の千切屋の番頭をつとめていたという環境もあって、殊の外に
衣裳への思い入れも強かったのではないかなと思います。

というわけで、今回は松園の描く女性の半衿にクローズアップ!
白衿には後から胡粉で文様が描かれています。

上村松園「杜鵑を聴く」(部分)◇山種美術館蔵

上村松園「詠哥」(部分)◇山種美術館蔵

上村松園「つれづれ」(部分)◇山種美術館蔵

上村松園「庭の雪」(部分)◇山種美術館蔵

上村松園「砧」(部分)◇山種美術館蔵

上村松園「春芳」(部分)◇山種美術館蔵


ぜひ、館内で全体像を探してみてくださいませ~♪

そして松園の作品が好きな理由のひとつは、その表装のセンスの良さ。
図録などには表装までは載らないので、これは美術展で見ることに価値があります。
松園の作品は、表具屋の岡墨光堂が近くだったこともあり松園の指示によって
表具がつくられています。


上村松園「詠哥」◇山種美術館蔵

上村松園「夏美人」 ◇山種美術館蔵


幾度も書いていることですが、表装はきもののコーディネートととても似ています。
面積の狭い裂によって作品を良くも悪くもみせるのです。

本紙(作品そのもの)=きものでいったら着ている人
天地(縦長の上下にある裂)=きもの
中廻し(中縁)=帯
風帯(天から下がる2本の裂)=帯あげ
一文字(本紙の上下についた細長い裂)=帯〆

上村松園「春芳」◇山種美術館蔵

きもののコーディネートでも、狭い面積の帯〆が印象を左右しますが、表装も同じです。


山種美術館のカフェ椿でいただける青山菊家がつくる展覧会にちなんだ上生菓子。
今回はこちらにちなんで。

上村松園「蛍」◇山種美術館蔵

御簾の上に蛍がいるのが気に入りました~♪


他にも見どころある女流作家の作品があるのですが、レポが長くなりすぎましたので、
ひとまずこれにて(^-^)/

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衣更えの変遷と今

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昨日の東京は32℃の真夏日でした…(x_x;)あせる
いわゆる衣更えの目安といわれるものに従っていたら袷の装いなのですが、現実的に考えてそれは難しいのではないでしょうか。それはもう「日常ではきものを着るな」といっているようなものです。

先日も申しあげましたが、日常着は気候と場所にあわせれば、とくに決まりはないと考えています。
きものも洋服と同じく着るものですから、機能性や利便性を重視するのが当然のことです。
きものだからといって、日常の自分のための装いを、誰かの決めたわかりやすいルールのようなものに縛られて無理をする必要性を感じません。
衣裳は時代の変遷によって変化していくのが当たり前のこと。それは歴史が物語っています。


準礼装、礼装が求められるシチュエーションでは、自分の楽しみのためのオシャレではなく立場とその場に調和した装いが求められます。
現在では第一礼装が求められる結婚式でも、婚礼衣装や黒留袖のレンタルが袷に統一されつつあることから、式典でもいわゆる衣更えの目安とは異なる場合が多いです。
フォーマルな装いも、周りとの調和を考え臨機応変の装いとなっていくように思います。

2013年9月8日の伊勢ヶ濱親方理事就任と照ノ富士十両昇進祝賀会。
いわゆる衣更えの目安でいったら、透け感のある絽の訪問着は違和感があるように思われますが、力士の方々のは絽の五つ紋付羽織袴。角界は行司装束も五月場所、九月場所どちらも夏装束です。
パーティーなどでは男性に準じた装いになるようにしています。


~ 衣更えの変遷 ~

衣更えの習慣はかつては更衣といわれ平安時代の宮中行事として始まったとされています。
当初は中国の慣習に倣い旧暦の4月1日と10月1日に夏装束と冬装束の衣更えが行われていました。
装束は重ね着であり重ね色目には四季通用の雑と春夏秋冬があります。
重ね色目には、袷の表と裏の生地の配色を楽しむ重ね色目、五衣のように重ね着をしたときのかさね色目、経糸と緯糸の色で表す織色の重ね色目、があります。


江戸時代の武家社会になると、端午の節句と重陽の節句を区切りに年4回行われるようになり、
旧暦4月1日~5月4日は袷(表地に裏のついているきもの)
旧暦5月5日~8月31日は帷子(裏のない麻織物)、単衣(裏をつけない絹,もしくは木綿のきもの)
旧暦9月1日~9月8日は袷(表地に裏のついているきもの)
旧暦9月9日~3月31日は綿入れ(表地と裏の間に薄綿をいれたもの)
綿入れの着用期間が長いことからも、現代よりも寒かったであろうことがわかります。


明治に入ると西洋化政策がすすみ、明治5年11月9日には改暦が発表され23日後の
明治5年12月3日を明治6年1月1日と改めて、グレゴリオ暦(太陽暦)に改暦されます。
明治政府は、役人.軍人.警察官の制服の衣替えを新暦の6月1日~9月30日を夏服、
10月1日~5月31日を冬服と制定しました。


現在のきものの衣更えの習慣は、明治政府の定めた洋服の衣替えに倣ったものです。
6月1日~30日、9月1日~30日は単衣(裏地のないきもの、絽ちりめん、紗あわせ)
7月1日~8月31日は薄物(麻、絽、紗、透ける織物)
10月1日~5月31日は袷(裏地のついているきもの)


戦後になって洋装化が進み、着付教室なるものができたことによって、衣更えのルールがマニュアル化されたように思います。全国規模の教室ですと地域の気候を考えるよりも、指導要項で統一が求められるとかあったのかもしれませんね。着付教室の歴史については調べていないので断言はできませんが…。

五節句と照らし合わせるとよくわかりますが、グレゴリオ暦にあわせてしまうと、桃の節句である3月3日に桃の花は咲いていません。端午の節句の菖蒲、重陽の節句の菊も同じです。
現在でも宮中の装束は祭祀とともにあるゆえに旧暦にあわせられています。

現在の暦よりは旧暦にあわせたほうが無理がないとは思いますが、それよりも現在の地球温暖化を鑑みて各々が臨機応変な装いをしていくことが自然だと思います。

誰からも後ろ指を指されたくないという気持ちが、わかりやすいマニュアルに従うことになっているように思いますが、それに縛られてきものを着ることができなくなってしまう…というのは文化の損失であるように思います。ファッションも文化であり、そしてオシャレは楽しむものです。

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蓮池潭 龍虎塔 / 2015年GW 台湾の旅 その10

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高雄へ! 台湾新幹線に乗ってみた / 2015年GW 台湾の旅 その9 のつづき(^-^)/

朝の台北は土砂降りでしたが、思惑通り? 高雄は雨が上がっていました。
路面は濡れていたので雨は降っていたようです。私、晴れ女なのです♪
しかし、すっごーく蒸し暑くてサウナ状態…(x_x;)

高雄を代表する景勝地の蓮池潭へ目

その名の通りに蓮の花が咲いていましたハス

というか、見頃は過ぎていました…。暑いはずですね…^^;


高雄の観光名所、龍虎塔。
龍と虎の口が出入り口になっています。

台湾では十二支の中で、最も善良な動物は龍、最も凶暴な動物は虎とされていて、
龍の口から入って虎の口から出てくることで、自分のこれまでの悪行が清められ、
さらには災いも消え失せ吉が増すと考えられているのだそうです。
女性はさらに美しくなるとガイドブックには書かれてました。いいことずくめ…(・_・;)

というわけで…、龍の口から入ります!
よく見たら龍の眼が飛び出てますね。夜になると光るのかしら…。

龍の口には「二十四孝子」「閻魔大王審罰刑図」

龍の塔の螺旋階段を上っていくと

到着~!
向こうに見えるのは慈済宮。
道がジグザクになっているのは魔物が入ってこないようにするためだそう。

手前が五里亭、奥にみえるのが道鏡の神さま北極玄天上帝像

湖の周りに極彩色のスポットが点在しているようです。

龍の塔から見下ろした虎の口

元気そうにみえますが、ここまで上がるのに汗ダクダク…汗

こちらも極彩色で彩られている螺旋階段

あまりの蒸し暑さにもう一度上る気力がない…^^;

虎の中には「十二賢士」「十殿玉皇大帝三十六宮将図」が描かれています。

虎の塔は下からの眺めで堪能

無事に虎の口から退出いたしました~♪


きもので台湾の旅レポ、まだまだつづきます(^-^)/

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ぬぬパナを着てみた! 西筋ヒデの苧麻×芭蕉のきものに前津雪絵の交織の六寸帯

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ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 大阪展が阪急梅田本店9Fにて、明日よりはじまります (~8日まで)

ぬぬぬパナパナのぬぬのフライヤーは、とっても素敵(〃∇〃)ドキドキ


フライヤーの着こなしを再現!?してみました。

多良間島のおばあこと、西筋ヒデさんによる、経糸は手績みの苧麻糸×緯糸は手績みの芭蕉のきもの。

このきもの、着てみたかったのです~ヾ(@^▽^@)ノ
着心地は、芭蕉布よりも柔らかくて着やすく、そして上布よりも張りがある。風通し良し合格
手績みの苧麻×手績みの芭蕉という、貴重な布ならではでございます。


フライヤーでは、おばあのお弟子さんである浜川史江さんの手績み苧麻×手績み芭蕉の六寸帯をあわせていますが、私は西表島の前津雪絵さんの交織の六寸帯をコーディネートしています♪

根付のシーサーは石垣島の上原久美さんの八重山上布、巾着は喜如嘉の平山ふさえさんの芭蕉布。


つくり手の前津雪絵さんとカメラ
この六寸帯は経糸は赤城節糸と野蚕糸×緯糸は手績みの苧麻と絹という、交織(ぐんぼう)です。
八重山では自家用に、経糸を木綿や絹、緯糸は手績みの苧麻や芭蕉の織物がつくられていました。
グンボウの名前の由来は、混紡→ぐんぼうとなったようです。
染料は八重山ヒルギとインド茜。前津さんの染める糸は美しいのです~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

この六寸帯は昨年のぬぬパナで購入し夏の間つかっていたら、ずいぶんと柔らかくなりました。
長さがたっぷりとあるので、カラテアも何だか豪華♪
この夏が終わったら西表島に戻して糊でパリッとしていただこうかと思っております。糊はイギスという海藻をつかうのだそうです。奄美大島と同じですね。イギス帰り?
つくり手の方々と交流しつつ色々試して、一緒に育てるように布とお付き合いしていけたら良いなあ。


この六寸帯は夏の間は浴衣にあわせたりして大活躍でした。
写真は昨年夏の「美の壺 光を装う日傘」を鑑賞中の寛ぎスタイル。
2015年7月5日23時~地上波Eテレでの再放送が決まりました(^_^)v


そして、今年はこの帯を狙っています(-_☆)
水色は八重山木藍(ナンバンコマツナギ)の生葉染め、茶色はモモタマナのアルカリ媒染と鉄媒染。


八重山で織られる布たち、なんとも魅力的です:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

こんなのも良いな~♪
森泉さんの経糸ラミー×緯糸手績み苧麻の上布に亀田恭子さんの絹×苧麻の交織の帯

森泉さんの経糸ラミー×緯糸手績み苧麻の上布に瀬底島(沖縄本島)のべにきちの帯


明後日には、キモノ文化講座が開講。会場は8Fの特別室です。
「朝香沙都子がつくり手に聞く」おかげさまで即日満席となりました。
私、人前で話すのは苦手なので(人見知りしないゆえに信じてもらえないのですが…)、皆さまも聞き手になってくださる心持ちで参加されてくださいませ。

きものカンタービレ♪みてくださっている方、お声がけしていただけると幸いです♪ ←励みになります
どうぞよろしくお願いいたします。


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慈済宮 / 2015年GW 台湾の旅 その11

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蓮池潭 龍虎塔 / 2015年GW 台湾の旅 その10 のつづきです(^-^)/

龍虎塔の真向かいにある滋済宮へ。
左營慈済宮龍虎塔というのが、龍虎塔の正式名称でこちらが本殿になります。

龍虎塔の上からの景観。ジグザクの道の向こうが滋済宮です。


滋済宮には保生大帝という医療の神さまが祀られています。

リボンの首飾りをした狛犬がお出迎え♪


保生大帝は北宋時代の人。幼少の頃から聡明で知られ西王母に謁見し妖魔を退治する術を掴み、さらに医師として無数の人々を助けたといわれています。昇天した後も神として現れ国を守ったと信仰されています。

中国史をよく知らないので時代背景とか掴みにくいのですが、日本でいったら安倍晴明のような伝説がある医術の人なのでしょうか…?

煌びやかな天井に吃驚!


こちらのおみくじは、医療の神さまが祀られているだけに、おみくじが処方箋となっています。

おみくじの引き方は他の廟と同じ。住所、氏名、生年月日を名乗り、三日月型の木片を投げて表裏になってから引きます。
う~ん、処方箋に書かれている中国語の意味がわかりませんでした^^; 大丈夫かしら…。


門前では見た事がないような南国フルーツがありました!
食べてみた~い、と思ったけれど、あまりの暑さに持ち歩く気力もなく見送り。
しかし、ここが一番面白いブルーツがあったような。。。


きもので台湾の旅、つづきます(^-^)/

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ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 大阪展がはじまりました♪

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ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 大阪展が阪急うめだ本店にてはじまりました(~8日まで)
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自然の恵みのぬぬとそのつくり手に会いにいらしてくださいませ♪
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染織の王国・琉球の布展も同時開催中
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糸づくりの実演も見られます♪
宮古上布の苧績み
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久米島紬の絣括り
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祝祭広場では「永松仁美の楽しき愛しきお誂え」展が開催
昨日は、永松仁美さん、吉岡幸雄先生、工芸ライターの田中敦子さんによるトークショーもありました♪
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さて、今日はレクチャー講師の日。
養蚕、和綿、紙布、苧麻、芭蕉、羊毛、そして染料。
「朝香沙都子がつくり手に聞く」
自然と共存し美しい布を生みだす方々と
盛りだくさんで参ります!

ぬぬぬパナパナのぬぬ 「朝香沙都子がつくり手に聞く」

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ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 大阪展(~8日まで)

「朝香沙都子がつくり手に聞く」は昨日無事に終了いたしました~♪
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八重山の養蚕、喜如嘉と八重山の芭蕉布の違い、苧麻からつくられる上布の八重山、宮古、越後の違い、そして羊毛、あまり知られていない糸づくりのお話なども盛り込んだレクチャーでした。

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冒頭で、何故きもの生活をし、毎日ブログを更新しているのか、何故ぬぬパナに協力しているのか、などチラッとお話した時は、緊張しました~^^;
やっぱり自分語りは苦手(~_~;)

ご参加くださいました方々、ありがとうございましたm(__)m

そしてレクチャーに参加できなかったけれど、ぬぬパナ会場にいらしてくださった皆さまも本当にありがとうございました。

集客が難しいといわれる昨今のきものイベントの中で、たくさんの方々に興味を持っていただけたということだけでも、大きな収穫だったと思います。

人前で話すことはやっぱり苦手ですが…。
無事に終わった~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

八重山の養蚕の話、そして苧麻の糸績みを実演くださった上原久美さんと♪

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入り待ち 力士の夏のきものコレクション① / 2015年大相撲五月場所 at 両国国技館

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大相撲興行中、国技館には午後になると通用門から幕内力士が入館してきます。
入り待ちで力士の着物姿を見ることは大相撲観戦の楽しみのひとつです。


順不同ですが、入り待ちでみた力士のきもの姿をザッとご紹介します。







兄弟力士の千代鳳と千代丸

お揃いなのがとっても可愛らしい(〃∇〃)


大銀杏と着流しのきもの姿が男前な勢

歩く姿も颯爽としていてカッコイイ!


つづきます(^-^)/

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入り待ち 力士の夏のきものコレクション② / 2015年大相撲五月場所 at 両国国技館

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勝負に賭ける思い、郷土愛、四股名などが衣装に表わされた、力士の個性的な夏のきもの姿。
今回、おおっ~\(゜□゜)/と思ったのはこちら!

大きく松が描かれ鱗文様の帯をした北大樹です!


しかし…、以前は数えるぐらいしか入り待ちの人はいなかったのですが、今はものすごい人だかり(=◇=;)
肩をすぼめて入ってくる臥牙丸がお気の毒…。

臥牙丸の帯は故郷ジョージアの国旗文様。グルジアから国名呼称が変わり呼び出しも新鮮でした。


国旗が帯といえばこの方、魁聖。

ブラジル国旗の帯とその色が引き立つきものです。


ピラミッドを背にした自分が描かれているきものは珍しい…。大砂嵐。

帯はエジプトの国旗文様


逸ノ城は青い狼が描かれたきもの。モンゴルの歴史書である「元朝秘史」で「上天より命ありて生まれたる蒼き狼ありき」とチンギスハーンが語られることからだと思いますが、モンゴルの力士のきものの文様は狼が多いです。

青い空に浮かぶ白い雲と狼がメルヘンチックで可愛らしいですが…。


そして、今場所見事に優勝し大関に昇進となった照ノ富士

革の帯がまるでベルトのようにも見えますσ(^_^;)


夏の行司装束も近日中にレポートします♪


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PR: ラングラー・アンリミテッド サンセット オレンジ

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夏が待ち遠しい大人たちへ。ルーフ全開で楽しんでほしい価値ある限定モデル。

今、大阪では琉球の風♪

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阪急うめだ本店では、「染織の王国・琉球の布」「ぬぬぬパナパナ」と琉球染織が充実。(~8日まで)

黒地の長襦袢で透け感を軽減して、盛夏用の琉球壁上布を単衣感覚で着ています。
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そして、琉球染織好きに絶対にオススメなのは、うめだ阪急本店から地下鉄2駅。
大阪くらしの今昔館で開催中の「風に舞う布」(~28日まで)

城間栄喜の芭蕉布に紅型染をしたうちくい
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芭蕉布だけでも喜如嘉のものから
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今帰仁や宮古のものまで
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芭蕉布の工程もよくわかります♪
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こちらは後日に詳細をレポします。
※撮影及び掲載は許可をいただいたものです。






ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 大阪展 「朝香沙都子が作り手に聞く」と「きものカンタービレ♪」

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「ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015」大阪展 そして同時開催中の「染織の王国•琉球の布展」は
本日終了いたしました。関係者の皆さま、本当にお疲れさまでございましたm(_ _ )m

キモノ文化講座「朝香沙都子がつくり手に聞く」

開始前に「プロジェクターが動かない!」というアクシデントがあり、真っ青に…。
お話しようと思っていたことが素っ飛びながらはじまりました(^_^;)


主題は「つくり手に聞く」なのですが、ご質問をいただくことがあまりに多いので導入で自分のことを
チラッとお話させていただきました。
たとえ人間国宝の作家さんでも「つくり手に聞く」ことは緊張しませんが、きもの好きの方々の前で
話すということがよくわからないけれど緊張しました(>_<)  ←自爆モードあせる

●なぜ、きもの生活をしているのか?
カッチリしたお洋服が好みの私にとってファストファッションの流行は、「着たいと思うお洋服がない!」という事態となりました。もともと母はきもの生活をしていたので、実家にきものはたくさんあり、洋服と違って流行遅れで着ることができないということがありません。これを着てみようと思ったのがきっかけです。しかし、きもので出掛けると、お下がりであっても気合をいれた特別な装いと思われてしまう…。それが嫌だったので、毎日きもので暮らせば良いのでは?と思ったことがきもの生活につながりました。

●なぜブログを毎日更新しているのか?
もとは自分用の日々のコーディネート覚書でした。それを発信することによって、「朝香沙都子は常にきものを着ている人」と定着させてしまおうと思ったのです。誰もができるブログという形で発信することで、日本人がきものを着るということは特別なことでなく、あくまでも日常の延長線上にあるものと広めようと考えています。

●なぜ「ぬぬパナ」に協力しているのか?
自分が糸づくりを体験して、あらゆる布が経糸と緯糸で織り成されていること、そしてその糸は命あるものからいただいたものであることに改めて気がつき、こういったことをやっている方を少しでも援護射撃したいと思ったから。これは「ぬぬパナ」に限りません。自分が纏ってみたいと思うような布をつくっていらっしゃる方には喜んで協力させていただきます。

人の手でつくられるものは堅牢度が高くなかったり、丈夫でもなかったりします。何よりも量産できるものではないので、高価格なものとなります。しかもここぞというようなフォーマルでは着ることができない、日常にサラッと纏うようなものです。でもそれが誰の手でどのような工程でつくられているのかを知って纏うということは、せわしない生活をしている自分にとって何より豊かなものなのです。


上原久美さん◇八重山の養蚕。繭から羽化するまえの12日間の生繭を紡いでいます!

八重山の苧麻糸の糸績みの実演。経糸は双糸、緯糸は撚りつなぎ。上布の産地の糸績みは基本同じです。
芭蕉は別ものですが、八重山の芭蕉は撚りつなぎで績まれています。


白井仁さん◇綿紡績が主流になったことで、つくられなくなってしまった短毛種の和棉。


宮下利津子さん◇和紙をつかった紙布。和紙は楮や雁皮などの植物繊維からできています。


濱野太郎さん◇羊毛を洗って染めて紡いでいます。

私の今年のお買い物のひとつ♪ とても軽くて柔らかくクシュクシュっとコンパクトにもなる羊毛のストール。濱野さんの作品はどことなく絵画調なのです。


亀田恭子さん◇西表の芭蕉からつくられた皮芭蕉。喜如嘉の芭蕉布の最大の違いは煮ていないこと。かつては生芭蕉や絹芭蕉ともいわれた技法で西表で行なわれていたと「織の海道」にも記載されています。
ちなみに亀田さん、三線の名手でもいらっしゃり美声♪ 普段の声と歌声のギャップにしびれた!


前津雪絵さん◇西表の植物の染料のお話を。私がしている六寸帯のつくり手さんでもあります。


※レクチャーの写真を撮影してくださった方、ありがとうございましたm(_ _ )m

ご参加いただいた方からは、意外とチャキチャキお話されるのですね~とのご感想が多く…、「きものカンタービレ♪」の印象では大人しいのかしら…と、私も意外でございました(^_^;)
自分の印象は自分ではわかりませんが、ストレートにハッキリものを言うタイプだと思います。

ブログやfacebookページでの情報発信というのは、目的はどうであれ自己顕示欲の象徴のようなものです。故に弊害はあるのですが、やると決めたからには中途半端なことをせず全力を尽くそうと決めています。
(ただし周囲の人間関係につながるようなことは公開しませんし、facebookの個人アカウントやラインはしておりません)

ブログも植物と同じで育てるものだと思っております。
ただブログをやっていても誰もみてはくれません。
水をやるように更新し、栄養のように良い記事を書かなければ育たないものです。
そして陽にあたるようにたくさんの方に見ていただくことが励みになっております。

「きものカンタービレ♪」は見てくださっている皆さまのおかげでつづいております。

レクチャーにご参加くださった皆さま、会場に会いに来てくださった皆さま、そして日々「きものカンタービレ♪」をみてくださっている皆さまに改めて心より感謝を。

いつもありがとうございます!!

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