「羽渕祐宏•中野スズミ 手描染色展」が聖蹟桜ヶ丘京王百貨店ギャラリーにて開催中
(~5月13日16時まで)
中野スズミ先生と
中野先生がお召しになっていらっしゃるのは、デニムのきもの。
こんなに優しい色のデニムもあるのですね~。
半衿と帯あげも作品で揃えていらして可愛い。
友禅の技をつかって独自の世界観を描く中野スズミワールド♪
宇宙が意匠のタペストリー。
こんな帯があっても面白いかも♪
おとぼけな動物がお得意の作家さんですが、それは糸目をつかって描かれます。
このハリネズミ、糸目が効果的につかわれていて中野作品の良さがでていますね!
中野ワールドでのコーディネートも素敵
からかさお化けも糸目をつかった中野ワールドだとこんな感じ。
傘フェチの私としては心魅かれるのですが…、地色が手持ちのワードローブでは難しいかな。
独自の世界観の中で今にも動き出しそうなリアル
このヤンバルクイナの帯も今にも動き出しそうな躍動感と絵画のような遠近感にこだわって
何度も下絵を描いていただいた渾身の中野作品です♪
左下の帯あげに描かれている猫がヤンバルクイナを狙っている!?
それに驚くヤンバルクイナの図になっています。
この展示会は二人展。
羽渕裕宏先生は久保田一竹工房の作家さん。
一世を風靡した一竹辻が花の世界を今も受け継いでいらっしゃいます。
中野先生とは一竹工房で同僚だったのだそう。
テイストが全然違うので驚きました…。
というか中野スズミと一竹辻が花が結びつかないー。
同じ工房で仕事しても各々が独自の才能を発揮し開花させている。
中々に興味深いですね♪
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
「羽渕祐宏•中野スズミ 手描染色展」at 聖蹟桜ヶ丘 京王百貨店ギャラリー
PR: Jeep Compass Northコンパス・ノース
【お知らせ】ぬぬぬパナパナ大阪展のレクチャーのお申し込みがスタート♪
「ぬぬぬパナパナのぬぬ大阪展」6月3日~8日まで。
「永遠の布展III 染織王国・琉球の布」も同時開催です。
大阪阪急うめだ本店で開催される、ぬぬパナレクチャーのお申し込みが
本日10時よりはじまります。
●「ぬぬぬパナパナのぬぬ大阪展」キモノ文化講座(1)~(3)●
(1)「朝香沙都子が作り手に聞く」
日程:6月4日(木)
時間:14時~15時30分
会場:阪急うめだ本店8階 特別室B
料金:1,000円
定員:先着30名
日程:6月5日(金)
染色補正士・本井宏史さんによる衿ふき実演とお手入れに関するQ&A。
なんでもお気軽にご質問ください。
(3)「キモノ井戸端会議 vol.3」
日程:6月6日(土)
講師:松下妙子、西岡万紀、須賀凌子
キモノ通の3人のゆんたく(おしゃべり)は、目からウロコのヒントが満載?!
季節にちなんで、雨対策や撥水加工の話なども。
●お申込方法●
お申込み先(web受付かお電話)
☆web受付 先着20名
阪急百貨店うめだ本店ホームページ(web受付 先着20名)
http://hhinfo.jp/entry/honten/event/detail/20150604asaka
☆web受付以外 先着10名
電話:06-6361-1381まで(代表から担当におつなぎします)
昨年は会場の都合により展示会場のホールで行なわれましたが、
今年はレクチャールームで開催されます。
「朝香沙都子が作り手に聞く」は、着る立場から布について作り手に聞きます。
ぬぬパナの作家がつくる美しい布(ぬぬ)は、手仕事の賜物。一言でいえば味があります。
素朴な風合いには生きているものから得た暖かみがあり(着ると涼しいものが多いですが)
それは完璧なもの(変色しないとか耐久性があるとか)ではありません。
この布は何だろう…と、思わず触れてみたい、纏ってみたい布たちばかりです。
その布をつくりだす手、素材、糸づくり(績み、紡ぎ)、染め、織り、そして仕上げ。
和棉、芭蕉、苧麻、羊毛、絹、それぞれ布にするまでの過程が異なりますが、
これを同時に聞いていくことによってそれぞれの良さを知る糸口となれば…。
美しい布には力があり、そんなことを考えなくとも着たいものは着たい!
というのが実は本音なのですが、手仕事による布は決してお安いものではなく、
本物か偽物か?というようなことが判断基準のひとつとなってしまいます。
そもそも本物とは何なのでしょうか。
誰かがつけた付加価値や希少価値よりも、作り手から聞く、自分で纏って知る
ということを大切にしたい。このレクチャーはその一環。
きもの好きの皆さまと美しい布を知る時間を共有できればと願っております。
東京展のレクチャー「キモノ井戸端会議」は募集開始日の午後に満席となりました。
ありがとうございました。
ぬぬぬパナパナの詳細はこちら
http://nunupana.com/
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
【お知らせ】ぬぬぬパナパナ大阪展「朝香沙都子が作り手に聞く」満員御礼!
満員御礼!
ぬぬぬパナパナのぬぬ大阪展での「朝香沙都子が作り手に聞く」は
おかげさまを持ちまして定員に達しました。
東京、大阪、どちらも申込み開始日の15時には満員となったそうです。
集客の難しさというものを知っているだけに嬉しい~♪
正直なところホッとしました(-。-;)
お申し込みくださった方、本当にありがとうございます!
私、人前でお話するのは得意でないので、うまく話そうとは考えておりません。
というか、無理です(+_+) ←スミマセン
でも探究心は旺盛でございますので、作り手の方には突っ込むかもしれません。
皆さまと一緒に、美しい布について知る、楽しむ、という時間を共有したいと思ってます。
こちらのレクチャーは今ならまだお席があるそうです。
プロでも知らない人もいる自然布のお手入れ、きもの通によるきもの井戸端会議、
どちらもおすすめです。私も受講したい~♪
(2)「キモノお手入れ法」
日程:6月5日(金)
時間:14時~15時30分
会場:阪急うめだ本店8階 特別室B
料金:1,000円
定員:先着30名
染色補正士・本井宏史さんによる衿ふき実演とお手入れに関するQ&A。
なんでもお気軽にご質問ください。
(3)「キモノ井戸端会議 vol.3」
日程:6月6日(土)
時間:14時~15時30分
会場:阪急うめだ本店8階 特別室B
料金:1,000円
定員:先着30名
講師:松下妙子、西岡万紀、須賀凌子
キモノ通の3人のゆんたく(おしゃべり)は、目からウロコのヒントが満載?!
季節にちなんで、雨対策や撥水加工の話なども。
●お申込方法●
お申込み先(web受付か電話受付)
☆web受付 先着20名
阪急百貨店うめだ本店ホームページ(web受付 先着20名)
http://hhinfo.jp/entry/honten
☆web受付以外 先着10名
電話:06-6361-1381まで(代表から担当におつなぎします)
圓山大飯店(グランドホテル台北) / 2015年GW 台湾の旅 その3
台北に残る日本統治時代の建造物 監察院 / 2015年GW 台湾の旅 その2 のつづき(^-^)/
圓山大飯店(グランドホテル台北)へ。
1952年(昭和27年)に蒋介石夫人であった宋美齢が建てた中国宮廷建築のホテルです。
日本統治時代に台湾神宮があった跡地にあります。
台湾神宮には台湾で薨去された北白川宮能久親王が主祭神として祀られていました。
1923年(大正12年)に当時皇太子であった昭和天皇が行啓し参拝されています。
大戦後、台湾にあるすべての神社は廃止され、その後台湾大飯店が建てられました。
地下にはトンネルがあり全長85mの地下路と滑り台があって外へと通じているのだそうです。
※圓山大飯店の日中の外観の写真はWikipedia commomsより
ホテルの門も電飾でライトアップ
台湾松山空港に着陸するときから目立つ建物ですが夜は幻想的
クラシカルでダイナミックで圧倒されます。
じゃ~んヽ(゚◇゚ )ノ
赤い柱が重厚感あるロビーエントランス
梅の花の中に5匹の龍がいる豪華な天井
こんなに大きな胡蝶蘭の鉢植えはじめて見ました( ̄□ ̄;)!!
ロビー階の松鶴では生演奏がされていてグッと旅情気分♪
次回はここでアフタヌーンティーを楽しみたい。
赤を基調としていますが多色づかいでないので落ちついた印象です。
ディナーは金龍廳餐廳でいただきました
夜は台北市内の夜景が楽しめます。
昼のほうが景観は良さそうですね。ランチタイムは飲茶もあり。
美味しそうな香りに修行僧ですらお寺の塀を飛び越えちゃうといわれる佛跳牆。
漢方薬っぽいですが疲れがとれそう~。
デザートは蒸しパパイヤと杏仁。
圓山大飯店は龍宮といわれるほど龍に囲まれています。
この奥に台湾神宮前にあったという3本爪の金龍がいるのですが写真撮り忘れ
ここは台北のパワースポットなのだそうです。
もう一度訪れたい、お気に入りのホテルとなりました♪
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
葵祭 / 2012年下鴨神社 社頭の儀 & 2013年 京都御所 路頭の儀 上賀茂神社 社頭の儀
5月15日、葵祭です。
葵祭は宮中の儀・路頭の儀・社頭の儀の3つから成りたっています。
※宮中の儀は現在では執り行なわれていません。
路頭の儀とは、天皇陛下の勅使の代役である近衛使代が、京都御所より出発し、
下鴨神社と上賀茂神社へ御幣物と御祭文を奏上するための道のりの行列のこと。
平安時代の装束を纏った人々、総勢500人、馬36頭、牛4頭、牛車2台、そして斎王代の
乗る腰輿(およよ)からなる約1kmの典雅な行列が、京都御所~下鴨神社~上賀茂神社の
8kmの道のりを歩きます。
●葵祭行列(路頭の儀)の巡行コースと先頭通過時刻の予定●
京都御所出発(10:30)→堺町御門→丸太町通→河原町通→下鴨神社到着(11:40)
下鴨神社にて社頭の儀
下鴨神社での走馬の儀
下鴨神社出発(14:20)→下鴨本通→洛北高校前(14:40)→北大路通→北大路橋(14:55)
→賀茂川堤→上賀茂神社到着(15:30)
上賀茂神社にて社頭の儀
上賀茂神社での走馬の儀
2012年は下鴨神社にて社頭の儀 に参列
この年は15年ぶりに雨のため路頭の儀が順延となり、社頭の儀は2日間ありました。
きもの姿の斎王代(えり善さんのお嬢さん)をみることができた貴重な経験。
2012年葵祭レポート まとめリンク 2日間にわたった儀式と装束を詳細にまとめてあります。
2013年は京都御所で路頭の義を拝観後、上賀茂神社で社頭の儀に参列
2013年葵祭レポートのリンクをまとめました♪
京都 大田神社の燕子花~香袋•いせき~上賀茂神社 / 2013年 京都葵祭 その1
葵祭 路頭の儀 近衛使代列 at 京都御所建礼門前観覧席 / 2013年 京都葵祭 その3
葵祭 路頭の儀 近衛使代列 at 京都御所建礼門前観覧席 / 2013年 京都葵祭 その4
葵祭 路頭の儀 女人列 at 京都御所建礼門前観覧席 / 2013年 京都葵祭 その5
葵祭 野点のお茶席と本殿祭 at 上賀茂神社 / 2013年 京都葵祭 その6
葵祭 社頭の儀 at 上賀茂神社 / 2013年 京都葵祭 その7
葵祭 走馬の儀 at 上賀茂神社 / 2013年 京都葵祭 その8
京都御所の路頭の儀 ~ 下鴨神社の社頭の儀(雨の日と晴れの日) ~ 上賀茂神社の社頭の儀
どれも素晴らしい席だったので、貴重な写真となっております。
リンク先のレポートをぜひご覧くださいませ。
今年の葵祭は暑そうですね。暑さ対策と水分は充分に。
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
忠烈祠 衛兵交代式 / 2015年GW台湾の旅 その4
圓山大飯店(グランドホテル台北) / 2015年GW 台湾の旅 その3 のつづき(^-^)/
忠烈祠へ
1969年(昭和44年)に日本統治時代に護国神社があった跡地に創建されました。
中華民国(台湾)建国、辛亥革命、日中戦争などで戦没した英霊を祀る祠です。
大門牌楼
鐘鼓楼
山門
建物としてはまだ45年ぐらいなので、歴史的建造物としては新しい。
忠烈祠 大殿
北京紫禁城の太和殿を模してつくられた中国宮廷様式の建築です。
大殿の左右は展示館になっていて資料が展示されていました。
忠烈祠は衛兵交代の儀式が有名。
大門から大殿へ、そして大殿から大門へと、1時間毎に行なわれています。
モスグリーンの制服ですので、陸軍の方々です。
銃をバトンのように回したり互いに投げ渡すパフォーマンス。
一糸乱れぬ統率された動きは美しい。
儀仗兵は身長、体重に規定があり成績優秀者が選ばれるのだそうです。
忠烈祠を守る衛兵は約1時間直立不動のまま。瞬きもせず微動だにしません。
大勢の観光客に囲まれて写真を撮られても、人形のように目線が全く動かない…。
歩く度にガッガッという靴音が響き渡ります。
白い石畳に残る茶色い2本線は、交代式でできた靴の足跡なのでした\(゜□゜)/
台湾の旅レポート、つづきます(^-^)/
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
明治神宮の森へ / 葦に鳥文様の付けさげに川島織物の雲に四方瓜に菱文様の帯
すでに初夏の陽気です。
台湾では夏物でも暑かったこともあり…、もう袷を着る気はいたしません。
明治神宮の池の睡蓮が咲きはじめていました。
菖蒲苑の花菖蒲の見頃はまだ先のこととなりそうです。
白くて小さな菖蒲は咲いていました。
池の畔にアヤメが少しだけ
【5月13日の装い】東京◇晴れ(陽射しは強いが清々しい) / 最低気温17℃ 最高気温29℃
葦に鳥文様の付けさげに川島織物の雲に四方瓜に菱文様の織なごや帯をコーディネート
白黒の濃淡で描かれた葦の葉と鳥。とても気に入っています♪
帯あげは京都きねや、帯〆は龍工房
この帯はコーディネートが難しい柄のきものにも合う万能帯として大活躍。
あまりに暑く…、ぎをん徳屋にてかき氷
期間限定のほうじ茶ミルクティー
明治神宮文化館での会のレポは後ほど(^-^)/
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
仙石宗久先生のお話「蹴鞠」at 明治神宮文化館
新緑が美しい明治神宮
衣紋道高倉流宗会頭の仙石宗久先生の会が明治神宮文化館にてありました。
神宮の森を堪能しつつのお食事会
仙石先生のお隣の席~(〃∇〃)♪
今回のテーマは「蹴鞠」
明治神宮文化館宝物館にて開催中の「源氏物語でみる宮廷の雅」(~6月21日まで)
にちなんでのお話でした。
この中で、夕霧の装束が展示されています。
源氏物語での蹴鞠のシーンといったら「若菜 上」の夕霧と柏木。
仙石先生のお話から一部抜粋の覚書φ(.. )
蹴鞠の起源は紀元前403年~紀元前221年の中国の戦国時代。
日本に伝わったのは大宝元年。※異説もあり
(本朝月令、古今著聞集に日本で最初の蹴鞠の会があったと著述)
源氏物語の頃(藤原氏による摂関政治時代)の蹴鞠は身分の低い人々の遊びと思われ
「乱れがはしきことの」「さるは、いと軽々なりや、このことのさまよ」と
源氏物語「若菜 上」では語られている。
院政期に白河院が蹴鞠を好み、身分の高い貴族が参加する遊びとなって、
鞠を蹴る鞠場、鞠を蹴りかける立木などの決まりごとができる。
鞠場は27m四方で四隅の北西に松、北東に桜、南東に柳、南西に楓。
後白河天皇の要望で描かれたといわれる「年中行事絵巻」
蹴鞠装束は鞠水干に鞠袴
2013年の「宮廷装束で見る源氏物語展」より 詳細はこちら☆
形は武士の直垂。これは紋紗で胸紐と袖の露先に特徴があります。
胸紐は結ばずに袴の帯と絡ませます。この鞠水干は江戸時代末期のもの。
袴は葛布の指貫。経糸は絹、緯糸は葛糸の平糸です。
露革といわれる飾りがついているのが特徴。
鞠は鹿の革をつなぎ合わせ重なる部分をくくって刺し通してあります。
七夕の会で鞠結びを。
蹴鞠を伝える御家は難波家と飛鳥井家があります。
七夕に両家が催す鞠のことを梶鞠といい、鞠を梶の木にかけて坪内で二星を祭るのだそうです。
飛鳥井家は文武両道の家として様々な書物にも登場します。
近代では明治天皇は蹴鞠を好まれたとのこと。
明治天皇の鴨沓(カモノハシの口に似ていることから名づけられたのだそう)
現在は明治天皇のご下命でできた蹴鞠保存会によって文化がつづいています。
※上下の写真提供 談山神社
蹴鞠の起源となった中国では残っていませんが、日本で今に伝承されています。
雅な文化ですね~♪
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
國立故宮博物院 / 2015年GW 台湾の旅 その5
忠烈祠 衛兵交代式 / 2015年GW台湾の旅 その4 のつづき(^-^)/
國立故宮博物院へ
ルーブル美術館、メトロポリタン美術館、エルミタージュ美術館、大英博物館と
並び称される博物館。台湾にいったらここは外せない!
清朝が幕を閉じた翌年の1925年に紫禁城は故宮となり、紀元前2000年から清に至るまで
歴代皇帝が受け継いできた所蔵品を公開するために故宮博物院が誕生します。
満州事変が勃発すると戦火をさけ故宮の所蔵品は上海経由で南京へ。
終戦後、国共内戦が起こると蒋介石は所蔵品を台北へ移送しました。
これが台北の國立故宮博物院の所蔵品として1965年から一般に公開されています。
尚、今年末には台湾中部に分院が完成するのだそう。敷地面積は4倍だとか。
「天下為公」天下は為政者のものでなく国民のものという意がかかげられた牌坊。
※上記3枚の写真はWikipedia commonsより
車でいくと台北市内から30分ぐらいだったでしょうか。
第一天覧室の目の前まで車でいくことができます。
館内はとんでもなく混雑していました(@_@)
私ひとりで来ていたら、鑑賞は諦めて「三希堂」でお茶していたかも…。
「三希堂」とは第一天覧室4階にある茶芸館のことです
しかしお付き合いで代表的必見秘宝といわれるものを行列に並んで鑑賞。
故宮博物院の所蔵品は約70万点。何といっても中国四千年の歴史は膨大…。
展示室は1階から3階でカテゴリー別にわけられています。
必見の至宝と称されるものの展示は3階。
昨年東京にやってきた「翠玉白菜」
清朝の光緒帝の妃であった瑾妃のお嫁入り道具です。
白菜の白は清廉潔白(純潔)、キリギリスは子孫繁栄(多産)の象徴。
※写真はWikipedia commonsより
ミュージアムショップでは白菜の日傘が売っていました。
今思えば、日傘フェチとしては買ってくるべきだった(^_^;)
「翠玉白菜」や「肉形石」といった至宝といわれる所蔵品を忠実に再現した
お料理をいただけるレストラン「故宮晶華」もあります。
至宝の再現コースは数日前から予約のみでした。
翠玉白菜にはイナゴとキリギリスがいましたが…、やっぱりイナゴなんでしょうか(-"-;
さて展示はといいますと、玉がとにかく多い。大陸から運びやすく貴重であり手技が
生かされたものだからでしょうか。銅器、陶磁器、そして珍玩といわれる皇帝の愛玩物。
ザッと見た限りですが服飾品はありませんでした。
染織品といえるのは、宋時代の綴織(宋剋糸)の染織絵画の軸ぐらいでしょうか。
他に刺繍ものとかもあるはずなのですが、見つけられず。。。
日本の染織のルーツともいえる、中国染織をたっぷり堪能したかったのですが、残念。
鑑賞中はスコールのような大雨だったそうですが、でてきたら晴れていました!
次回はお茶しつつゆったりと興味のあるところを鑑賞したいですね。
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
「しけ引き」で染めた帯あげが届きました〜♪
丹後の小林染工房で、しけ引きにチャレンジして染めた帯あげが届きましたヾ(@°▽°@)ノ
櫛状にギザギザになった「しけ刷毛」をつかった「しけ引き暈し」
詳細レポは、こちら☆ と こちら☆
刷毛のギザギザが味のある縞文様を生み出します。
しかし真っすぐに刷毛を動かすのは難しかった…(゚_゚i)
当初は縦横の格子にするつもりでしたが、あまりに歪みが目立つので急遽変更。
斜め格子にすることでヨレヨレが目立たなくなりました!
緑色と黄色はコーディネートしやすいテッパン色
地紋の凹凸がまた良かった!
コーディネートでは、どの部分を出すかでも楽しめそうです~♪
ありそうでない、良い帯あげだわ~(〃∇〃) 大満足!
試し染めをした裂地も仕上げをしてくださいましたヽ(゚◇゚ )ノ
こちらはぞうりの花緒にしようと思います♪
小林知久佐さん、ありがとうございましたm(_ _ )m
また挑戦したいです!
しけ引き暈しの帯あげ、もっと欲しい~(≧▽≦)
丹後産地研修レポは来月中旬になる予定です。
丹後の皆さま、色々とありがとうございます。頑張ります~♪
丹後の海はきれいだった~。
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
台北101から台北を一望 / 2015年GW 台湾の旅 その6
國立故宮博物院 / 2015年GW 台湾の旅 その5 のつづき(^-^)/
台北のシンボルタワーである台北101へ
2004年に世界で一番高い高層ビルとして竣工。現在は世界第3位です。
高さ509.2mの地上101階地下5階、ショッピングモール、レストラン、
そしてオフィスフロアがある複合施設ビル。
毎年大晦日から新年かけて、台北101を覆うように花火が打ち上がるのだそうです
台北101の上層階にいたら花火に囲まれてる状況\(゜□゜)/
5階で乗り換えて、89階にある屋内展望台へ向かいます♪
毎分1010m、時速60.6kmの早さで上昇。わずか37秒。
天井には天の川☆
到着です~♪
台北市内が一望できます
黄色い車はすべてタクシー。
台北の街の中はタクシーがたくさん走っていてしかも安くて便利。(初乗り260円ぐらい)
日本語は通じませんが、筆談でだいたい通じました。
国父記念館と建設中の台北ドーム
台北の街には一軒家のようなものはほとんどなかったように思います。
あいにくの雨で眺望が今ひとつなのですが、水墨画のようでもあり、そう悪くない。
91階の屋外展望台が閉鎖されてしまったのが残念だった
鏡ばりの床。じーっとみていると眼が廻ります(@@;
晴れていたら台北の街の上に浮かんでるように立つことができます。
87階~92階の中央部は吹き抜けになっていて、風による振動を緩和させるための
ダンパーがあります。
至近距離でみることができるのは世界でもここだけなのだそう。
101のゆるキャラはダンパーベイビー。顔が101で胴体がダンパーになっていました(1o1)
台湾の旅レポート、まだまだつづきます♪
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
2015年大相撲五月場所 10日目 at 両国国技館 / 水辺の生き物コーディネート♪
大相撲五月場所 10日目
古代中国では「急流を登りきった鯉は天に昇り龍になる」といわれました。
「是この時朝庭日に乱れて、綱紀たいたす。膺独り風裁を持し、以て声名自ら高し。
士の其の容接を被る者有れば、名づけて登竜門と為す」 ~後漢書・李膺伝の故事~
行司も力士と同じく、各相撲部屋に所属しています。
そして力士のきものと同じく階級によって規定があり、装束や身につけるものが変わります。
相撲観戦の楽しみは、行司の成長を見守ることにもあり、鯉が龍になるように
大きくなることを願って、鯉の染め帯です。
登竜門は鯉の滝登りともいいます。端午の節句の鯉のぼりの由来でもあるので、
五月場所に相応しい
鯉の染め帯にあわせて「水辺の生き物」でまとめてみました。
ジャマン•ピュエッシュの刺繍バッグは、ワニと魚にアヒル。
日傘は水に咲く蓮の花
帯あげは、小林染工房で自分で染めたしけ引きです♪
行司装束と入り待ちでみた力士のきものは別記事でまとめますφ(.. )
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
美しいキモノ 2015年夏号 vol.252 本日発売
美しいキモノ 2015年夏号が本日発売です♪
今号は両開きとなっています。
きものカンタービレ誌上連載「つくり手の思いと技を着るお誂え」は
裏からスタートのP47 ←みつけにくい~(^_^;)
夏号に相応しく、水で洗える小千谷縮のきものと帯のお誂え。
いわゆる自分だけの1点ものではなく、こんなきものがあったら良いな~、
これにあわせる帯が欲しいな~とお願いしてつくっていただいた、きものと帯です。
今回の取材で、お願いした小千谷縮の大胆な大柄の模様は、実はある産地特有の技
が生きている!ということがわかりました。その産地では今は着尺は織られていません。
染織産地巡りをしていて良かったと思った発見
そして、手績みの苧麻糸と機械紡績苧麻糸の違い。
奥会津昭和村振興公社の渡辺さんから小千谷に出荷される最高級の手績み苧麻糸(カゲソ)
のお話をお聞きしたこと、能登上布の山崎隆先生からラミーについてのお話をお聞きしたこと、
そして今回、小千谷縮の樋口隆司先生に小千谷縮の手績み苧麻糸と機械紡績苧麻糸(ラミー)
の違いをお聞きしたことで、だいぶ具体的に掴むことができたように思います。
誌上連載は文字数の関係もありまとめられませんでしたが、いわゆる麻糸については、
私たちの身近にありながら、知られているようで知らないことが多すぎる繊維だけに、
別の形でわかりやすくご紹介することを考えています。
染織産地巡り、日本の染織を知るために、国内だけでなく海外へもいくことになりそうな…。
次世代につなぐ日本の染めと織り ~染織レッドリストを救え!~は「関東編」
東京近郊で、こんなに多くの染織品がつくられていたことに驚きます\(゜□゜)/
こちらも取材協力、寄稿しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
ぬぬパナ準備中 / 紺仁の格子文様の片貝木綿に玉那覇紅型工房の魚籠文様の染め帯
きものと帯の関係、受けとめる力が双方にあるかどうかだと思っております。
それは価格と比例するとは限りません。普段着の場合、布の質感、色、そして相性。
バランスが悪ければ、どんなに良いきものも帯もその良さは死んでしまいますが、
あわせ方によっては、価格差があるようなもののコーディネートもありかと。
きものも帯も高額商品で揃えることを考えていたら敷居が高くなるばかり…。
気軽に着ることができるものを取り入れつつ楽しむのもファッションです♪
価格のことを語るのはあまり好きではありませんが、一例として。
きものと帯で0一ケタ以上価格は違うのですが、そう違和感なくあわせることもできます。
【5月20日の装い】東京◇晴れのち雨(夜には雨、湿度50%) / 最低気温17℃ 最高気温25℃
紺仁の格子文様の片貝木綿に玉那覇紅型工房の魚籠文様の紬の染め帯をコーディネート。
片貝木綿のきものは日常きものに相応しいお手頃価格。
洗濯機で洗うことができます。雨の日も汗をかきそうな忙しい日でも安心。
紬地に魚籠と魚文様の人間国宝の玉那覇有公紅型工房の帯。
紅型は独特の力があるので琉球染織で統一させると無難にまとまりますが、
お太鼓柄は比較的、他産地のものや染めものにも合わせやすいように思います。
帯あげ、帯〆は龍工房
南国の花と鳥文様の紅型の日傘は沖縄瀬底島のべにきち紅型工房
「ぬぬぬパナパナのぬぬ」東京展は明日から開催です。(5月22日~25日)
新宿にあるとは思えない緑豊かな邸宅。
美しい布が自然光でより美しく見えるように、会場設営にもこだわっています。
開催初日の夜のレクチャーでは、糸づくりの過程、そしてこの布をどう着こなすかの
コーディネートを実演する予定。というか皆さんで考えましょう♪
会場設営には、この展示会のために庭師の方々が入っています。
設営につかう棕櫚縄の縄ない、そしてつかいやすい糸玉づくりを、庭師の方に
糸づくりのプロ集団であるぬぬパナのつくり手がレクチャーしていました(^_^;)
私も挑戦。この前、苧麻の糸績みでもやったはずが、もう忘れていた…( ̄_ ̄ i)
布って糸からつくられるんだ~っと当たり前のことに感動して以来、
こういったことが気になる~。簡単そうに見えますが難しいのです。
糸づくりにこだわったつくり手の作品、ぜひ見にいらしてくださいませ!
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
中正紀念堂 / 2015年GW 台湾の旅 その7
台北101から台北を一望 / 2015年GW 台湾の旅 その6 のつづき(^-^)/
中華民国(台湾) の初代総統である蒋介石を讃えてつくられた中正紀念堂へ
中正は蒋介石の本名です。
大忠門側から入りました。
八角形の瑠璃色の屋根と白色の総大理石の壁面は「青天白日」を表しています。
こちら側の壁面はまだ工事中。
1階は展示室になっています。
まず目に入ってくるのは、孫文と蒋介石が汽車に乗っている絵。
蒋介石の生い立ちから功績を伝える展示。
蒋介石の衣服
専用車
執務室も再現されています。
2階のメインホールには蒋介石の大きなブロンズ像。
背面の壁には、蒋介石の基本政治理念である「倫理、民主、科学」という三民主義、
銅像には蒋介石の遺言が記されています。
青天白日の美しい天井でした。
こちらでも1時間毎に衛兵交代式をみることができます。白い制服なので海軍の方々。
中正紀念堂のメインホールから外へ。
白色の大理石づくりは美しい。
階段から見下ろした広場。正面が大中正正門。
左が國家戲劇院(オペラ座)、右が國家音楽廰(コンサートホール)です。
どちらも圓山大飯店と同じ建築家が建てたものだそう。それは行ってみたい!
ちなみに今年の夏には國家戲劇院で宝塚のベルバラ公演があるそうです♪
中正紀念堂の階段は89段。蒋介石の享年89歳を表しています。
総大理石の宮殿陵墓式の建物でした。
狛犬も大理石。台湾の狛犬、沖縄のシーサーに似ています。
あっ、狛犬の赤ちゃんがいるヽ(゚◇゚ )ノ
台湾の旅レポートつづきます(^-^)/
※本日より「ぬぬぬパナパナのぬぬ」展が開催されます。
後ほどリアルタイム投稿します。
緑あふれる邸宅で美しい布を見て癒されてくださいませ~♪
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
ぬぬぬパナパナのぬぬ
PR: 熱中症の正しい知識と予防・対処法を知ろう-政府ITV
ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 東京展 つくり手の笑顔に注目!
ぬぬぬパナパナのぬぬ 2015 東京展 の会場となっている ラ•ケヤキ
ケヤキの樹に守っていただいているかのような心地よさ♪
ここ新宿なのですが…。
こんな緑の中でランチもできます。※朝香が食べているのは賄い料理です
つくり手による作品解説が毎日あります。※無料 13時~13時半
つくり手の皆さん。良い笑顔ヾ(@°▽°@)ノ
こんな素敵なぬぬをつくっています! しかも糸からつくる人がたくさん。
私が纏ってみたい~と思っているもの…。
自分が欲しいものはなぜか人も欲しいの法則?
詳細は後日まとめますφ(.. )
ちなみに朝香沙都子は、ぬぬパナを着てみようを体験中!
レクチャーでもお話しましたが、自分の手持ちのワードローブとぬぬパナのぬぬの
コーディネートに挑戦しています。
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ