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日本の自然布展 in 関川

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科の樹です!
この樹の樹皮から糸がつくられます。
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日本の自然布展 in 関川 (~ 11月16日まで)
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しな織づくり

⚫︎糸績みとへそ玉
科の樹の樹皮を剥ぎ乾燥させたものを、
木灰で煮て糠につけ再び乾燥させたものを
つかいます。
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⚫︎しな織
コースターづくり
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この旅で同じ「しな布」でも産地によっての違いがわかりました。

芭蕉布の平良美恵子先生をはじめ、アッツシ、しな布、大麻、葛布、藤布、八重山上布と、各産地の方も一緒に体験され、
各産地それぞれの違いと特性についてのレクチャーとディスカッションがあり、楽しかった~(≧∇≦)

後ほどまとめレポートします(^-^)


2014年1月 喜如嘉の芭蕉布と自然布ツアー &琉球染織巡りの旅 まとめリンク

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2014年1年古代織産地連絡会主催のツアー&琉球染織巡りの旅のまとめリンクです♪
探せない…とご連絡いただいたので、UPしなおしました。

喜如嘉の芭蕉布と自然布ツアー •城間びんがた工房見学 / 琉球染織巡りの旅 その1

喜如嘉の芭蕉布と自然布ツアー•ウェルカムパーティー /琉球染織巡りの旅 その2 

芭蕉布づくりワークショップ•苧剥ぎ at 喜如嘉の糸芭蕉畑 / 琉球染織巡りの旅 その3

芭蕉布づくりワークショップ•苧引き at 芭蕉布会館 / 琉球染織巡りの旅 その4

芭蕉布づくりワークショップ•苧績み at 芭蕉布会館 / 琉球染織巡りの旅 その5

芭蕉布今昔展 at 大宜味村農村環境改善センター / 琉球染織巡りの旅 その6

喜如嘉の七滝と長寿弁当 / 琉球染織巡りの旅 その7

日本の自然布展 at 大宜味村農村環境改善センター / 琉球染織巡りの旅 その8

ひろいのぶこ先生「樹皮と草皮の布、その可能性」at 喜如嘉公会堂 / 琉球染織巡りの旅 その9

古代織産地連絡会シンポジウム「自然布の行方」at 喜如嘉公会堂 / 琉球染織巡りの旅 その10

勢理客の獅子舞 at 喜如嘉公民館 & 琉球料理 & 最終日の夜/ 琉球染織巡りの旅 その11

瀬底島の紅型工房「べにきち」へ / 琉球染織巡りの旅 その12

琉球かすり会館へ / 琉球染織巡りの旅 その13

大城廣四郎織物工房へ / 琉球染織巡りの旅 その14

首里織工芸館 那覇伝統織物事業協同組合へ / 琉球染織巡りの旅 その15

首里花倉織の伊藤峯子先生の工房へ / 琉球染織巡りの旅 その16

大城拓也さんのNUNU工房へ / 琉球染織巡りの旅 その17

伊差川洋子染色工房•びんくらふとギャラリーへ at 琉球染織巡りの旅 その18

しな織の里 関川と自然布展 & 庄内の旅 は追々レポートします(^-^)/

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シナノキの魅力 / エピローグでありプロローグ しな織の里 関川と自然布 &庄内の旅

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古代織産地連絡会の主催による「しな織の里 関川と自然布」ツアーより帰って参りました(^-^)/

布の原点である自然布。
麻を栽培し繊維を取る以前、遥か昔の話(縄文時代から)ですが、古代の人々は野山に
自生する靭皮繊維から布を織っていたといいます。
その代表的なものが藤布、葛布、そして科布です。これらは古代布といわれています。

自分が纏っている布の糸1本も、それは命あるものからいただいたもの。
植物だったり繭だったり羊だったり…、そして誰かの手で績まれ(紡がれ)織られている…。
それに気づかせてくださったのは古代織産地連絡会の方をはじめ、糸にこだわる方々です。

手で績まれる糸、それは完璧なものではないように思います。
そもそもつくられすぎているものに魅力があるのかといえば、そんなこともありません。
素朴で、その風合いには生きているものから得た暖かみがあるもの。
絹のように身体に沿うものではないのですが、着ているうちに自然と身体に肌に馴染んで
くれたらいいな…と、自然からの賜物である美しい布とそれを生み出す人に魅かれています。

今回、しな織の里である関川にいきたかったのは、沖縄の旅でご一緒したこの方から
しな布づくりの魅力についてお聞きしていたから。
しな布の織姫、関川しな織協同組合の五十嵐千江さんとカメラ


シナノキの樹皮を剥がしていくと現れる木の芯の美しさに魅せられて、しな布の産地
に嫁いでしな布を織っているとのお話。しかもご主人が木こり? 木こりと織姫のロマンス!?
「しな布織姫ものがたり」が書けそう:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
と、沖縄の旅で盛りあがったのです。

関川しな織センターにて開催された「日本の自然布展」(11月15日~16日)

天井の高さを生かした、シナノキをつかった展示が素晴らしかったです。

ツルツルのシナノキにも会えた~ヾ(@°▽°@)ノ
シナノキは樹皮を剥がすと梨のような甘い香りがするそうです。
今度は梅雨の樹皮を剥ぐ頃に訪れたい!

千恵さんが魅かれたとおっしゃっていた、シナノキは本当に美しかったです(〃∇〃)
そして、しな布からつくられるものを引立てていました。

来て良かった~♪


facebookページでは庄内に向かうところからリアルタイムでUPしていたら、
「きものカンタービレ♪」をみてくださっている方が関川まで来てくださって、お会いする
ことができたのも嬉しかったです。雪が降る悪天候の中ありがとうございます。
次の日には松ヶ岡開墾場でもお声がけくださる方がいて、偶然に驚きました。
出会った皆さまに御礼申しあげますm(_ _ )m

古代織産地連絡会の皆さま、ご一緒してくださった皆さま、写真を撮ってくださった方々、
本当にお世話になりありがとうございました!
心から感謝を。

しな織の里 関川と自然布 & 庄内の旅 詳細レポートは追々あげていきます。

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野乃花染工房 きもの文化検定工房見学会 その3 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その10

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新田 米沢織 きもの文化検定工房見学会 その2 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その9 のつづき

庄内地方から帰ってきたばかりでございますが、9月末の米沢の旅のレポートです。

米沢2日目はきもの文化検定の工房見学会。
新田の次に向かったのは、野乃花染工房です。
前日にも「米琉」のお話をお聞きする為に伺いました。こちら矢印
古代米琉 諏訪好風先生のお話 at 野乃花染工房 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その2
2日間にお聞きしたお話を時系列は無視でまとめますφ(.. )

創業は1858年(安政5年)。現在の諏訪好風先生は5代目。
置賜紬伝統織物共同組合の理事長でもあり山形紅花染織同人協会の代表でいらっしゃいます。
置賜地方の草木を生かした天然染料による草木染めと天然灰汁発酵立てによる正藍染めを
主として、織は絣からしな織まで多岐にわたっています。


この日ご案内くださったのは、諏訪豪一先生。諏訪好風6代目です。


●糸づくり
染め上がりの糸の長さと太さを均一にするための糸繰り

こちらは整経台。並べられた糸枠から引き上げられて目はじきを通っていきます。

目はじきは糸を痛めないようもの

目板を通し櫛状の畦筬を通って

巻き取られます。こちらは前日の諏訪好風先生。


●絣糸づくり

この絣台をつかってつくられます。


●織り
絵絣を織っていた織機が特殊なものでした。
上の囲いがなく長い。

踏み木を足で踏むとシャトルの杼が飛びます。なので両手で絣あわせが可能。
諏訪先生は古代米琉の復元のために織機の研究もされ開発されたのだそうでうす。

素敵な絵絣が織られていました!

こちらの高機は紐を引くとシャトルの杼が飛ぶ仕組み


●天然灰汁発酵立てによる正藍染め
徳島の藍師の新居修さんのところから届いた蒅(すくも)

この日はシャツを染めていらっしゃいました。

次の日に見た染め上がりの状態

泡のようなものが藍の花。古いものは端に寄せていきます。

元気がなくなると地酒を投入します。ちなみに若い藍には酒は飲ませないとのこと。

ハンカチを絞りで染めて見せてくださいました。

酸化して色がサッと変わっていくのが何とも不思議ですね。

藍甕は深さが1mぐらいあり、豪一先生は子どもの頃、悪いことをするとお仕置きに藍甕に
入れると脅されたそうです…(^o^;)


●草木染め
インド藍





●証紙 
置賜紬伝統協同組合は、もともと米沢、長井、白鷹で各々組合があったのが
規模が縮小され置賜紬として統合されたのだそう。

伝産品として指定されている置賜紬はすべて草木染めです。
産地は米沢、長井、白鷹のどこか。織機は手織り、足踏み織機、高機、いざり機のどれか。
絣は括り、捺染のどちらか。

すべて○印がつけられることによって、わかりやすいスペック表示となっています。

山形紅花染織同人協会の紅花染めの証紙も紅花と天然染料、化学染料の比率が記入。


前々からブランド証紙でなく、スペック表示にして欲しいと思っていたので、
これは消費者側にもわかりやすくて、好印象でした合格

毘沙門亀甲の茜染は諏訪好風先生の作品。
「茹で上がった海老」といわれますが…、お気に入りです(〃∇〃)ドキドキ


野乃花染工房番外編、そして蔵王へと向かいます(^-^)/

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みちのく蔓工芸所 きもの文化検定工房見学会 その4 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その11

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野乃花染工房 きもの文化検定工房見学会 その3 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その10 のつづき

野乃花染工房では山葡萄のかばんもつくっていました。
「みちのく蔓工芸所」です。


山で採取した山葡萄の蔓

山葡萄の蔓の皮剝ぎは初夏に行なわれます

一定の厚さと長さに揃えられ、水に一昼夜つけこんでなめすのだそうです。

かばんの型も色々

水で湿られながら編み込んでいきます


山葡萄の蔓は年数が経つごとに飴色に変色していくのが魅力。

使うごとに風合いが増し、艶をおびて黒ずんでいくのだそうです。
諏訪先生がつかっていた山葡萄蔓のバッグは良い色になっていました~。


山葡萄のバッグはとても人気があるそうです。
そういえば、きもの愛好家でも愛用していらっしゃる方多いですね。

米沢から蔵王を超えて宮城県の工房に向かいます(^-^)/

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臙脂地に菊と牡丹の総柄臈纈染小紋に中村國三郎の松と菊に鴛鴦模様の綴帯

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【11月13日の装い】東京◇晴れ(湿度34%)/ 最低気温11℃ 最高気温21℃

臙脂地に菊と牡丹の総柄小紋に松と菊に鴛鴦の綴帯をコーディネート

帯あげ、帯〆ともに龍工房

通常のお茶会などでは室礼とかぶる文様はさけます。
今回はあえて、菊×菊で装ってみました。

山帰来に小鳥の古布デコパージュのバッグは松枝忍、草履は神田胡蝶


高倉流の香席のあと、早稲田大学の一般聴講「かわいいだけじゃダメですか?」←別記事でレポします


そして、きものサローネは最終日でした~。都内をグルッと。

第61回日本伝統工芸展で日本工芸会奨励賞を受賞された水橋さおりさんとカメラ

丸山伸彦先生が、江戸時代の遊びの要素を彷彿させると絶賛していらした
尽くし文様であり見立てにも見える、羊文様の帯をされていました!


石垣市織物事業協同組合の皆さま
何と、今日からの旅もご一緒です~♪


そうなのです。これから旅にでます。やっぱり米沢レポートが追いつかなかった!
現地からはfacebookページと「なう」でリアルタイム報告します。

いってきます(^-^)/

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美しいキモノ 2014年冬号 vol.250 発売! / 志ま亀の菊唐草文様の小紋に貝の染め帯

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美しいキモノ 2014年冬号 vol.250 の発売日です本

250号の記念号だからでしょうか、まだチラッと目を通しただけですが、
読み応えがありそうな特集が盛りだくさん。

●染織の深奥は三都友禅
友禅の成り立ちから技法、変遷、ブランドとしての友禅など。
これを読めば「そもそも友禅とは何なのか?」がすんなりと理解できそうです。

友禅の工程でつかわれる青花についても興味深い。

●結城紬
高島礼子さんが訪れる結城の旅、工程、着こなし。寒くなると結城が着たくなります。

●帯〆
帯〆の歴史、コーディネイト、種類、つくり手など。
美しいキモノではあまり登場しなかった道明が大きくクローズアップされています。
帯〆の設計図ともいえる「綾書」について全く触れられていないのですが、
あれは伊賀組紐特有のものだったのかな…。

●宝の絹と題された日本の絹の道の特集は、
富岡製糸場はじめ岡谷蚕糸会館、片倉工業について。
岡谷の製糸家についてとても深く書かれていて勉強になります。

●八寸&九寸なごや帯
なごや帯派の私には嬉しい!
こういった特集がされるということは、日常きもの派が増えてきたのかな。

●きものや帯のプレゼント
豪華です!
楽譜と譜面の描かれた帯とっても欲しい~。HANWAYの傘もありました。


●きものカンタービレ誌上連載
きもの愛好家のきもの知識欲のお話。
時々「きものについてそんなに勉強してどうするのか?」と聞かれるのですが、
きものが好きだからに他なりません。
好きだから、高額商品でも買い物するのですし、見る眼を養いたいと考えるのは
むしろ普通のことだと思います。
何よりも好きなことについては知りたいもの、学ぶことが楽しいのです。
今は様々な情報が手に入るようになりましたが、私たち消費者にとって、
本当に必要な情報が入ってきているとも限りません。
広告戦略といってしまえばそれまでですが、本質ではない、誰かにとって
ただ都合のいい情報に踊らされることのないように、大切なものをしっかりと
見極める眼を持つようにしたいものです。


朝香沙都子の美しいキモノでの連載は5年目を迎えることになりました。
次号からは新たな形でお届けすることになりそうです。
ご期待ください♪

amazonからの購入はこちら矢印

美しいキモノ 2014年冬号


【11月19日の装い】東京◇晴れ(湿度29%、乾燥注意)/最低気温10℃ 最高気温16℃

志ま亀の菊唐草文様の小紋に菊文様の貝の染め帯をコーディネート

扇文様の総絞りの羽織、昭和テイスト満載です

帯あげと羽織紐は龍工房、帯〆は志ま亀

バッグはジャマン•ピュエッシュ、ぞうりは神田胡蝶



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装束雑事抄から学ぶ「五摂家と清華家」 at 有職文化研究所

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有職文化研究所の装束雑事抄の勉強会へφ(.. )


古代の人が纏っていた絹。
奈良時代のものは正倉院に、平安末期のものは神社などにあるけれど、いわゆる
源氏物語の頃、平安中期の装束裂で現存するものはないのだそうです。
文献に残っている糸を表現している言葉を拾うと、平安時代の絹糸は繊維が細く張りと
光沢があるのが特徴。

有職文化研究所が源氏物語の装束を復刻するにあたっては、繭の開発からされています。
細く灰色がかった糸で精練すると銀白の糸がつかわれています。何て美しい光沢!


装束雑事抄からは「五摂家と清華家の元服の儀の装束」について

五摂家と清華家の元服の儀では天皇から冠と御引直衣をお借りして元服の儀が行なわれます。
この時だけは天皇と同じ小葵文の直衣を着ることができます。
元服後は各家の丸文の直衣を着ます。


ちなみに、五摂家とは鎌倉時代に成立した藤原家嫡流の近衛、鷹司、九条、一条、二条の五家。
摂関家ともいわれ大納言、右大臣、左大臣を経て摂政、関白太政大臣になる資格がある家柄です。
豊臣秀吉は近衛前久の猶子となることで関白太政大臣となっています。

ちなみにこの五摂家は明治の家族制度で公爵家となりました。そして現在もつづいています。
近衛家のご当主は日本赤十字会長、鷹司家のご当主は元NEC社長であり現伊勢神宮大宮司、
九条家のご当主は平安神宮宮司、一条家のご当主は弁護士、二条家のご当主は神官で
いらしゃいます。

清華家は久我、三条、西園寺、徳大寺、花山院、大炊御門、今出川(菊亭)の七家。
のちに広幡、醍醐、が入って九家。
大臣、大将を兼ねて右大臣、左大臣、太政大臣になることができる家柄です。
華族制度では侯爵家。笛、琵琶、和琴、香道、書道などの家元になっています。

小葵文綾裏紫平絹の御引直衣と仙石宗久先生とカメラ


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蔵王へ / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その12

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みちのく蔓工芸所 きもの文化検定工房見学会 その4 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その11のつづき

寒いですね…。
米沢の朝は氷点下だそうです(((( ;°Д°))))
紅花や紫根、茜の染色は極寒の時季にされると聞いています。
もうはじまっているのでしょうか。
極寒の中から生まれる美しい色。魅力的ですねドキドキ

レポートは9月26日のことです。
米沢からかみのやま温泉の名月荘へ。こちらに泊まっていた友人ご夫妻と合流。

素敵なところでしたドキドキ

今度はこちらにお世話になりたいな~。

温泉にゆったりつかって読書三昧するのに良さそうです。


途中、蔵王温泉の大露天風呂をチラッと見学目


蔵王エコーラインをドライブ車

蔵王では紅葉がはじまっていましたもみじ

この日は四方八方が見渡せる快晴晴れ

山々を背景にした御釜のエメラルドグリーンが美しかった。

今は雪で覆われているそうですが、9月26日の蔵王の御釜です。
その後、湖面に白濁がみられ火山活動に喚起が促されました。

真夏でも蔵王の御釜付近は寒いそうです。この日は晴天でしたが風は強い。
山形といえば玉こんにゃくですよね。


そして宮城県へと向かいます。


蔵王をくだった遠刈田温泉にある蔵王手打ちそば新楽。
偶然に入ったのですが、大当たり当たり

キャベツと葱と鴨がたっぷり、お蕎麦は太麺。
これが美味しかった~(〃∇〃)恋の矢


そして、楽しみにしていた染色家の先生の工房&ギャラリーへ。
つづきます(^-^)/

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worksgallery 由季野 / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その13

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蔵王へ / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その12 のつづき

蔵王からさらに野を超え山を超え…。
そこは観光地からも遠く離れた人里離れたところにありました。
下には渓流が流れています。

山奥に突如として現れたおとぎの国のようです\(゜□゜)/

この扉の向こうには…


魔法使いが住んでいらっしゃいましたヾ(@°▽°@)ノ 

染色家の山本由季先生です。
秋田犬ブログからメッセージをいただいたことがあり、存じ上げていたのですが、
染色家の山本由季先生だと知ったのはじつは最近のことでした。


山本先生の作品をある呉服屋さんではじめて肉眼で見た時、つくり手の世界観が
全面にバーンと押し出されたその作品にとても衝撃を受けました。
(あの龍は特にそうだったのかもしれない)

工芸は卓越した職人の技によるものですが、こちらは作家の内面が表現されたまさに芸術。
技法にこだわらないことで広く創作への想いを作品に打ちだされています。

おとぎの国で出会った山本由季ワールド、可愛すぎます(〃∇〃)ラブラブ




この帯は贅沢に両面たっぷり華やかに描かれているもの。

この帯の色目、コックリとした地色に真っ赤な花がいい♪ きものもいいな。

ウサギと栗、菊が描かれた透け感のある帯。赤×黒に白が効いてるのが好み♪
やさしげな色をおススメされますが、私的にはコントラストが強いものに魅かれちゃうのです。


作家のエネルギーが溢れんばかりの作品となった帯、纏って受けとめたいですね♪


天井には作品が貼り巡らされ、まさに山本ワールド。
法隆寺の夢殿のようです。ここで瞑想してみたい。
入った瞬間にノックアウトされて、写真を撮らせてください!っと中々切り出せませんでした(+_+)

ギャラリーは川の上に建っていて緑豊かな自然光が全面のガラスから降り注ぎます。


こだわりは、エントランスの敷石にも。
ひとつひとつ、山本先生が詰めたのだそうです。

天井には花を背負った象


ワガママをいって、工房も見学させていだきました。
ありがとうございます♪
ここでさらに…、ノックアウトどころか、撃沈するぐらい驚きました((((((ノ゚⊿゚)ノ

工房まるごとが作品と化している( ̄□ ̄;)!!

そして、作業中の反物がたくさん…。スゴイです。

山本先生お一人でされているとのこと。
やっぱり魔法使いだ!


会いたかった秋田犬の子たちにも会えたヾ(@°▽°@)ノ

あなたに会いたかったのよ~♪

マリちゃん。

また会えたら仲良くなれるかな…。


猫のおんちゃん。山本由季先生にソックリ!美猫ちゃんです。


訪れたときは萩が満開だったお庭も今は冬の様相でしょうか


山本由季先生、ありがとうございましたm(_ _ )m

これにて、米沢染織巡りの旅レポートは終了。
次は、しな布の産地へ庄内の旅のレポートです(^-^)/

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PR: 予防接種法による対象ワクチンが増えました!-政府広報

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水ぼうそうと高齢者の肺炎球菌感染症が定期の予防接種になりました。詳しくはこちら。

香色の格子に絣紬に瓢箪に雀の刺繍帯、木立のポップな文様の絞りの羽織

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【11月21日の装い】東京◇晴れ(湿度59%) / 最低気温8℃ 最高気温17℃

香色の格子に絣紬に瓢箪に雀の刺繍帯をコーディネート


雀のいる位置のバランスが良くて気に入っています♪

帯あげは龍工房、帯〆は京都きねや
この帯〆よりもシンプルな橙色のほうがスッキリして良かったのですが…、
羽織紐と重ならないようにあえてコーディネートしてみました。

 羽織紐は龍工房

木立のポップな絞りの羽織をあわせてみました。
絞りの羽織、昭和の香がプンプンしますが、軽くて暖かいので好きです。
羽織の着丈が短過ぎるものはカーディガンがわりに家で着ています。

この古布デコパージュのバッグは、両面で印象が全く違うものがつかわれています。
どことなくエジプトっぽい葡萄と鳥

こちらの面は南天と鳥。どちらも下がりものつながり。
帯にあわせるかきものにあわせるか。どちらにもあう~♪
ぞうりは菱屋カレンブロッソ。


鴨の季節です♪ 

貧血にも良いそうな。

鴨しゃぶしゃぶ


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PR: フォード・エクスプローラーを買うなら今がチャンス!


「誰が袖図 〜描かれたきもの〜 」展 at 根津美術館 / 紅葉の小紋に誰が袖の染め帯

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根津美術館のお庭の紅葉が色づいていましたもみじ


「誰が袖図 ~描かれたきもの~」が開催中サーチ (~12月23日まで)


「誰が袖(たがそで)」とは、「誰の袖?」という粋狂な名がつけられた絵画意匠です。
衣桁に小袖が掛けられ基本的に人物はいません。
その掛けられた装束や道具から人物を読み取るという教養の世界。

「色よりも 香こそあはれと思ほゆれ 誰が袖ふれし 宿の梅ぞも」
花の色よりも香りに魅かれてしまう。これは誰の袖が触れたからこの庭の梅は香るのか。

プルーストのマドレーヌのようですが…、何かから呼び覚まされるものは印象強いものです。

「誰が袖図」は江戸時代初期に流行したとされています。
平安時代には御簾から襲の色目をのぞかせ彩ってみせる出衣(いだしぎぬ)の文化もある
日本では、想像から教養を巡らせ楽しむを好むという流れなのかもしれません。


丸山伸彦先生の講演会では、誰が袖屏風図に描かれている小袖の技法を検証。

17世紀の日本では、新しいことに価値をおくという、流行の概念が生まれます。
上流階級でなく不特定多数でのモードの流れというのは世界的に見ても日本のみ。
誰が袖図は装束抄などと照らし合わせると必ずしも現実に即しているわけでなく、
江戸時代の富裕層の桃山時代への憧れの描写などがみられるとのこと。
絵画から服飾史を紐解いていくのは面白いですね♪


【11月22日の装い】東京◇晴れ(湿度47%) / 最低気温11℃ 最高気温18℃

紅葉の頃に紅葉のきものは宜しくないと思われる方もいらっしゃるでしょうが、
ハロウィンが終わったらクリスマスというような商業的な流れが好みでないので、
私はゆっくりと季節を楽しみたいと思います。

紫色地の紅葉の小紋に墨色地の誰が袖図の染め帯をコーディネート

エ霞を背景に御簾越しに香をたきしめている小袖が描かれた誰が袖図。

帯あげは染めもの中野、帯〆は龍工房

羽織を着ている写真は撮り忘れ…。あっという間に暗くなってしまうのですもの。


根津美術館のプレートには燕子花の意匠がありました!

都心の紅葉狩りも良いものですもみじ


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志ま亀のふくら雀の小紋から四季草花に御所車文様の訪問着

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東京では難しい
色鮮やかな志ま亀コーデ
{1D6720B9-B09A-4CF8-AF35-778EC184D879:01}
志ま亀のふくら雀の小紋に菊文様の貝の染め帯
{81ABF1C8-2A61-41DB-B79A-2FA2E2B50CC5:01}

パーティーのために衣装替え
志ま亀の四季草花に御所車文様の訪問着に
まいづるの笹竜胆の唐織の袋帯
製作は鶴と亀コーデ(°_°)
{54C8A989-E27A-44FF-BF23-2C8FFE87E4D7:01}
パーティー用に四谷•三栄の12段グラデーションぞうりを
用意しておいたのに、うっかり履き替えないまま…
気がついたのはパーティー終了後のお茶タイムでした!(◎_◎;)
{7DE6BF95-5631-4BC6-9BFD-D6F1A6A788B8:01}

2013年秋 丹後〜京都 紅葉狩りの旅 まとめリンク

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志ま亀の巻き絵文様の小紋に菊文様の貝の染め帯&なう

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京都はざんざん降りの雨です…>_<…

志ま亀の巻き絵文様の小紋に菊文様の貝の染め帯
{614A38CA-E3B3-4088-9F71-F41FB38C095B:01}
志ま亀に万能の羽織
{49EC05A1-D3BE-412D-8DB5-E8CE896231F3:01}
開門前の特別早朝拝観
土砂降りですがこの上なく贅沢時間…。
{449315ED-0F21-4F63-98CC-EED8BA691068:01}
{8D6CA8A7-7D7D-4261-8F25-E85ECF1DC9CD:01}
{547F020A-ACD8-4DAC-9FFB-482DF86BB4DC:01}
レポは後ほど♪

志ま亀で巡る紅葉の旅 今宮神社とあぶり餅 / 2014年秋 錦秋の京都 その1

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紅葉が最も見頃を迎えている京都もみじ

この時季の京都は観光客で溢れていて、道路は大渋滞、交通網が麻痺します。
短時間で時間的ロスなく錦秋の都を楽しむためのポイントひらめき電球
京都駅発のタクシーやバスはつかわない。
とにかく、地下鉄で北へ向かって、北から南へくだっていくように散策していくのがおススメです。

というわけで、新幹線ホームから地上へはあがらず、八条口改札から地下鉄へ。
北大路へと向かいます。ここのタクシー乗り場はハイシーズンでもかなりの数のタクシーが
常駐していて、並んでいる人も少ないのです。

まずは今宮神社へ神社

この地は平安遷都以前より疫神を祀る社がありました。
一条天皇の御代に御霊会が営まれたことが今宮祭の起源となっています。

今宮神社には、織物の祖神とされている栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)が
祀られる織姫神社があります。

「栲」は梶の木の皮の繊維で織った白色の布のこと。古布の総称でもあります。
「幡」はこの神社では織物を意味し、命の機織の功を称えた美称。
「千千」は「縮」に通じて織地の精巧さと考えられています。
織物の巧みさ美しさを賞でられる神として西陣の人々の崇敬が篤く、織物の祖神とされています。

「阿呆賢さん(あほかしさん)」といわれる重軽石。
石を手のひらで三回叩いてから持ち上げます。
そして願い事を唱えつつ軽く三回撫でてから、再び持ち上げます。
はじめよりも軽く感じたら願いが叶うのだとか。
頭痛持ちの私は、頭を撫で撫で…。


今宮神社の参道にはあぶり餅やさんがあります。いち和さんとかざりやさん。
かざりやさんでこの紅葉を愛でながらあぶり餅をいただくのが私の定番♪

しかし…、この日はテレビ番組の撮影があり、ロケ隊の方々に場所をお譲りすることに…(^_^;)
※大江戸捜査網に出演される俳優さんの番宣の旅ロケだったそうです

その間、あぶり餅づくりを見学
今宮神社参道のあぶり餅は、平安時代からあるといわれ、日本最古のお菓子屋さんです。

きな粉をまぶした親指大のお餅を竹串に刺します。
この竹串は今宮神社に奉納される斎串。

炭火で炙って

白味噌のタレにつけます。この味噌タレが甘すぎずで美味しいのです♪

あぶり餅を食べると病気厄除のご利益があるといわれています。

京都にお住まいの方でも食べたことがない方がいらっしゃるそうですが、
甘味といえど甘過ぎないので、一度ぜひご賞味あれ♪


「しな布の産地へ 庄内の旅」のレポは、
「志ま亀で巡る紅葉の旅 / 2014年秋 錦秋の京都」の後にあげることにしました。
紅葉が散ってしまう前に、紅葉レポをお届け♪

こちらもご参考までにもみじ
2012秋 錦秋の古都へ まとめリンク

2013年秋 丹後~京都 紅葉狩りの旅 まとめリンク



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