千總の梅文様の小紋に森口華弘の手描き梅染め帯
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新春三大美術展「あそぶ浮世絵 ねこづくし」「久能山東照宮展」「雪月花 美人画の四季」
新潟日報社が主催する新年の幕開けを彩る美術イベント新春三大美術展へ
新潟市美術館、新潟三越、新潟伊勢丹で開催されています。
初日は百貨店の初売りの混雑を避けて新潟市美術館から。
「あそぶ浮世絵 ねこづくし」へ (~2月2日まで)
平木浮世絵財団の所蔵品から猫が描かれているものばかり120点が展示されています。
猫好きで有名だったらしい国芳、猫っぽいものが得意そうな芳年、広重もあり。
浮世絵の浮世には当世風という意味がありますが、その時代の風俗の中で猫がどんな風に
描かれているのか、焦点をあてて鑑賞するのも楽しいものです♪
きもの好きとしては浮世絵の女性像がもちろん気になりますが、猫の表情も面白い。
浮世絵作家たちの猫への愛情や親しみが感じられます。
喫茶室ではこんなメニューもありました
新潟伊勢丹アートギャラリーにて開催中の「久能山東照宮展」へ(~1月13日まで)
家康は1616年に駿府城で没します。遺言から久能山に埋葬されそこには最初の東照宮が
つくられました。日光東照宮をはじめとした権現造の様式の原型です。
久能山東照宮には家康から慶喜ら歴代将軍や徳川家の遺品が秘蔵されています。
この展覧会では、徳川家茂正室の和宮着用の浅葱縮緬地松竹梅桜菊網干文様刺繍小袖、
徳川家定正室篤姫の提帯などもみることができました!
新潟三越にて開催中の「雪月花 美人画の四季」へ(~1月13日まで)
上村松園、鏑木清方、伊東深水、菊池契月、伊藤小波、土田麦僊、堂本印象、北野恒富、
中村大三郎、広田多津などの明治以降の美人画を春夏秋冬にわけて展示しています。
日本の美しい四季と共に女性の装いに目が釘付け
女性の美しさとその内にある芯の強さが描かれています。蛇の目傘や髪簪、帯結びなども
興味深い~。ウットリ~
【1月2日の装い】新潟◇雨のち曇り / 最低気温3℃ 最高気温7℃
雪国新潟のお正月としては暖かい~。
華文の紬に知念びんがた工房の梅桜に波文様の紅型の帯をコーディネート
お正月なので初おろしの帯で。
ちりめんの帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房。
夜のディナーはホテルオークラ新潟のスターライトにて。着替えました。
千總の梅文様の小紋に森口華弘の梅文様の手描きの帯をコーディネート
梅に梅のコーディネートですが、これはあってるかも
縮緬無地の帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房
友禅の重要無形文化財保持者である森口華弘が手描きで描いた梅の枝の染め帯
ホテルオークラの名物であったチェリージュビレ
今は東京のオークラではありませんが新潟では健在。ホテルオークラの創業一族の大倉家
は新潟出身。地方でもホテルオークラ新潟は東京の次に創業されました。
衣裳だけでなく建築も車もレストランもクラシカルなものが好きかも…。
ホテルのロビーには大凧が飾られていました
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諏訪大社 上社の本宮にて初詣
諏訪大社は信濃の一の宮。その起源は定かでなく日本で最も歴史が古いといわれています。
諏訪湖の周りに上社の本宮と前宮、下社の秋宮と春宮という四つのお宮があり、神さまが
移動するという説が今に伝わり生きています。元旦は上社本宮にて初詣をいたしました。
「御神渡り(おみわたり)」といわれる真冬に諏訪湖の湖面の氷の盛り上がる現象は、
上社の男神の建御名方命(たけみなかたのみこと)が、下社の女神である八坂刀売命
(やさかとめのみこと)に会いに行った足跡とも、ミシャグチ神が通った跡ともされており、
神が諏訪湖へ降り立ったといわれる諏訪市側を下座(くだりまし)、下諏訪町側の神が
岸へ上がったとされる部分を上座(あがりまし)といいいます。
年末年始は雪も少なく、氷は張っていませんでした。
諏訪大社上社に祀られているのは、出雲大社の大国主命(おおくにぬしのみこと)の息子である
建御名方命(たけみなかたのかみ)とその妻の八坂刀売命(やさかとめのみこと)です。
古事記によると、建御雷神(たけみかずち)を恐れて出雲から諏訪に逃げ延びてきた建御名方命は
諏訪の守矢一族に勝ち、この地で現人神(あらひとがみ)となったとあります。その子孫が諏訪氏です。
武田勝頼の母の湖衣姫(由布姫)の実家でもあり、武人と神官の顔をもつ特異な家系となります。
建御名方命は二度と出雲には戻りませんと建御雷神に誓った為に、10月出雲にいかないので、
諏訪周辺も出雲同様に神無月でなく神在月というらしいです。
諏訪大社には本殿と呼ばれる建物がありません。上社は御山を御神体として拝しているそうです。
古代の神社には社殿がなかったといわれていて、諏訪大社はその古くからの姿を残しています。
社殿の四隅には御柱があり、七年に一度、平安時代以前から行われている御柱祭があります。
樹齢1000年以上になる贄掛けの欅。古くは贄や御狩の獲物を掛けて祈願したのだそう。
1827年(文政2年)建立の神楽殿。四方吹き通しの入母屋造。
龍神が描かれた大太鼓は大晦日から元旦にかけてのみ打たれます。
1773年(安永2年)建立された五間廊。廊下様式切妻造です。
1690年(元禄3年)に創建。格子障子の建物。
駒形屋といわれる神馬舎。中には幣帛を背負った馬の像がニ体あるようです。
中が暗くて見えませんでした
1829年(文政12年)建立された入口御門
御門からつづく参道は布橋といわれます。
明治以前は大祝(最高神官)のみが通行を許された神の通り道であったとか。←異説あり
遷宮の際も布が敷かれたそうです。
御柱祭の目処梃子(めどてこ)。男の神を表すシンボルとされています。
上社の全ての御柱には角(つの)のような柱がV字型になるよう柱の前後についています。
このめどてこに氏子がしがみつき、左右にゆらしながら、おんべを振る姿が御柱祭の特徴。
日本三大奇祭のひとつである勇壮な神事。毎年死傷者がでていますが、古代から現在まで
受け継がれているもののひとつ。
1828年(文政1年)建造の摂社末社遥拝所
大国主社。建御名方命の父である大国主命が祀られています。
境内に向かいます。
普段はひっそりしていますが、元旦はさすがに人がたくさん。
昔は神社に参拝していても、誰が祀られているのかさえも理解しないままに、
ただ願をかけておりましたが、染織にまつわる文化を学ぶようなると、伝承の裏に脈々と
伝えられてきたものについて深く考えるようになりなりました。
そして日本人であることを自覚する元旦です。
おみくじは吉でした。諏訪大社のおみくじの項目には養蚕があるのが特徴
きもの姿の人はほとんどいませんでした。雪がチラチラ舞う天気だったこともあるかな
鳥居までは、鵺のごとくきものにコートに帽子。
しかしこのスタイルは今ひとつでやめましたきものに似合う帽子探さなくっちゃ(-_☆)
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青磁色地の紅白梅枝文様の小紋に松竹梅の織なごや帯 / お茶の初稽古
松枝忍 着物地コラージュかばん 「新春の手仕事マーケット」at 京急百貨店
「きものカンタービレ♪」をみてくださっている方からお問い合わせが多い
松枝忍先生の作品展が行なわれている京急百貨店(横浜市上大岡駅直結)へ
どんな展示会も事前告知はせず、都度自分の眼で確かめてからブログでご紹介すると
決めているので、できるだけ初日にいきたかったのですが、今回は最終日となってしまいました。
楽しみにしてくださっている方がいらしたらごめんなさい(_ _。)
最終日なので、私好みのモノはもう売りきれてしまってないかもと心配だったのですが、
無用でした。素敵な作品がまだまだありました
最近、アンティーク市場も出尽くしてしまったのか好みのものが中々見つけられないのですが、
松枝先生、流石です( ̄▽+ ̄*) 松枝忍先生と
きもの好きには猫好きが多いイメージがあるのですが、松枝先生ファンは兎好きが多いそう。
午年に相応しい、馬が手描きで描かれたトートバッグ
籠は軽くて持ちやすい、さらに布を貼ることによって強度が増し、コーディング加工によって
防水もされているという一石三鳥のバッグなのです
さらにオシャレですべて1点ものというプレミア感
私も大好きな雀シリーズ
こんなのも素敵
実際にもってみると印象が違ってみえることもあるので自分の眼で確かめることが大切。
写真にとってみるとより客観的にみることができます(-_☆)
アップで見せて欲しいというご要望にお応えして写真追加。
マチの部分につかわれているのは久留米絣です。ちなみに私は犬好き
男性がもっても素敵です!
この形のバッグA4サイズの書類が入るので重宝しそう。
【1月7日(人日の節句)の装い】横浜◇晴れ / 最低気温2℃ 最高気温9℃
志ま亀の市松文様の小紋に正月飾り文様の織なごや帯をコーディネート。
羽織は梅文様の絵羽羽織。←後姿を撮り忘れました
帯あげ、帯〆は志ま亀
志ま亀のきものには志ま亀の帯とトータルコーディネートすることがほとんどですが、こちらの
正月飾りの帯はあわせやすく志ま亀にもあいます
バッグは松枝忍。市松文様であわせてみました(^-^)
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装束雑事抄から学ぶ「烏帽子」/ at 有職文化研究所
有職文化研究所主催による「雑事抄を中心に宮廷装束を見る」勉強会へ
『装束雑事抄』とは、衣紋道の家である高倉家に伝わる装束に関するアレコレを
記した古文書のことです。これを読み解きつつ装束について学びます。
烏帽子について。
烏帽子は公家の日常のかぶりもののこと。晴れの日のかぶりものは冠です。
衣紋道の家である高倉家に伝わる江戸時代の烏帽子
男子が成人し髪を束ねて髻(もとどり)をつけるようになると、頭に何もつけないままで人前
に出ることはなく、絹のかぶりもの(烏帽子)を家の中でも寝る時でもつけていました。
はじめは柔らかかった烏帽子は強装束の時代になると漆で塗り固められ固いものなります。
後に引き立て烏帽子や風折烏帽子が現れます。
烏帽子の正面が少し窪んでいるのがわかるでしょうか。
この窪みの下側には眉といわれる折り目のような横線の突起があります。
若いときは両側に突起がある両眉(もろまゆ)、殿上人は左眉、上皇は右眉の烏帽子を用います。
高倉家は後嵯峨上皇より右眉の烏帽子を賜ったことから代々右眉の烏帽子が用いられているとのこと。
江戸時代の烏帽子には通風口の穴があります。現在のものにはないのだそう。
烏帽子の表面のシワは錆といわれ大きなシワが大錆、小さなシワが小錆、柳錆もあり、
年若いほど細かいシワで年齢が上がると大きなシワのものを用いるのだそう。
装束の世界はきものが今の形に至った源流であり、何よりも美しい…。
季節によって位によって場所によって装いにルールがあり、その理由を紐解いていくと、
興味深いことばかりですφ(.. )
現代皇室のお話も有職故実のお話も仙石先生のお話は面白い(≧▽≦)
あ~、勉強って楽しい♪
今年の衣紋はじめに参列できないのが残念…。どうして予定って重なってしまうのかしら(T_T)
衣紋道高倉流宗会頭の仙石宗久先生と
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草乃しずかの世界展 at 松屋銀座
日本刺繍作家の「草乃しずかの世界展」へ (~1月20日まで)
草乃しずか先生と
草乃先生の刺繍の精緻な技はもちろんですが、絹糸の輝きを生かしたやさしい色合いと、
写実でも幽玄でもなく、可愛らしいともいえる独特の意匠構成が素晴らしい~(≧▽≦)
今回の展覧会の題は「ひと針に祈りをこめて40年」
ひと針ひと針糸を刺していると、心のうちの喜びや悲しみが糸の流れとなって、
いつしかそれが祈りに通じていると感じることがある
色を選び糸を撚る、一針一針に込められた想いと手間を想像いたしますと、きもの生活して
いながらも、針仕事が大の苦手の私は気絶しそう…(@@;
手仕事としての技術は何一つ真似ることはできませんが、先生の作品の色あわせの美しさは、
しっかりと目に焼きつけて、コーディネートの参考にさせていただいております。
今回とくに感動したのが、命の五部作
西行法師のお墓参りにいき、千年前と変わらぬ桜の花の風景を描いたという桜と鳥たちの刺繍。
命の讃歌名づけられた海の生物、動物、鳥、そして太陽と月と星座のタペストリー。
人類最初の地のケニアの大地を旅して、地球の中の太古の生命の輝きを描いたという作品。
などなど…。
草乃先生ご自身が日本の美しい四季にあわせて着てみたいとつくられた作品は絵葉書
となっていました。
刺繍の質感が伝わるでしょうか…。
草乃先生の世界観から生まれる意匠はユーモアに溢れているのですが洗練されています
色の選び方がモダン!そして透明感と暖かさがある。
草乃先生は、自然や古典的なものを表面的に捉えるのでなく、奥深いところまで見て
いらっしゃるからこういった意匠が産み出せるのだと、強く感じました。
刺繍で表現することによって生まれる暖かさというのでしょうか…。
草乃先生の作品は、とても幸せな気持ちになります
今展示会の図録には、草乃しずか先生の半生が写真付きで紹介されていて、こちらも
読み応えありです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
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サハラガラス色に染めていただいた藤岡組紐の根付紐
サハラ砂漠の砂からそのままつくられたガラスでつくられた小鳥たち。
このオリーブグリーンはまったく着色していない砂から生まれた天然の色なのだそう。
砂漠に緑はありませんが、砂にはこんな美しい色が含まれているのですね。不思議。
ロマンティックだわ~ 空気の気泡の入り方も良い感じ。
このサハラガラスのグリーンと懐中時計にあう根付紐が欲しくて糸の色から選んで、
伊賀組紐の藤岡組紐さんにつくっていただきましたヾ(@°▽°@)ノ
長さもゆとりをつくっていただいたので、帯からの下がり具合もバッチリ
前は気持ち短かったので今ひとつ安定感がなくて落とさないかハラハラしていたのです。
これで安心だわ~(^-^)/
不器用な私は紐を通すことも得意でないので(_ _。)
秘密兵器?をつかってつけていただきました。
藤岡組紐さんは只今、日本橋髙島屋に出展中です (~14日まで)
藤岡潤一さん、藤岡恵子さんと
今回はお母様の藤岡恵子さんもいらっしゃるとお聞きしていたのでお会いできるのを
楽しみにいたしておりました。お美しい方です~(〃∇〃)
パンフレットには高台で組紐を組んでいらっしゃるお写真があるのですが、どちらの
女優さんかと思いましたσ(^_^;)
組紐は球数が多いほど伸縮性があって帯〆としてつかって着崩れしないのだそう。
今度は68玉のものをつかってみたい。
今は細めの帯〆をオーダー中。出来上がりを楽しみにしております♪
【1月8日の装い】東京◇晴れ / 最低気温3℃ 最高気温11℃
外は風が冷たく寒いのですが、百貨店の中は暑くて汗が…
市松に松竹梅文様の小紋に正月飾りの織なごや帯をコーディネート
デザイン化された松竹梅の意匠が可愛いくて格子はモダン。
梅文様の帯あげは加藤萬、矢羽根の帯〆は龍工房
このお正月飾りの帯を松の内の間に何パターンのコーディネートができるか試し中。
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第60回竺仙展へ
1842年(天保13年)創業の江戸の老舗「竺仙」。
初代が仙之助という名前で、背が低かったことで歌舞伎役者の市川左團次に「ちび仙」
とあだ名をつけられたことから、屋号が竺仙になったのだそう。
浴衣のほとんどが無地か絞りだった頃に、江戸小紋の板場と型紙を使って木綿に柄をつける
江戸染め浴衣をつくりだし人気を博します。
初代の仙之助は河竹黙阿弥とも親しかった粋人で、黙阿弥は竺仙のために『古代形新染浴衣』
を書き下ろして上演するなど、歌舞伎の世界にも影響をあたえてきました。
※一般の方に公開している展示会ではございません。
百貨店や呉服屋さんからの紹介もしくは案内状が必要となります。
江戸のゆかたといったら竺仙
今では当たり前のように定着した名称は竺仙が発祥のものがいくつもあるそうです。
木綿地のゆかたですが、単衣のきもののように着て楽しむこともできる「奥州小紋」。
どうして奥州小紋なのか?常々疑問に思っていたのですが、この紬のような野趣に富んだ
味わいある木綿地の風合いが奥州のイメージということで、名づけられたのだそうです。
伝統的な意匠は中形の型紙をつかった引き染めで染められています。
風通しが良くサラリとした着心地の夏の高級ゆかたの「絹紅梅」。
地糸よりも太い糸、または数本の糸を、経糸か緯糸または経緯の両方に一定の間隔で織りこみ、
格子状の畝を表面に浮き立たせた薄手の平織物のことで、勾配織もしくは高配織とも書きます。
この畝が生地を肌に張りつかせず風を通すので着やすいのです。何よりも軽い
紅梅は当て字ですが、こちらを名づけられたのは竺仙さんだそうです
八王子の野口染工場の野口汎先生と野口和彦先生と
両面染めの長板中形の糊置きの実演
6.5mの長板に白生地を張り、型紙を置きヘラで防染糊を置きます。
生地を乾かした後、さらに生地の裏に表の模様とピッタリ重なるように糊をおきます。
長板中形は、糊置き後、藍に何度も浸す浸け染です。
千鳥好きの私、今回は久々に綿絽のゆかたをお願いしました。
綿絽は透け感が強い上に暑いので、きもの代わりにならずあまり着ないのですが、この藍色
なら最近の新素材の肌着をインナーとしたら長襦袢なしで着ても素敵かもとチャレンジ
西村織物さんでは、好みの紫がかった瑠璃色の紗の博多帯を
夏が来るのが楽しみです♪
竺仙の小川文男社長と江戸小紋染め師の浅野栄一先生と
ズラ~っと並ぶ江戸小紋。自分に似合う色を誂えるのは楽しいけれどムズカシイ。
浅野先生におすすめされた色。先生の色選びは理屈抜きで的確でした(ノ゚ο゚)ノ
ラベンダー色はNGカラーと思っておりましたが着こなせるかも。
型彫り師の矢田幸蔵先生による実演
そして、毎年楽しみにしている知念紅型工房のきものと帯。
故知念貞男先生の奥さま、知念初子先生とお孫さんと
お願いしていた知念貞男先生の帯、今月末からの沖縄で着られるかな。里帰り?
木村孝先生と
孝先生からはパワーをいただきました!そしてさまざまなことを教えていただき幸せです。
先生とご一緒させていただくと、年を重ねることは素敵だと実感します
若々しさと美しさもお裾分けしていただきたいですσ(^_^;)
原由美子先生と お会いできて嬉しい~(≧▽≦)
原先生のコーディネートは正統派でいてさりげなく効かせる!オシャレの真髄。
色や柄をぶつかり合いまでを上手~く溶けこませていらっしゃいます。
きもの本来の良さと楽しみ方を良く知る方なんだな~と、いつもスタイリングを
楽しみにみせていただいております。
「きものカンタービレ♪」を知ってくださっていたこと、コーディネートを誉めて
いただいたこと光栄です。
※ >はなこさま、ありがとうございましたm(_ _ )m
会場入口の室礼の日本画は竺仙さんの社員の方が描かれたもの。
隅田川の夜の花火です。蛇の目傘が開いているのが花火なのであえて打ち上がる火のみ
を描かれたそうです。隅田川花火大会の夜をとても上手く演出しています
毎年楽しみにしているお土産でいただく風呂敷。 今年も素敵~
モダンな松竹梅と鶴亀が描かれていました。
※会場内での撮影及びきものカンタービレ♪への掲載は竺仙さまより許可をいただいたものです。
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初場所
遠藤キター☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
初場所初日の珍しい光景
北の湖理事長が休場のため九重親方による協会挨拶
2014年大相撲初場所 初日 at 両国国技館
大相撲初場所初日の幕が開きました
国技館には20軒の相撲茶屋があります。(現在は相撲案内所という情緒のない名前らしい…)
お客さまの多くは十両土俵入りのころから来館するので、まだひっそりしてます。
●入り待ち●
午後になると通用門から幕内力士が入館してきます。
最近は入り待ちする人も増えて寒空の下でもこの賑わい\(゜□゜)/
力士のきもの姿は、番付によっておおよその規定があります。
序の口、序二段は、浴衣かウールのきもの、足袋の着用は許されず素足に下駄。
三段目は足袋の着用は許されませんが、エナメルの雪駄は許されます。
三段目からは、羽織の着用が許されます。
三段目以下は、帯はベンベルグ。博多帯が許されるのは幕下からです。
幕下からは、襟巻、コート、足袋の着用が許されます。
正装である紋付羽織袴の着用が許されるのは十両から。畳敷きの雪駄も許されます。
視覚的に番付を表現することは、向上心を煽る効果もあると思われます。
大関以上になると、車で国技館の車寄せまで横付けして入ってしまうので、入り待ちでみる
ことはできないのですが、鶴竜は大関になってからもここを歩いて入ることがしばしば。
この日も鶴竜は通用門から歩いてきましたヾ(@°▽°@)ノ
入り待ち仲間?の方から「今日は白鵬も来るよ!」とお聞きしたので、
期待して待っていたのですが、残念ながら白鵬は見られず(ノ_-。)
今場所の入り待ちでみた力士のきものは別記事でまとめますφ(.. )
●国技館での軽いお食事●
八角部屋の塩ちゃんこ。美味でした
今場所からオープンした焼きたて屋さん。たこ焼き3つ+ドリンクセットがお得。
寒いと言いつつ、ソフトクリームは食べます!
●協会ご挨拶●
初日と千秋楽には相撲協会理事長が幕内上位の力士を従えての挨拶があります。
北の湖理事長が休場だったため九重親方によるご挨拶でした。
●幕内力士土俵入り●
●横綱土俵入り●
2場所空位だった木村庄之助は昨年の九州場所から。37代木村庄之助です。
●賜盃返還式•優勝旗返還式●
休場の日馬富士に代って師匠の伊勢ヶ濱親方が賜杯と優勝旗を返還。
●優勝額除幕式●
国技館四方には8枚ずつ32枚の優勝額が飾られています。
●年間最優秀賞力士賞•幕内最優秀新人賞の表彰●
2013年の最優秀力士は白鵬、新人賞は遠藤でした
●取組●
綱取りの期待がかかっている稀勢の里。稀勢の里vs豊ノ島戦。
会場中が前のめりになって勝敗の行く末を見守る中…、黒星★
会場中が倒れこみ、ため息が聞こえました(^o^;)
白鵬vs栃煌山 白鵬の勝ち。
●弓取式●
平安時代の相撲節会で左近衛府と右近衛府に分かれて相撲を取り、勝者の立ち合い役が
矢を背負って舞ったのが始まりとされています。
【1月12日の装い】東京◇晴れ(風が冷たい!) / 最低気温1℃ 最高気温10℃
梅文様の絵羽織に千總の梅文様の小紋、宝尽くしと大入の染め帯をコーディネート
帯あげはえり萬、帯〆は龍工房
宝尽くしに大入の染め帯は初場所にピッタリ
大人じゃありません(^_^;)
国技館の見どころ&お楽しみはまだまたあります!
今場所はまだはじまったばかり。あと何回か観戦にいくのでご紹介します。
行司装束もまとめて別記事にて。
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成人の日 / 志ま亀の巻物文様の小紋に正月飾りの帯
松の内は最近は7日までのところが多いようですが、元々は15日までのもの。
都内のホテルでは松の内のお正月飾りがみられます。
昨日は成人の日でしたので、振袖姿の女性がたくさん
女性の第一礼装である振袖。きものの中でもパワーが違います!
若いお嬢さんが着ているというだけで美しいのは当然ですが、やはり良いものですね
古典的で正統派のもの、華やかでかわいらしいもの、それぞれにあった帯結びやヘアが
あるのだな~と妙に感心してみておりました。
きものを着ることが日常であれば、さまざまな装いや着こなしがあるのは当然のこと。
私は正統派の着こなしが好みですが、色んな方がいてこそ衣裳としてきものが今の日本で
普通に受け入れられるものだと思っているので、今時の振袖のお嬢さんもありだと思っています。
私が振袖に袖を通したのは5回ぐらいでしょうか。
若かりし頃、きものに興味がなかったことを今になって残念に思います…σ(^_^;)
成人の日を迎えられた皆さまおめでとうございます。
お写真を撮らせてくださった方々、ありがとうございましたm(_ _ )m
【1月13日の装い】東京◇晴れ / 最低気温4℃ 最高気温8℃
志ま亀の巻物文様の小紋に正月飾りの帯をコーディネート
帯あげ、帯〆は志ま亀
松の内に5パターンのコーディネートをした合わせやすく重宝した帯
縮緬に松竹梅と宝尽くしの刺繍バッグは衿秀の和相庵のもの
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美しいキモノ読者鑑賞会 / 工芸からKOGEIへ at 国立近代美術館工芸館
国立近代美術館工芸館へ。昨日は美しいキモノ主催による読者鑑賞会でした
工芸館は旧近衛師団司令部庁舎として建築され明治洋風煉瓦つくり建築の典型例として
重要無形文化財に指定されています。こういったクラシカルな建造物はきものにあいますね
「日本伝統工芸展60回記念 工芸からKOGEIへ」展が開催中です。(~2月23日まで)
染織作品は前期~1月19日、後期1月21日~と展示替えがあります。
1950年(昭和25年)日本の伝統工芸を残さなければならないという趣旨のもとに制定された
文化財保護法。その後、その技術を保持し体現する人そのものを認定する「重要無形文化財保持者」
という制度が1954年(昭和29年)に定められました。これがいわゆる「人間国宝」です。
人間国宝に認定された方々を中心に日本の伝統工芸の保護育成のために発足された
工芸家の団体が「日本工芸会」です。
美しいキモノの読者の特別鑑賞会は、学芸員の今井陽子先生による染織品の解説と
北陸メディアセンターの制作によるシリーズ北陸の工芸作家「石川の匠たち」というDVDから
友禅の重要無形文化財保持者でいらっしゃる二塚長生先生の制作工程を追いかけてつくられた
『夏去る』の特別鑑賞会がありました。
防染工程のひとつである糸目糊置き。二塚先生はその糸目をデザインとした白上げの技法を追求し、
脇役であった真糊をつかった糊置きによって生まれる線を意匠の主役とした友禅をつくられています。
精神性の高さとその作品づくりの様子は何度みても感動します!
こちらの写真は染織文化講座のもの。染織文化講座講座記録はこちら☆
二塚長生先生と友禅着物「夏去る」 2013年第47回日本伝統工芸染織展出品作です。
学芸員の今井陽子先生による染織作品解説φ(.. )
作品の特徴、そこから得られる印象、木版刷更紗、真糊、型絵染めのそれぞれの防染の違い、
織物の組織の違いなど詳しい解説がありました。
土屋順紀先生の紋紗と昔の紋紗の組織の違い、やっとわかりました!
実際に作品を肉眼で見ながらお聞きする解説はとてもわかりやすい。
今井先生のお話は布の美しさのポイントをわかりやすく教えていただけるものでした
美しいキモノ編集部富川匡子編集長と いつもお世話になっておりますm(_ _ )m
きもの雑誌の読者イベントのお楽しみは、もちろん鑑賞会なら学芸員の先生による作品解説
や鑑賞が主ですが、読者の方々の装いを拝見できるということもあります(-_☆)
きもの好きが集まる場所に着ていく装いを悩まれる方もいらっしゃるようですが、人それぞれです。
式典ではないので、自己満足であろうと自分なりのオシャレを目一杯楽しむということで良い
のではないでしょうか。
私は季節にあった装いとか、その人なりのテーマがチラッと見えると嬉しくなります♪
美しいキモノ2014年春号「きものカンタービレ♪」誌上編では、『美術鑑賞のススメ』を
テーマとしています。
なので、この日の装い(コートの中身)は春号(2月20日発売)をぜひご覧くださいませ(^-^)/
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相撲観戦中
相撲観戦とその後
「Kawaii 日本美術 〜若冲•栖鳳•松園から熊谷守一まで〜」at 山種美術館
山種美術館にて開催中の「Kawaii 日本美術 ~若冲•栖鳳•松園から熊谷守一まで~」へ
(前期 ~2月2日まで 後期 2月4日~3月2日まで)
近年ゆるキャラが大ブームですね。
漫画大国の日本は世界中の人々から愛されるキャラクターを生み出すことが得意、
そして私たちが日常何気なくつかっている可愛い!(Kawaii)という言葉は、いまや
世界中でつかわれる言語となりつつあります。
動物を擬人化した鳥獣戯画は世界最古の漫画といわれていますし、日本人にとっては
ロボットも人型で友達だったり…、(ガンダムはモビルスーツなのでロボットではない)
可愛いものを求め表現していたのは、かなり昔からのようです。
西洋画とくらべると日本画にはユーモアがあるものや「可愛い!」と声に出したくなる作品が
多いとは思っていましたが、この特別展のように「Kawaii」をテーマとして展示されていると、
あらためて、どうして日本が漫画大国となったのか?、わかる気がいたしました。
ユーモア溢れる絵巻物などもありますが、目に入って一目でキュンときたものを。
この犬の上目遣いにいつもノックアウト…。可愛いすぎる
「狗子」西山翠嶂 山種美術館蔵
犬は動物の中でもとくに表情や仕草が豊か。写実的に描かれているのをみるのも楽しい
「親子犬図」狩野永良 静岡県立美術館蔵 ※前期のみ
のぺっとした茶色の質感がとっても鹿らしい~
「鹿」奥村土牛 山種美術館蔵
こちらはホワホワした柔らかそうな毛並みが生まれたての命を感じます
「生」山口華楊
樹の根に佇む木菟が神秘的
「木精」山口華楊
日本の四季の美しさと生き生きした生き物が鮮やかに描かれています
「四季草花花鳥獣図鑑」野崎真一 ※巻替
写真はないのですが、可愛い(≧▽≦)!!っと叫んでしまった2点。
インド象に戯れる子供たちが描かれた、川端龍子の「百子図」
隅っこに佇む少女と枇杷の木の構図がまた可愛い!、奥村土牛の「枇杷と少女」
升目描きの技法で描かれた若冲の「樹花鳥獣図屏風」の展示は後期です!
山種美術館のお楽しみといえば、Cafe椿でのお茶
展覧会の作品にあわせてつくられる青山の菊家さんの生菓子がいただけます。
愛らしい子供の赤い着物と中からチラッとみえる鹿の子の襦袢。ぬいぐるみも可愛い~
「愛児座像」小茂田青樹 山種美術館蔵
↑こちらの絵をモチーフにした「春着」
お抹茶は「初昔」 コクがあるお抹茶で生菓子ととてもよく合います。
こちらの珈琲は京都スマート珈琲のもの。こちらも好き。
山種美術館の美術展の図録はハンドバッグにも入るハンディサイズ。
これぐらいの大きさだと軽いので持ち歩きやすく重宝します
Kawaiiの見どころが吹き出しで書かれているのが面白い!
※美術館展示室内での撮影及びきものカンタービレ♪への掲載は山種美術館さまより
許可をいただいたものです。
美しいキモノ2014年春号「きものカンタービレ♪」誌上編では、『美術鑑賞のススメ』を
テーマとしています。
美術鑑賞をきものコーディネートに生かす!など、きもの好きの方に興味をもっていただける
ページになる予定。←原稿はこれから書きます
この日の装い(コートの中身)は春号(2月20日発売)をぜひご覧くださいませ(^-^)/
ストール留めにつかっているのは、松枝忍の古布デコパージュのブローチ
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