諏訪湖湖畔には素敵な美術館があります♪ サンリツ服部美術館へ
高原に囲まれ湖がありその周りでは精密機械業が盛んということで、かつて諏訪は
「日本のスイス」ともいわれていました。スイスのようといわれたのにはSEIKOがあったから。
サンリツ服部美術館は現セイコーホールディングスの前身である服部時計店の三代目で
ある服部正次とその息子でセイコーエプソン初代社長であった服部一郎のコレクションを
展示するために建てられました。
服部正次は茶人であり数寄者であったため素晴らしい茶道具コレクションが所蔵されています。
奥さまは三共製薬の創業者の方で塩原コレクションも今はこちらにあるのだそう。
「渡来の茶道具 展」が開催中でした
鎌倉時代から江戸時代に日本へ渡ってきた、南宋から明の時代、高麗から朝鮮王朝時代、
そして東南アジアの品々が展示されています。
これらが唐物といわれ室町時代に書院における室礼の形式化とともなって権威化していきます。
中には一国の領地と引き換えになるほどの価値をもつことになるとは、つくった人は想像だに
していなかったでしょうね…(゚ー゚;
唐物茶入の名品と謳われる唐物茄子茶入、銘「紹鴎茄子」も展示されていました。
照りのある何とも深く美しい飴色でムギュン?とした成りをしていました。
武野紹鴎は村田珠光の弟子であり、わび茶を発展させた人。それを完成させたのが千利休と
いわれています。
古染付の向付や祥瑞の茶碗、呉須染付の水指も好みのものがありました。
染付の藍色と少し不揃いな成りがいい。こういったものを鑑賞しているとつかわれる様子を
想像してしまいます。ああ、いいな~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
服部一郎記念室では、シャガールを中心とした西洋絵画が展示。何でも梱包してしまう
美術家クリストの代表作の写真展示もあり中々面白かったです。
こちらの美術館には本阿弥光悦の名品が所蔵されています。
中でも有名なのがこちら。
本阿弥光悦「不二山」 白楽茶碗です。
光悦自身が二つとできぬということから銘をうった名品中の名品。
光悦の娘が嫁ぐ際に振袖(小袖でしょうねえ)残裂に包んだと由来され振袖茶碗ともいわれるそう。
富士山が世界遺産となったので近々展示されるであろうとは思っていたのですが、残念!
今回は展示されていませんでしたが、次回展示の目玉となっています。
湖畔は暑いので涼みに霧ヶ峰へ
標高1820mあるのですが、陽射しが強くて暑い…(*_*)
天空のカフェでランチを
このカフェ、じつは山小屋のテラス席なのです。とっても気に入っていて2日連続(^_^;)
霧ヶ峰の天然水で入れた珈琲も美味ですが、私のお気に入りはラムミルク。
チーズケーキは諏訪の田中屋さんのもの。ここでしか食べられないオリジナルもあります。
シナモントースト。ボルシチもおススメです
この景色が何よりのごちそうっ!なのですが、ココはお味も抜群なのです(≧▽≦)
緑の山の稜線を眺めながらいただくラムミルクは最高です(〃∇〃)
昔、「霧ヶ峰~♪」というサウンドロゴが聴こえてくると涼感が漂う気がしましたが、
霧ヶ峰は天空から遮るものがなく陽射しが強い!でも暑くても空気が澄んでいます。
【8月17日の装い】諏訪◇晴れ(気温は30℃くらいありますが、湿度が低く快適)
濃紺色地杼文様の琉球壁上布に向日葵の染め帯
夏の終わりの向日葵の帯。レースの帯〆は龍工房
夏の高原にもきもの姿はあうと思います('-^*)/
山から諏訪湖と街を見下ろすと諏訪にはやはり神様がいそう。
でも花火大会の雨と雷は酷かったわ~。一生忘れないでしょう(・_・;)
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「渡来の茶道具 展」 at 服部サンリツ美術館 &霧ヶ峰
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