お盆に帰ってきた死者の魂を現世からあの世に送り出す行事のひとつ、灯篭流し
日が落ちると諏訪湖の湖畔に舟から一つづつ灯篭が落とされていきます
供養の読経が朗々と響く中を灯篭が流れ、とても風情があります:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
灯りが揺らめく幽玄の美です
灯篭が流れていく中、打上げられる花火
暴風雨であえなく中断となってしまった諏訪湖祭湖上花火大会と比べると規模は
とても小さいですが、約30分間に2000発の花火があがります。
諏訪湖畔の街の灯りと灯篭と花火
ああ、日本の夏だなあ~♪
デジカメのディズプレイで見ているには惜しい近さなので写真は少なめ
天から白いものが落ちてくるなあと思っていたら…
灰でした。帯についていた灰を落とそうとこすったら黒くなっちゃいました(x_x;)
花火が天から落ちてくる感じ\(゜□゜)/
屋台もたくさんでていました~。夏祭りですね
祭りが終わるころになると灯篭は岸に集まってきます
幻想的な風景に世俗の煩わしさもひととき忘れ、暮れ逝く夏の終わりを楽しみました
灯篭流しは送り火の形のひとつ。
長野県の各御家で行なわれる迎え火と送り火には、「かんば」といわれる白樺の皮を
乾燥させたものをつかうのだそう。
そういえば長野県には白樺の樹がたくさんありますね。
美智子皇后陛下のお印でもあります。 写真は白樺湖にて
これが「かんば」です。 普通にスーパーで売っているのだとか。
この煙にのってご先祖さまはあの世へ還っていくのです。
この辺りの地方では防火のため家の前の道路の排水溝の上で迎え火と送り火をしている
ようです。日が暮れることになると道路沿いで皆さまご家族で送り火をされていました。
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【8月16日の装い】諏訪◇晴れ(標高2000mでも30℃近くありました)
日中は砂色地の琉球壁上布に向日葵の染め帯
夏の終わりに向日葵の染め帯の着納め。
絽の絞りの帯あげは加藤萬、レースの帯〆は龍工房
私は1日に何度かきものを着替えるのが普通なので、旅行中もきものは何枚も持っていきます。
きものは畳めて嵩張らないのでそれでもお洋服よりも荷物になりません。
ですが、バッグは同じもので通しがちになるのでそれにあわせたコーディネートになります。
今回の旅は石垣島のミンサー織のトートバッグにあわせた装いになっています。夏ですしね。
夜は竺仙の菊文様の絹紅梅に博多献上のなごや帯をコーディネート。
雨が降っていた昨夜は水に強い綿紅梅にしましたが、この日は晴れていたので絹紅梅。
この装い、夜のお祭りや屋形船にピッタリだと思ってます
携帯とハンカチぐらいしか入りませんが、竹の持ち手の花火文様の麻のバッグは遊中川
ぞうりは菱屋カレンブロッソのお誂え
若かりし頃はどちらかというと、音楽も美術もファッションも西洋かぶれだったのですが、
きもの好きになってから、日本文化と伝統行事の良さが犇犇とわかるようになりました。
風情ある行事、日本人として大切にしていきたいですね。
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暮れゆく夏の風物詩 / 諏訪湖畔の灯篭流しと花火
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