今年の秋は過ごしやすい~o(^-^)o~と、思っていたら…。
袷への衣更えの日を迎えた翌々日、なんと最高気温が30℃
10月1日の衣更えから、きものは単衣でも、半衿、帯、帯あげは袷仕様にしているので、
薄物では生地の質感のバランスがとれず、単衣の小紋にいたしました。
…が、それでも暑かったです(x_x;)
う~ん、透け感の少ない夏大島や夏結城に博多帯とかなら違和感なかったかも。
【10月3日の装い】東京◇晴れ(湿度61%、ムシムシ)最低気温22℃ 最高気温30℃
染の北川の萩文様の単衣小紋にれえすの花の栗鼠の刺繍帯をコーディネート
鬼シボ縮緬の単衣。身体に沿いやすく好きな生地ですが、30℃では単衣でも暑い
れえすの花の栗鼠と団栗の刺繍帯
栗鼠の毛並みの濃淡がたっぷりとした糸で表現されている秋のお気に入りの帯
縮緬の無地の帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房、根付紐は藤岡組紐、根付は海馬ガラス
バッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソでのお誂え
日傘は遊中川×前原光栄商店
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染織文化講座、丸山伸彦先生のお話は、型による本藍染めの中形と型紙について。
江戸時代の文献と朝田家に伝わる型紙から、小紋と中形の違い、中形と浴衣についてなど。
日本工芸会の松原伸生先生のお話は、長板中形の工程、染めにつかわれる型紙と糊
について、染色方法など。
両面に糊を置いて藍甕に浸け、白場をスカッとだす、長板中形。
私は夏にシャッキリと浴衣として着こなすのが好みです(〃∇〃)
勝手な妄想で、着てみたいと思った作品。主型と消し型の二枚の型紙をつかった長板中形。
しかし、長板中形とは技法の名前であり、木綿地とは限らないとのこと。
松原先生の作品はどこか洗練されていて、単衣のきものとして楽しめそうなものが多いです。
第61回日本伝統工芸展で高松宮賞を受賞された、松原先生の長板中形の作品は
夏大島の生地に染められていました。夏大島の糊置きは大変なのだそう。
こちらは同じ型をつかって両面糊置きされた反物
詳細は、染織文化講座
の講座記録にあげます。こちら☆
※10月中旬までに随時の予定。
松原伸生先生と
工芸会の先生方の中では、若手でいらっしゃいます。受講生の中で美男子だと話題でした!
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染織文化講座の後は、渋谷玉川屋さんにて開催中のや万本遊幾先生の糊置き実演を見学
(~今日までです!)
彩密友禅らしい、髪の毛のところを糊置き中。
ここは糸目糊が白いと白髪のようになってしまうので黒を混ぜた灰色の糊を置くのだそう。
糸目糊の色は4色使い分けていらっしゃいました。
髪の毛は毛先に向けて糊をひいていくので、逆さまから糊置き。
私も彩密友禅に挑戦!? ←裏紙にひいただけ
あぅ…、出だしの糊がぼてっとし、線はニョロニョロ(°д°;)
緩やかソバージュになってしまぅ。
奥のまっすぐな3本の線はや万本先生、手前のニョロニョロが私がひいた糊。
長板中形の両面糊置き、友禅の糸目糊置き、
どちらも素晴らしい技法。
う~ん、知れば知るほど、学べば学ぶほどに着てみたくなる…:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
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染の北川の萩文様の単衣小紋にれえすの花の栗鼠の刺繍帯 / 染織文化講座 &や万本遊幾実演
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