記事が遡ります…。
「大使、大使夫人による10カ国のガーデニング」ガラディナー
の前に、
ホテルオークラの近くにある、菊池寛実記念 智美術館へ
パーティーの前なので、ぞろっとした訪問着で美術館鑑賞(^_^;)
現代陶芸の素晴らしいコレクションが所蔵されている美術館です。
菊池寛美(きくちかんじつ)という人は、あまり表にでてきませんが、戦後の
三大億万長者のひとりともいわれ、石炭王であり投資家だったようです。
菊池寛実の娘である菊池智さんは現代陶芸のコレクターであり、陶芸家の支援家。
菊池寛実ゆかりの虎ノ門の地に2003年にこの美術館を創設されました。
「藤本能道 ~色絵に生きる~」展が開催中(~6月29日まで)
色絵磁器の重要無形文化財保持者(人間国宝)の藤本能道(ふじもとよしみち)。
富本憲吉の助手をつとめつつ九谷焼の色絵技法を習得したとありましたが、如何にも
つくられた磁器という感じがしない…、繊細な日本画のようです。私好み~
陶磁器の世界でありがちな古典的な摸倣的文様でなく、自分の眼で捉えた鳥の姿を
絵皿に写し出している作品群。
そして、その表現のために釉薬の開発と研究が重ねられたことがうかがえます。
色絵 鴨之図四角筥
草白釉 釉描色絵金彩 翡翠図六角筥
梅白釉 釉描色絵金彩 鴉落葉図扁壺
釉描加彩 樹陰宿鴉図四角筥
雪白釉 五位鷺図扁壺
草白釉 色絵金銀彩 木乃葉ずく文八角筥
色絵十二角皿 より
霜白釉 釉描色絵金彩 花鳥図四角大皿
美術館のつくりもですが、展示の仕方にも、とことん美意識の高さが感じられました。
※展示室内の撮影及び掲載は美術館の許可をいただいたものです。
そして、こちらには超穴場のフレンチレストラン「ヴォワ•ラクテ」が 併設されています。
ヴォワ•ラクテとは、天の川のこと。天井には星空が煌めいているのです。
この日のホテルオークラはごった返していたのでこちらに来て大正解。
ランチタイムは終わっていたのですがゆっくりとお茶を楽しみました♪
こちらのクレープシュゼットがお気に入りなのです(〃∇〃)
隣接する大正時代の西洋館。
ティファニーのステンドグラスをはじめ貴重な調度品で飾られた館内は、展覧会会期中に
限定公開されている日があります。
都会のど真ん中にある美術館ですが、美意識の高さが隅々まで行き届いた非日常空間。
人の喧噪からフッと離れたくなったらおすすめの超穴場スポットですね
きもので訪れるにもピッタリです。
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
↧
「藤本能道 〜色絵に生きる〜 展」at 菊池寛実記念 智美術館
↧