雨の色にこだわってお誂えした、増井一平先生の「雨音」小紋です♪
朝日新聞2008年6月8日付天声人語で紹介された鏑木清方の随筆の一節
「糸のような春の雨には茅ぶきの屋根が似合う。そして、急な雨なら瓦屋根がいい。
夏の夕立など茅屋根では折角の力が抜けて面白くない。急がるる仕事もなく、
訪ないくる人もなき閑日の昼下がり、真昼の雨のこまやかなるもよし。」
型彫り師の増井一平先生が、この随筆から思いつき、ショパンのソナタの譜面から
写して彫り上げた「雨音」
雨らしい青の色にこだわって、小林義一先生に染めていただきました。
生地選び、色選び、小林染芸さんへ / 増井一平「雨音」お誂え その1
小林染芸さんにて / 江戸小紋の工程、地張り~型つけ / 増井一平「雨音」お誂え その2
お誂えの醍醐味 江戸小紋の色選び / 増井一平「雨音」その3
生地は赤城の座繰り糸をつかって織りあげられたもの。独特の光沢感があります。
雨の色にこだわってつくったので、初おろしは雨の日のクラシックコンサート
10年目を迎えたラ•フォル•ジュルネ•オ•ジャパン♪
フランスの熱狂の日の日本版で毎年ゴールデンウィークに開催されます。
期間中は朝から晩までどこかで音楽のイベントがあるお祭りです。
感動したのは、急遽代役でラフマニノフのピアコン3番を演奏したフランスの若手ピアニスト、
レミ•ジュニエ。繊細で丁寧な演奏でいくところはいく大胆さもあり(若いから?)、表現力が豊か。
素晴らしかったです
夜はこちらへ。
端午の節句らしい目にも美味しい会席料理でした。
【5月5日の装い】雨のち晴れ(肌寒い…) / 最低気温17℃ 最高気温21℃
増井一平の雨音の江戸小紋に龍村美術織物の鳥の織なごや帯をコーディネート
帯あげは京都きねや、帯〆は五嶋組紐
この龍村の帯が色合いもピッタリあって嬉しい~(〃∇〃)
バッグはRADLEY、雨傘はHANWAY、ぞうりは菱屋カレンブロッソ
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