きものを着ていると、「涼しそうですね~」といっていただけること多いです。
実際問題、お洋服でも暑いときは暑いので、身八つ口や袖、衣紋から風が抜けるきものは
日差しからも冷房からも身体を保護してくれて、涼しい…、とまでは申しませんが、さほど
暑くはありません。問題は、汗をかいたときのお手入れの問題でしょう。
上布という名前がつけられていますが、琉球壁上布は麻ではなく絹100%
水洗いすることはできませんので、汗をかいたところには霧吹きし、乾いたガーゼタオルに
水ごと移し込むお手入れをしています。
詳しくはこちらに → ご質問にお答えします【第4回】きものの汗抜き
先日のコーディネート覚書をまとめちゃいますφ(.. )
【7月11日の装い】結城◇晴れ(暑かった!) / 最低気温23℃ 最高気温33℃
琉球壁上布に海の生き物の染めと刺繍の麻の帯をコーディネート
絞りの帯あげは京都きねや、レースの帯〆は龍工房
紗の籠のバッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソ
【7月12日の装い】東京◇晴れ(猛暑です!) / 最低気温28℃ 最高気温35℃
ピンク色の琉球壁上布に鵜の描かれた麻の染め帯をコーディネート。
絽縮緬の帯あげは渡敬、レースの帯〆は龍工房
籠バッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソのお誂え
【7月13日の装い】東京◇晴れ(猛暑です!) / 最低気温28℃ 最高気温34℃
琉球壁上布に向日葵の染めの紗の帯
絞りの帯あげは京都きねや、レースの帯〆は龍工房
籠バッグは松枝忍、ぞうりは菱屋カレンブロッソの花緒サンダル
越後上布や小千谷縮のほうが涼しくお手入れも楽なのですが、琉球壁上布は身体に沿って
嵩高にならず、絹の透け感が多少よそいき感をだしてくれます。
きものの着心地はやはり着てみないとわかりません。
着てみたい素材のきものがたくさんあるというのは、楽しみがあって良いものですが、
そのきものが後継者がいなくなってつくられなくなってしまうのは困ります。
気長に揃えていきたいのですが、間に合うかしらっと心配(ノ_・。)
きものを着る人がいなければ、後継者不足の連鎖はきものが消えてしまうまでつづいてしまいます。
私たちは日本人ですもの、きもの好きの皆さま、夏は見た目だけでも涼やかにきものを着ましょう!
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琉球壁上布の3日間のコーディネート覚書をまとめ
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