外出自粛で籠城中+ぎっくり腰で巣ごもり中 この機会にじっくりとと思って、はじめは心の畑を耕してくれるような重めのものを読んでいたのですが、緊急事態宣言の延長がつづき、鬱屈した気分になってしまったので、心が深みに嵌まりすぎぬように、サクッと読めるオトナ恋愛小説を読み返してみた。 着物の描写がでてくる小説は多々ありますが、立原正秋と渡辺淳一は、纏う着物の産地の特性までもが情感にそって書かれていて、今読み返すと、本塩沢のシボであったり、結城紬のふわっとした暖かさだったり、越後上布や能登上布の涼やかさが、体感と結びつくだけにゾクゾ続きをみる
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