「織三蹟」展 「おび弘」at 代官山ヒルサイドテラスE棟ロビー
のつづき(^-^)/
安政年間創業の「帯屋捨松」
かつて西陣には徳田義三という図案家の方がいらっしゃいました。その方の考案した意匠は
素晴らしくて、作品集をみるだけでもウットリ その流れを受け継いでいるのが帯屋捨松です。
帯屋捨松7代目木村博之社長
飾られていた振袖は社長の妹さんが成人式でお召しになられたもの。素敵!
紗の上から糊を置く技法をつかって描かれている今ではほとんど見られない技法なのだそう。
気が遠くなるような時間をかけて織りあげられる作品群は美術品のよう。
こちら! ドストライク(〃∇〃)
古代エジプトの首飾りをデザインしたこの帯も色づかいが何とも上品。
「織楽浅野」
お櫃の台に料紙。その上に帯が展示されています。
平面の中に様々な技法を凝らした美意識「装飾料紙とかなの美しさが和様の美」とのこと。
徳川美術館所蔵の名物裂「金海黄」を見た浅野さんは、衝撃を受け織物のイメージを手帳に
メモし記憶とともに持ち帰り、新しいジャガードを用いて織りあげたのだそう。
経糸の本数を増やして色の与える深みを表現。
レオナール•フジタの乳白色の肌の秘密は和光堂のシッカロールということが近年判明して
います。そのイメージを織りあげると…。
装飾料紙の二次表現、その美を表現。ただ美しいだけでなく独特の陰影があります。
浅野裕尚社長と
はじめてお話させていただきました。色と質感にとても拘りをもっていらっしゃる!
さまざまなものに真摯に向かいその陰影を織りあげる探究心、素晴らしい~。
平安の三蹟は後世に多大な影響を残しますが、平成の織三蹟も確かな技を伝承しつつ
新しいものを取り入れ、さらに次世代へとつづく美の織り道を残してくれそうです。
とても良いものを見せていただきました!
ありがとうございましたm(_ _ )m
今週末は展示会ラッシュです。果たしていくついけるかしらん…(゚_゚i)
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「織三蹟」展 「帯屋捨松」「織楽浅野」at 代官山ヒルサイドテラスC棟ギャラリー
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